わからないという虫を
見てみぬ振りをして
僕の中で放っておいた

奴等
増殖し巨大化し
脳の子葉を穴ぼこにした

食べ後からは
血と膿がにじみ
葉脈の鼓動は
カラスの鳴き声になっ ....
部屋を汚してしまうからって
こんな変な服を着せられて

助けてください
誰か助けてください
おトイレに行かせて下さい

お願いです
誰かお願いです
この服を取り外して
私を
おト ....
俺の彼女は齢100歳
アナルに赤いルージュをひいている
パンティを裏返すとキスマークがあり
血だかウンチだか茶色いシミの縦筋もある
強く抱くと薄い皮膚が剥離してしまうので
やばい部分にはサポ ....
長い針が真横になって
短い針がますます短くなって
まもなく11時になります
いち
じゅう
せん時28分は
時計が砂になって溶けます
それからは35分毎に
針が地べたを歩きます
赤い汗 ....
先生のために歴史の敗ける北を食べて貼られています
よく海外の興味の事の募集をしていたのがあった
それは日本人の並べる資格で決裂する不利な条件
まるで責任に長い間続く性を授与していません
両者と ....
僕はどうしたと言うのだろう
誰もが帰宅した夜の事務所
好きなOLさんのいすに座り
彼女のカーディガンを匂いながら果てた

その後始末のティッシュの処理を
思い出せないでいる
ちゃんとトイ ....
ねえみんな
ピロリ菌って知ってる

ドリルみたいな頭でグリグリ
胃粘膜を突き刺して犯す
イカみたいな形の病原菌なんだ

昭和ガメラシリーズの
「バイラス」
イメージしてもらえばいいか ....
君たちはペット飼ってる?
俺は飼っているよ

君たちのはどうせ
犬とか猫とか
せいぜい鳥ぐらいでしょ

俺のは凄いぜ

俺の直腸の鍾乳洞には
コウモリなんていやしない
カンジタの ....
液体状の大小の便と
血でパンパンに膨らんだ
使用済みの老人用オムツを
2枚重ねにした青いゴミ袋に詰め込んだ
周りに人がいないことを確認して
俺はその中に頭を突っ込んだ

ブーン
ブーン ....
死体をぎっしり詰めた
冷凍庫の扉を開けると
数え切れないほどの凍えた魂が
僕たちの町に飛び出して来た

本当に長い間
カチンコチンに
凍らされていたので
ほとんどの魂は
重度の認知症 ....
両方の義眼をはずすと
タンチョウ鶴の嘴と
ヘビが飛び出す仕組みの
私はカフェの看板ゾンビだ

注文を聞きながら
お客さんの首筋に噛み付いたのは
失血性の毒を持つヘビ
血清は鶴の嘴にある ....
のど飴を 噛み砕く音 花火かな 「パパ、パパ」とすがる息子に「怖くなり家を出た」 元気が出ないので
単四電池を?っポン飲み込んだ
胃が重くなっただけでした
それでは今度は
単三電池を?っポン飲んだ
胃が痛くなっただけでした
とどめとばかりに
単一電池を?っポン飲みまし ....
熟れた無花果の断面の様な物を
薄いペーパーが上から包み込む
白いセラミックの器に渦が起き
空気の擦れる音を残して消える
暗い夜のパイプを下って
鰐のいる河へと流れていく
常春の黒い河へと
 ....
少しの頭痛がある
メロン色のカーテンに仕切られた世界で
アサガオのめしべの形の女の顔が咲いていた
少々うるさいのだけど
黙るのは僕のほうだ
なぜならば僕はこの世界にイソウロウをしているから
 ....
大地に根付いた気持ち
風が吹いても揺るがない
ただその花は静かに
プロペラのぺタルを
廻しはじめる
プログラミングの春
訪れる僅かの誤差
神々との約束は
更新されていく
色の匂い
沈黙の微粒子が
ソーダ水のようにはじける
僕の部屋の夕暮れ
音楽も聴かず
テレビも見ず
ソファに座っていた
LEDの電灯は
人の気配に感応して
点灯するのだが
やがて
ぼんやりと消 ....
毛穴から笑顔が染み出すように
庭にチューリップの芽が出ていた

間引いたらきっと良いチューリップ

だけど自然のあり方は
ギュウギュウと窮屈なのだから
そのままにしておくよ

群生す ....
私の母親の悲しみは(凍える滝に沈み、また溶け出す)
芽の中に生きる木と歌‥‥‥‥その回転の中で生きている‥‥万物の輪を拡張すること、[曲げる]こと‥‥母の影帽子は‥‥リリースされ‥‥始められる

 ....
一日の仕事を終え
重たい瞼を閉じると
学生だった頃に
顕微鏡で見たことのある
輪切りにした脳の細胞
・・のような原野に
無数のプラナリアが蠢いていた
その隙間を油の泡が
虹色に発酵して ....
全くいつものように
ポエム勢いランキングをROM
炎のセンテンスに出合う

「お前この時代の坂本竜馬になれ。」

あの方が書き込まれた

「中国の面子なにより、尖閣諸島の領有権放棄、
 ....
ギザギザの鋏が切り分ける
夕暮れ時の空と山を
営業車に乗って
ただぼんやありと見ていたら
早く家に直帰して
キッチンに立つ妻を
背後から抱きしめたくなった

フロントガラスの映像が
 ....
夜の黒い光を浴びながら
僕は街を歩いている
背後から人の気配がする
ナイフを持っている
いっきに近づいてくる
走るべきだろうか

夜の黒い光が覆っている
街を僕は歩いている
背後に二 ....
濡れた暗闇を放射する
硬くて厚い椿の葉群
静かな時間になって
森の奥へと僕を誘う

ポトリポトリ
夜の壁から剥がれる様に
甘い紅白の花が落ちる
落ち続けて
踏まれ続けた花は
乱れる ....
重たい道路のざらつきを
コルクのタイヤで拾う時
揺れてぶれて
あなたは
この街のゴーストになる

気をつけないと
左に
教習場で習ったとおりに
左に
自然に寄ってしまうから
縁石 ....
小春日和と言う日和に
薄青い水溶液をたたえた
フラスコの底で佇む
そんな僕がいました

誰かが揺すれば
僕も揺れる
ボクもボクもと
コロコロと音を立てて

見あげれば空の海面から
 ....
待ち呆け

待ち呆け

主せっくす野良が好き

そこへ悪魔が湧いてきて

プカリ吐き出す時の猫

今日は今日はで待ち呆け

明日は明日はで森久美子

牛島ちまき昨日猫

 ....
4:5と悪霊。
「あなたの脚は与えられないかもしれません、手に支援される-- ]
--"(カーブ)-- 1つ、石--
4:6の頂上でセット
彼は神の子ども
「--リーダーシップにふ ....
無、臆病なもの、自然(罪人、不快な殺害者)。
-- 不道徳‥‥魔術師
-- ああ!魔術師 -- 目的「--医学はさらにチェックされる。
崇拝者}、嘘つき
火と硫黄で暑くなり、永遠の死である湖に ....
和田カマリ(217)
タイトル カテゴリ Point 日付
椰子の実自由詩2*15/7/9 15:35
夜をつなぐ自由詩1*15/6/3 10:10
世界最高齢の彼女自由詩015/4/2 17:38
イレヴン オ’クロック自由詩0*14/12/10 16:09
チェス自由詩1*14/11/28 18:04
ホムンクルス自由詩5+*14/10/25 11:41
ヘリコバクター自由詩0*14/9/29 12:07
マロニーちゃん自由詩5*14/9/26 10:43
パッケージ自由詩1*14/9/16 15:26
フリッジ自由詩2*14/9/15 17:44
バイト自由詩1*14/9/9 14:59
口中花火俳句1*14/6/18 18:59
白骨短歌2*14/6/9 15:12
バッテリー自由詩3*14/5/31 11:52
エヴァキュエーション自由詩2*14/4/4 9:20
イソウロウ自由詩2*14/3/22 18:45
SPRING WHEEL自由詩3*14/3/8 10:10
僕の部屋の夕暮れ自由詩5*14/2/26 19:02
群生自由詩1*14/2/24 19:40
自由詩1*14/2/23 19:45
睡魔自由詩6*14/2/21 18:56
大国の面子自由詩1*14/2/17 19:47
無理自由詩2*14/2/11 14:49
WALKING自由詩3*14/2/5 16:53
散歩自由詩7*14/2/3 18:05
ゴースト自由詩1*14/1/31 19:04
沈殿自由詩3*14/1/25 17:12
待ち呆け自由詩2*14/1/24 19:20
マタイの福音書・・日和自由詩1*14/1/22 19:48
ラム酒の花嫁自由詩1*14/1/21 19:17

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