九月十二日 火曜
天氣 晴
起床 五時三〇分
就床 八時二七分

朝礼の時 校長先生奥田先生より「今日から薙刀を習ふ」事についてお話がありました
お晝休みに通學靴と運動靴とを持つて運 ....
八月三十日 水曜
天氣 晴
起床 六時〇分
就床 九時五三分

今日の作業は河原へ行つて石を取つて来る事でした
篠塚さんと一緒に行きました
今日は何時もより余計疲れたやうでした

 ....
俺は歯医者に通うぜ










俺はやまもと歯科に通うぜ












俺はいつもやまもと歯科に通うぜ

 ....
離婚して

ゴメンとかってゆわれても

別にええよて









 ....
八月二十一日 月曜
天氣 曇
起床 五時五分
就床 八時二〇分

朝 學校へ行つてお友達の後藤たか子さんと西田しげさんのお父さんが亡くなられたと聞いてびつくりしました
今日は作業は無しで ....
世界はコロナを憎んでいるけれど

僕らはコロナウイルスの野郎には

実は大いなる借りがあって











これは大きな声じゃ言えな ....
八月十四日 月曜
天氣 晴
起床 六時三分
就床 十時二七分

朝早く起きて又丸へ行つた
お供物を持つて叔母さんと昌子ちやんのお墓へお參りした
昌子ちやんは此の間 はやてで死んだ四 ....
あの









夏休みの図書館で






 ....
「通俗水滸伝豪傑百八人之壱人」に

「短冥次郎阮小吾」という

絵があるんだ ....
黒く青く
常に雨に濡れたように光っていて
羽毛のように頼り無く
且つ世界を
力業で一息に引きずり込み
呑み込む程に暗く重い


そんなお前の闇をお前は
 ....
八月六日 日曜
天氣 雨
起床 六時〇分
就床 十時二七分

四時頃目をさましたら雨が降つてゐたのでラヂオ体操は無いだろうと思つて寢たら朝起きるのがとてもおそくなつた
二階の大掃除を ....
結婚が決まったと言った
俺は
何だよそっちが本題かよと
急に興醒めて
来週火曜から又
京都市左京区の吉田の
研究所に戻って
ラット共を大量に殺戮して
薬を作る仕事に
戻るのが急に ....
七月二十七日 木曜
天氣 晴
起床 五時三分
就床 九時三〇分

今日は寄宿舎や下宿に居られるお友達が家へ歸られるので吉野さんも淺田さんもとてもうれしさうでした
宿題の紙や夏休みの鍛 ....
街は闇を内包していて





俺やお前みたいな



サブカル好きの


予定調和嫌いは




そっちに心を奪われがちだ ....
俺の高校は運良く鴨川のど真ん中にあって

学校終わりに徒歩で

梶井基次郎が檸檬を買った果物屋に行けた

そこで本当に檸檬を買って

実際に丸善に爆弾を置きはせ ....
七月二十一日 金曜
天氣 晴
起床 五時三〇分
就床 十時二七分

いよ〳〵今日から勤勞奉仕である
七時集合なので早く行く
私達の今日の仕事は芝生を移しかへることと土を運ぶことでし ....
「自分に嘘をつくな」



という常套句がある





ずいぶん使い古された言葉だが






決して蔑ろにしては ....
七月十二日 水曜
天氣 曇
起床 五時三七分
就床 十一時二〇分

放課後大掃除
長谷神社のお掃除をする
今日も又 晝前五限でお晝からはなしでした
今夜は燈火管制でもないのでよく ....
いわゆる「水急不流月」












禅語だ









川だろうか
河だろうか

とにかく流 ....
七月二日 日曜
天氣 晴
起床 六時三〇分
就床 十時二九分

朝 総田さん達と一緒に學校へ行く
一回練習してからかへる
洋服を洗濯するやうに水にひたす
妹達と昆虫を採集に行く
晝 ....
俺は胡散臭いからSDGsとか何とかは嫌いだ理屈は分かるが数十年先の話を今されても危機の尻馬に乗って危機を煽って上前を掠め取ろうとするような詐欺師と本当に本当の未来を本当に憂いている本物の賢人を冷静に見 .... 六月二十五日 日曜
天氣 雨
起床 六時二分
就床 十一時二分

朝遅く起きた
お勅語を書いたがなか〳〵うまくかけない
とう〳〵かけず終ひになつた
篠塚さんと一緒に行つて裁縫をする
 ....
ドイツ人がユダヤ人の商店を夜中に襲い
割られたショーウインドウの
破片が
舗道に散らばり
月明かりにキラキラと
輝いていたのが印象的で
その夜の出来事は
「水晶の夜」と名付けられた
 ....
六月十九日 月曜
天氣 晴
起床 五時二〇分
就床 十時五〇分

体操の代りに数學がありました
放課後は園藝をして げきの練習をしました
夜はとてもだるいので何もしないで寢ました
先 ....
夜に観る紫陽花はいいものだ
紫陽花って分かるか?
あじさいと読む花だ
ちょうど今のような
梅雨の時期に見頃を迎える花だ
桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿という言葉があるが
紫陽花を買う馬鹿という言葉 ....
六月十二日 月曜
天氣 晴
起床 六時二分
就床 十時三〇分

朝行つて温室の中へ蛙を見に行つたらまだ居たので好かつた
時間割變更がある
作文は「歌から文へ」を清書する
作操の代りに ....
六月五日 月曜
天氣 晴
起床 五時三分
就床 十一時二〇分

理科は蛙を見て畫を書きました
作文はこの前つくつた短歌の中 上手なのを十首ばかり讀まれました
そして有名な人の短歌を作文 ....
五月二十九日 月曜
天氣 晴
起床 五時十分
就床 十二時三分

一限 國語自習 二限 試驗 三限 理科自習 四限 試驗
朝礼教室
島先生のお話がある



五月三十日 火 ....
右手には
右手の法や
咎があり
左の手にも
彼の日々がある










黒澤と
タランティーノの
 ....
呑む夜は

思い出野郎Aチーム


音楽だけが


世界を救う




















 ....
TAT(869)
タイトル カテゴリ Point 日付
女學生日記 三十二散文(批評 ...022/9/20 20:07
女學生日記 三十一散文(批評 ...022/9/13 18:07
俺と歯医者のブルース自由詩222/9/12 12:41
片親讃歌短歌2*22/9/3 23:56
女學生日記 三十散文(批評 ...022/8/30 7:55
分厚い遮光カーテンの/偶然の隙間から/射し込んできた光は自由詩122/8/28 3:20
女學生日記 二十九散文(批評 ...022/8/21 15:40
読書感想文自由詩1*22/8/17 21:47
天野屋利兵衛は男でござる自由詩1*22/8/16 17:20
オリジン弁当自由詩022/8/15 16:35
女學生日記 二十八散文(批評 ...022/8/14 0:45
フジロックで君は自由詩122/8/7 21:58
女學生日記 二十七散文(批評 ...022/8/6 19:07
シティライツ自由詩222/8/4 21:24
蓄音機を聴かせて貰ひにわざわざ出かけて行つても自由詩322/7/30 13:04
女學生日記 二十六散文(批評 ...122/7/27 7:21
この線から上が空で下が海自由詩122/7/23 21:45
女學生日記 二十五散文(批評 ...022/7/21 7:07
水 急にして月を流さず自由詩322/7/16 21:20
女學生日記 二十四散文(批評 ...022/7/12 8:26
JUNK BOX自由詩122/7/10 16:29
女學生日記 二十三散文(批評 ...022/7/3 16:17
クリスタル・ナハト自由詩122/6/29 8:53
女學生日記 二十二散文(批評 ...022/6/25 22:39
Flowers自由詩022/6/22 21:47
女學生日記 二十一散文(批評 ...022/6/19 9:50
女學生日記 二十散文(批評 ...022/6/11 23:19
女學生日記 十九散文(批評 ...022/6/5 18:23
無題短歌122/6/4 18:12
踊る日は踊れ短歌022/5/29 18:43

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