新緑映晴天
風鳥啼唯静
我抱母大地
唯々眠静也
(新緑は晴天に映え
風、鳥はただ静かに啼く
我は母なる大地に抱かれ
ただただ静かに眠るなり)
人の苦しみ悲しみを全て背負い
彼はそこに閉じ込められる
人は全てを彼に押し付けて
知らぬ「鬼」と生きている
あるとき一人の子現る
その子人の感情を知らず
その子人の ....
いつもと変わらぬ時に起き
いつもと変わらぬ場所に行き
いつもと変わらぬことをして
いつもと変わらぬ時に去り
いつもと変わらぬ場所に戻り
いつもと変わらぬ時に寝る
い ....
空は深き曇天に覆われて
下に歩く人はなし
我は寂しく歩く
ネズミか何かと見間違うほどミスボラシク
そこに一人佇んでいる
男か女か
そんなことは関係なく
あまりにミスボラシク無 ....
えんらえんら
蝋燭の日は今にも消えん
えんらえんら
彼は短き間音無く見ゆる
えんらえんら
彼の光が照らすは人か
それとも人に住み着く魔か
えんらえんら
人は気づくか気づかぬ ....
空は果てなく青く
桜は桃色の風を起こす
今静かに時は流れ
只々静寂に身を委ねる
遠き地では果て無き闘争に
地は{ルビ朱=あけ}に染まる
ああ桜よ晴天よ
今に疲弊した人々に
....
残念か 謙に清兵衛 オスカー得ず(字余り)
結局は 何がオスカー 得たりかな
オスカーは 何故に手を組む 立ち尽くす
静かに
ただに静かに襲われる
抗うことはせずただその流れに身を任せる
ゆっくりと流れて静かに眠る
抗ってはいけない
抗っても仕方が無い
その快楽に静かに身を任せる
そう眠りこそ至 ....
李下にては 冠たださじと 申すれど 正す冠 もちてこそ言え
馬耳東風 馬の耳に 念仏と 言えど聞くのは 人間の耳
暖冬と 言われど朝は 未だ寒し
帰り際 地下鉄内で コート脱ぐ
夕方は {注チャリ=自転車}をこぐたび 汗が出る
何故 争い続ける
いずれ終る命を無駄に散らす
死してこそ生は立つ
なのに何故死を知りながら争いて生を断つ
我は{ルビ不死鳥=フェニックス}
永久に死ぬことはなし
我は不死鳥
生を感ず ....
ただ生きる
それに至上の喜びを感じ
ただ{ルビ詩=うた}を作る
そのことに無上の感動を感じ
ただ眠る
そのことに極上の快楽を感じ
ただ死ぬ
そのことに一片の寂しさを感じる
これも一つの ....
誰かくれる そう思いつつ 街中へ
行く人や 皆カップルで 顔笑う
誰一人 合うことは無し 知り合いに
何かその めちゃ悲しいやん バレンタイン…。
眠たいと 起きて見る外 雪景色
闇夜とて 月の明かりに 照らされし
このような 寒き日々とて 花は咲く
これやこの 見るに美し {ルビ雪月花=せつげつか}
寒き日に大学受験 がんばれよ
信じろよ 今までやって きた自分
寒桜 日本全国 咲きにけり
雨が降り雪降りてまた雨が降り また雪が降る 寒き一日
天気予報 何故か{ルビ我=われ}が学校に行く時のみに気温が下がる
時は流れを留めることを知らず
大河の流れは留まるように見えて流れている
万物は流転し留まることを知らず
人間のみ何故留まろうとするのだろう
獣は仲間のために己を殺し
虫は子孫を残すために ....
大阪に 久方ぶりの {ルビ寒雨=かんう}あり
濡れる人 濡れざる人を 羨望す
我濡れる 水も滴る 風邪も引く
バレンタイン 一部の人には 祭日か
バレンタイン 普通の人は {ルビ動悸=どうき}あり
バレンタイン 我には一切 関知せず
キミ死して
そして翌日
キミを知る
我は許さぬ
キミを殺した人を
鮮やかな色彩。
見渡す限り続く自然の光景。
季節は何時だろぅ。
揺れる緑の葉。
桃色の花。
ささやかに照らすべっこう飴に似た陽光。
等間隔で置かれた神社。
一つ一つ巡る。
どぅやら ....
寒風を
身に受け走る
白息と
身に受ける風
いつまで寒し
何が見える
見えるべきものが見えている
地下鉄で インフルエンザ うつされた
気づかずに 6じかんめ 受けていた
帰ったら 寝てめし食って 飲んで寝て
翌日に 起きたら体温 40℃…
「久しぶり」
声かけようと
してみても
彼氏と話す
初恋の人
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