星を数えに行こう。
宇宙の果てを宇宙船で旅をする。
君と二人、花を敷き詰めたベッドの上で愛し合う。
例え宇宙の誰が死んでも、
何時までも、何時までも。
蓄えと燃料が無くなるまで。
辿り着か ....
トランキライザー常用。
薬無しじゃ僕は夢を見ているだけで自殺してしまう。
僕は全ての類のドラッグが嫌いだ。
病気じゃない狂気が欲しかっただけ。

病院送りの犯罪者。
精神鑑定された犯罪者。 ....
チェインソーで切り刻まれましょう。
血が泡の様に吹き出す。
チェインソーで切り刻まれましょう。
ハードコアの申し子。

チェインソーで切り刻まれましょう。
高速エスカレーターに乗ろう。
 ....
先生、教えて。
僕等、拒む棘を舐め合ってる。

先生、教えて。
幼さ故に、ナイフを抜き差してる。

先生、教えて。
美しい、夜と夕方の境界を。

先生、教えて。
深い夜の色の邪さを ....
「僕はナルシス。自分の美に溺れ、禁断の愛で肺を満たす。」

僕はナルシス。
少女の僕に夢中。

水面に映る姿に口吻。
細く長い腕を愛撫。
目と目を見合わせる。
もっと深い所へ……。
 ....
降り注ぐ雨の中、君に夢中……。

広大な砂漠の中、
君の涙を飲み干した。
僕等は星の旅人、
瓦礫の中水を求め彷徨う。

世界が儚く輝いたとしても、
君の為、生きてきたと、
目を閉じれ ....
ジーン、生まれた事が犯した罪ならば、
ジザベル、今直ぐに僕を犯して欲しい。
僕等が同じ性で無ければ……。
僕等が兄弟で無ければ……。

僕の拳の臭いさえ愛おしく感じて。
赤く染まる君の頬を ....
星が瞬く静寂に、君と二人手を繋いで、
嘘の様な静寂に、君と二人眠りに落ちて、

暗闇の中で、僕が探してる星の思い出を。
混沌の中で、僕が探してる君の思い出を。

繋いだ手、離さずに、静かに ....
目が覚めると、またあの頃の夢でした。
そうね、ちょっと歪んでいるけれど、
僕が、居ました。
皆、居ました。
まどろっこしい試験なんて受けて、
腹が寂しがって泣いていました。
僕は恥ずかしさ ....
―アレ?どうしたの?こんな遅くに。
―僕?僕はちょっと忘れ物をしたんだ。
―もしかして君も?……そう……。
―早くココを出なきゃ守衛さんに怒られちゃうね。
―ねぇ、見つかった?早く行かなきゃ危 ....
潔癖性、禁じられた遊び、肉体と精神の同化、中性的な性愛者、同化する君と僕、一つに溶け合う。
千切れた吐息、君が恋しい。
君は背徳の罪を背負い、僕の唇をピンク色に染める。
鮮やかに彩られた僕は君の ....
自転車で風を突き抜けていく。
何時も変わらないあの道は、
今日も忙しそうに回っていた。
春の風が吹いて、
土の香りがする道。
この道を通る度、
下らない話に笑ったり、
耐えきれない何か背 ....
涙、君が居た夢の中。
目が覚めると、昨日と同じ夜中の2時。
思い出に縋って泣いていたんだ。
眠れない、夜。
きっと僕は君に成りたかったんだ。

無情な日々の年月は僕にとっては短過ぎて、
 ....
「彼女と意外な形で再会した。
変わり果てた彼女。
だが前と変わらぬ面影を残していた。
彼女を縛る物はもう何も無い。
ずっとこんな日が来るのを待っていたのかも知れない。
僕はそう思い込み、そし ....
目に見える光を求めて、
街を彷徨って居たら、
何時の間にか此処に来てしまったんだ。
左目隠した僕は、
街灯の下、君の影が伸びているのに気が付かなかった。
人形抱いた君の冷たい目が、
何か言 ....
桜、桜、僕が僕で有る内に願いを聞いてくれませんか?
桜、桜、僕があの場所から出るまで散らないで居てくれますか?
でも、もうお別れです。
出掛けるなら傘を忘れないで下さい。
この頃雲行きがあやし ....
黒いアイシャドウ。
ピンク色の口紅を塗って、
少し時間を掛けて、
髪の手入れをしている。
今日の為に選んだ服を着て、
何度も何度も鏡の中で悩むんだ。
なかなか外に出られなくて、
だけど、 ....
御願いです、もっとガラスを下さい。
思い出の中の君をガラスに閉じこめるから……。
僕だけの君を、下さい。
ガラス色した君を。

御願いです、もっともっとガラスを下さい。
思い出の中の君を忘 ....
月の粉を飲もう……。
核分裂、精神分裂。
月の光を浴びよう……。
ブラックライト、白く染まる肌。

左右一翼だけの、気の狂れた天使が、山羊の首を取り合いながら神に捧げる。
神はその風景を二 ....
何時かは恋も、欲望に歪んでしまう。
甘い熱に喘いだ……夢から覚めた時、儚さを知り、
君を思うが故、僕は自傷的なシニカルに微笑う……。

僕の世界、君のカケラばかり集めた。
ホンモノの君を見る ....
音を立てて列車が揺れる。
衰弱しきった僕は不眠症。
僕の隣には幸せそうに眠る君が。
幻想列車は今日も揺れています。

行き先の当ては無く、
鬱屈した乗客達が、
欠伸をかいて眠っている。
 ....
おはよう。アインシュタイン。
貴方が恐れていた通りの終わりが今、やってくるよ。
良い朝さ。きっと良い日になるよ。
僕等は神の体内に巣食ったウイルスだったのかも知れない。

自然を使う事を覚え ....
ある晴れた夏の日、
太陽の日差しに照らされ、体を焦がす。
そうだ、君と約束していたんだ。
慌てる様に君の待つ場所へ僕は急ぐ。

学校はもう終わっていて、
僕等は夢に帰らなくちゃ。
君が自 ....
突然降り出した、
ガラス色の雨。
失恋の涙にも似た、
ガラス色の雨。

梅雨の終わりに降り出した、
ガラス細工の雨。
雲というガラスが砕けた、
ガラス細工の雨。

傘を差している背 ....
懐かしい夢を見たよ。あの頃の夢さ。
そうさ、君が居て、僕が居て、皆が……、居た頃。
君は何時でも夢の中では可愛くて。
……夢から覚めると、疲労感と、僕を失う。
何時も夢から覚めると弱い自分が嫌 ....
七夕の0時に叶いもしない夢を見るのさ。
描くストーリーが全て終わってしまったのだから。
甘い錯乱に塗れた僕が夢見る夢は、
僕と君が結ばれる遠い遠い星の輪廻。

霞んだ睡眠の中で、僕等は一瞬だ ....
公園のブランコを漕いで、孤独に世界が終わる事を望んでいた、1993年の公園の少年。
全て過去に成ってしまうと悟り、何時からか終わるべき終わりに向けて歩き始める。

少年はやがて大人に成り、公園に ....
星が涙を零す夜。
僕等は知ってしまう、全ての後悔と絶望。
そして、全てを手放してしまう。
思い出を、トランクに詰めて。

星が楕円を描く夜。
僕等はまた過ちを繰り返す、全ての後悔と絶望。
 ....
握り締めた白い手が、少しだけ温まる。
僕は眠る事無く、君を見守り続ける。
そして、愛していると呟く。
その言葉は誰にも聴かれる事は無い。

古ぼけた時計が、塵を掃き出す。
僕は大量の薬を飲 ....
雅寛(29)
タイトル カテゴリ Point 日付
星を見送る歌自由詩116/4/12 8:28
devils in the mad house.自由詩013/8/22 22:23
チェインソー自由詩113/7/24 20:09
塗り潰せ自由詩213/4/9 22:29
ナルシス自由詩113/3/3 22:35
World's end's rain.自由詩112/8/14 23:17
ジーンとジザベル自由詩112/7/21 11:41
静寂自由詩112/7/12 19:39
追悼自由詩112/6/23 20:34
永遠の少女自由詩012/6/13 3:49
Vampire.自由詩112/6/1 23:08
あの頃の風と、風の匂いと、サヨナラした思い出に宛てた生きてる ...自由詩112/5/24 8:03
カーテン越しに見える太陽の光がいつもより明るく見えた朝自由詩012/5/5 8:55
狂った僕と優しく眠る君自由詩012/4/22 10:57
街灯自由詩112/4/5 1:25
桜と、春の夢。自由詩012/3/22 22:13
鬱病患者のブランコ自由詩1*12/3/2 9:11
ガラス細工の君自由詩112/2/27 21:10
nuclear drug.自由詩112/1/7 14:32
ストーブと広がる世界自由詩0*11/12/29 11:29
幻想列車自由詩011/12/12 22:08
流星群自由詩4*11/12/6 7:11
自転車、僕が手のひら一杯に握れる程度の永遠と、白夜。自由詩011/11/16 11:44
particle glass rain.自由詩111/11/4 0:16
イカルス自由詩011/10/8 9:08
星の見る夢自由詩011/10/3 23:34
(Wait in the park:)自由詩011/9/30 22:39
星霜の輪廻。自由詩411/9/26 20:02
吸血姫とネクロフィリア自由詩111/9/23 3:51

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