夏の暑い日
しょっぱいおっぱい飲みたい
ぼくは泣いているのに
どうしてひとり置いてくの

病気がちな ぼくを
病院まで連れて行く
握った手が いつもより固く繋がれて
いつもより ....
苦しくて苦しくて
もうここにはいられないと思った時
見あげた空に、火の鳥が飛んでいた


あの鳥は私に見せたのです
すべてをまばゆい光で 照らし
この世こそが 天国だということを ....
セールスマンが 私のこと 歌ってた
仕事で へこんで
お客さん この上もなく ひきつった笑顔で
見送ることしかできない

きっと 弱いのは
さずかりもの
つらいって 歌うのは わ ....
あちこちに 弱音を吐いて歩く


だまりたい


自分の傷を みてみてって ひけらかす


だまりたい


大切な人との秘密も 口走ってしまう


だま ....
「仕事、首になった」
今にも泣き出しそうな顔で、
「別れてもいいよ」と言ったきみ


半年探して やっと仕事が見つかったから
長い間 待たせてごめんねって
プロポーズさ ....
「死ぬために生きる
それだったら もう少し 
生き続けられるかもしれない…」


となりに乗り込んだ ピンクのかたまりが
内部分裂 暴発を くりかえしているのにも気づかず
ほ ....
ギョウザを食べる
肉を食べる
夜まるごと食べる
辛口の女 飲み干す!!

レスポールかきならす ナッキンコール
渋めのピアノが しゃべくりだすぜ
数珠つなぎの オ ....
今 何時かな
早く 仕事終わらないかな
お客さん あんまり来ないでほしいな

チャリンチャリんと 千円札が飛び交う
万札なんて 出てきたら 「センパイ助けて~」
休憩しますよ
 ....
冬枯れの桜並木
まえを行く人の うしろ姿が冷たくても
愛された きのうがあるから
がんばれる 今日がある


たとえば お弁当作ってもらって
たとえば そこは危ない ....
泥に 打ち水まいて
きれいな花だけを 束ねようとしてる
ばれやしないか 鼻先をとがらせて
潜水する ココロのなかみは
あんがい見えるもんだ
表情一つ 連動する動作
発する声のト ....
イナフは目を閉じ 耳を閉じ つま先をそろえて12時方向を見つめている 
その列車はやってきた。
サフランの花畑のなかを その列車は 悠然と走る

花たちは その風に揺られると まる ....
ひとりごとを かむ
ずっこける 頻度の高さ
きっとクリボーよりもよわいよ


学生という枠から 出ていかなければならない
一歩超えて 私に何ができるかな
生きつづけていく限り
 ....
「わかってる わかってる わかってる・・・」 といいながら

マリークロッカスは歩いていく



「わかっているんだけどなぁ・・・」

と 見上げた空には

 悲し ....
頭の中が ごちゃごちゃで
次から次へとやってくる お客さんたちが
いくら倒しても減らない モンスターに見えた


何をそんなに おびえているの?
何をそんなに 危ぶむの?
過去をぼそぼそ ....
雨上がりに虹を見つけた 
なんで あんなに 美しいんだろう
心が希望に満ちて
あの虹の橋をわたって 喜びまでたどり着けるような気がするよ


恥ずかしがりの 太陽や
泣いてば ....
昔見たドキュメント番組
捨てられて ひどい仕打ちに 涙する子ども
親戚や 知り合いの家 たらいまわし
どうしてこうも 大人は汚い
どうしてこうも 大人は身勝手だ
小さいころに感じた私
 ....
楽園の解体工事が
とり行われようとしている
汚染された水を タイホする警官たち
風たちは 殺し合い
泥んこが 泥んこに 罪をなすりつけている

天がくれた 雨
天がくれた やさし ....
脊中に板がはり付いて
逃げまどう毎日
疲れたなんて すぐ横になるキャンディーに
大丈夫ですかと
優しさまでをも あらわして

何もかも受け入れてしまう
何もかもを ゆるしてしまう ....
雨よ 今は降らないで
あの子が 泣いているから
そんなふうに 冷たく 無残に しとしとと
愛しいあの子に 降らないで


今だけは 太陽よ
あの子に笑いかけてやって
きっと き ....
カセットコンロが 家族の顔を照らす
真っ暗闇 手さぐりで 求め合ったぬくもり
ただ いっしょに
居られるってことだけで
こんなにも 幸せ 感じられるんだね


私たちの すべてを ためし ....
9cmのピンヒールはいて 成田からスペインへ
マンダリンホテルの予約はとれてる?
もちろんノーパソで 仕事関係 ぬかりなく
出来る女って アタシのこと


友達はほとんど 生殖活動 ....
マナーモード バイブ音みたいな
寝息ですやすや きみが眠ってる
わたしの肩 まくら代わり
最終バスの中 ふたり


憎しみ合った 過去も全部
なみだで 洗い流して
そっとぬくも ....
ずっと抱え込んでいた
薔薇の香りの生ごみを
思い切って 捨てましょうや
上空の毛細血管が 
寒いよって 痺れてて
まだまだ痛々しいけれど


見えない未来に 泣いたっていい ....
空がある 夢がある 涙降る 星になる
“わたし”という小さな存在を置いて 自分の玄関から飛び出ない そのまま欄干に走り込まない
あのドブ交じりの川に流されない 私のクビにくっついてい ....
ちっとも 眠れやしない熱帯夜
あいつは クーラーのきいた部屋で
今ごろ ぐうすか 寝てるのかしら
ダイコンみたいにぶっとい神経だから
あいつなりの 生き方をしてるのだろう

だ ....
自分よ きみ 恋にへこたれるな
こころざわめく思い もう すぐにでも遠くに行ってしまいそう
好きだってことさえも言えぬまま
旅立つことを見送るの?
そのまま失うことに慣れていくの?
 ....
座一(26)
タイトル カテゴリ Point 日付
『しょっぱいおっぱい』自由詩9*17/9/12 12:04
『私は私の神様になる』自由詩6*17/8/27 16:50
『労働賛歌』自由詩9*16/2/15 0:38
『だまりたい』自由詩10*16/2/5 22:11
『たとえば キスできる範囲にいること』自由詩4*16/1/31 21:26
『DRIVE ALIVE SURVIVE』自由詩12*15/12/18 2:25
『JAZZ ROCK』自由詩215/12/3 22:31
『自営業』自由詩5*15/12/2 23:34
『桜のなみだ』自由詩9*15/4/8 20:17
『戦う細胞』自由詩315/3/29 22:18
『サフランの髪飾り』散文(批評 ...314/11/17 21:37
『最弱者』自由詩614/8/6 23:23
『マリークロッカスの散歩』散文(批評 ...314/8/2 2:08
『みんな みかた』自由詩313/6/24 21:39
『みんなじゃなければ 虹じゃない』自由詩213/4/14 21:01
『マザーテレサの名は知れぬ』自由詩813/1/17 21:43
『出かけられません』自由詩512/5/23 22:34
『がんばらないで』自由詩212/2/12 20:21
『愛しいあの子が泣いている…』自由詩3*11/3/24 5:07
『光よ届け』自由詩10*11/3/17 21:01
『ヒトリミ』自由詩3*11/3/3 3:29
『この涙が あたたかさを失ってしまう前に』自由詩111/2/24 19:46
『決別のとき』自由詩611/2/11 7:07
『CRY OUT』自由詩311/1/13 23:56
『せんぷうき』自由詩810/8/7 20:23
『自分よ』自由詩908/5/22 2:41

Home
0.1sec.