いつもは聞こえない
水洗トイレのタンク内に落ちる水滴の音
いつもは聞こえない
紫煙を逃がす窓の隙間から聴こえる虫の音
いつもは聞こえない
常に快適に室温を保っていたエアコンの音
いつもは聞 ....
詩とは「長瀬愛」のソファでのインタビュー後に
おもむろに行われるオナニー
みたいな感じでなければならない。

※ただしカッコ内は各自自由に変えていいものとする。
ことばのなかにことばが宿った日曜日
その子はとがったりまるかったりすることばの中の羊水で
じっくりことこと煮込んだコンスープのコーンのように
ゆっくりと優しさと厳しさを噛みしめて
ゆっくりと心 ....
ぼくはなんかの音楽番組のDVDランキングで
パヒュームの三人が黒のスットキングを履いて踊って
たぶんぼくの悪い妄想であるけど口パクで歌っいるライブの映像を見て
誰がいちばん美脚か或いはいちばんエ ....
13
皮をぬぎすてて
肉をぬぎすてて
骨をぬぎすてて
骨髄をすすって
神経にすがって
意味をなくして
繊毛でふれあう
何でもないから
何でもいいのですよ

14
なんだか馬鹿臭 ....
1
野良犬のまねをしてみたかったんだ
ポリバケツをひっくり返して
生ものをむさぼる
野良犬のまねをしてみたかったんだ
枝と枝のすき間から
耳をおさえながら
牙を剥きだしにしている
けも ....
無理して詩なんて書ぎでぐもねのも
無理しででも書がねばいげねどぎってのが
とぎどきあんだよなぁ

んでいま無理して書いでんだげども、すんぐ尻すぼみさなっちまって、どうも上手ぐいがねがら、ってが ....
その台所では、秋田県勝藻郡裏町仏体字二水沢二一番地の畑で、お気に入りの丈のみじかい黄色い長靴をはき、よく見ると、きめ細かく幾何学的な模様が散りばめられた、とても場違いな、でも不思議といい具合に溶け込ん .... 十一月八日 

渋谷のハチ公前で
ブラのホックが外れてしまうぐらいの豪雨のなか
べろんべろんになったビニール傘の先端
つまりは乳首を極限までつまんで引っぱった感じの銀色の部分を
思いっきり ....
幼稚園のときおれはヒーローだった
椅子取りゲームでは最後まで残り
跳び箱はおれだけが六段まで跳べて
お遊戯会では最後の取りで
三人でやる踊りでセンターを張っていた

小学校のとき ....
いま胸の鼓動が止まったとして
もし北京のチョナワンが
1937年12月14日から始まった南京隊量虐殺に疑問を懐いてしまい
誘われた反日デモのパフォーマンスでの行進の途中に
日章旗とともにあやま ....
あなたさまが踊りたいといって、手をむしりとったので、わたくしはなすがまま、夜の殻にこもったやわらかに静まりかえる街を、ふたりは繋がって抜けてゆくのでした

あなたさまは街の足音たちに針を落とし、と ....
ピュリータン的なじゃんけん
マリアがグーでぼくもグー
あいこでしょ
あいこでしょ
あいこあいこで
ねえしよしよ

新人類が築き上げてきたピシャの斜塔を
新々人類のぼくがマスコミュニティ ....
かわいいものたちはすべてベッドの上に
潤滑油のなくなったコンドームの詰め合わせ
ジャガイモと玉ねぎとにんじんの皮の詰め合わせ
アイルランド産のインストのベースとピアノの詰め合わせ
写真立てから ....
イマジネーションを爆発させろ
ベルリンの壁は一九八九年に破壊された
これは情報であって知識ではない
偉そうなこと言ってごめんなさい
だからぼくはペテン師です

二〇〇七年四月十八日
・  ....
いつものサンマルクカフェのまえ
死ぬのはいつも他人ばかり

なんだかおしっこの匂いがする商店街の
つみ重ねられた赤レンガの壁のみぞを目じるしに
どのくらい伸びたかなんてやってみたかったから
 ....
?
新宿のアルタ前で見知らぬ人が掛けてくる声のなかには
少女たちの音階がひしめき隠れている

?
原始人の言葉を買い取った文学者は
次の日からマッチを擦って大切な論文が書かれた原稿用紙に火 ....
?
せかいが
海のなかで
おるがんをひいている
けれど少年の手が
水を掻きわける音で
それは誰にもきこえない
それは誰にもきこえない
いかだだけが知っているひみつ
それは誰にもきこえ ....
雨 止んで 病んで

明かりのないへや うずくまって
ちっちゃな ちっちゃな
おもちゃのぴあの きみはかかえて

雨 止んで 病んで

煤にくるまった息 成増四丁目の音色
きばんだ白 ....
世界の中心はマントルだという事実に
ぼくはすこしだけ救われたような気がする
目をこすって目ヤニを落とすと
朔ちゃんとの思いでもひとつずつ
オノマトペでも表せない音で
それはあたり前の日常のよ ....
モノクロの額にうすく伸ばした極彩色をはめ込んでゆく
混じりあったあとにできた灰と銀だけがぶれ
ほの暗い海月の夢が姿をあらわす

ゆら、ゆら、ほてん、ふらほてん
きみを許す

砂漠と深い森 ....
とうちゃんとアナルを突きあって
かあちゃんのマンコを突いてやった
にいちゃんのチンコをぺろぺろして
ねえちゃんのおっぱいをべろべろした
おとうとのたまぶくろを握りつぶして
いもうとのしきゅう ....
 ぼくは、古いほうの町立図書館で、目の玉を血走らせながら、二〇〇四年週間激写ボーイ九月号を探していた。いくつもの棚を片端から調べていったが見つからなかった。それでもぼくは黙々と次から次へと虱潰しに棚を ....  その長方形の囲みから抜け出したくて。

 十九時半には、冷凍食品ばかりの飯とばあちゃんのしょっぱい蕪の漬けものを食い終わり、風呂で念入りに自らのそれまでの穢れを洗い流し、最近やっと再就職したばか ....
06/09/14 父、誕生日
久しぶりにプレイステーションを起動する
モンスターファーム2のディスクを入れる
メモリカードからロードすると
まんこちゃんと名づけたモンスターが
ファームをぼて ....
06/08/08帰省
涙など流しても意味はないし
帰ってきてもなにもないよ
なにもないにんげんだからなぁ
あっちでも差ほど変わらん毎日だった
楽な道行ったんかなぁ
自分次第の道
何も知ら ....
自らのベッドで夜が襲ってくる日
雨はかなしいという詩人と
孤独はさびしいという詩人の
穴という穴にキューピーマヨネーズを
入れたくなってしまった自分は
果たして自らが望んだ本当の自分なのだろ ....
ステーキが食いたいので
だれかおごってください

えーとだから
とりあえずぼくは
ぼくの詩は
詩みたいなものは
肥溜めの糞でもいいのです
それにたかる糞バエでもいいのです
そのハエが ....
06/07/28無題
良い雰囲気で会話する
コンビニの店員がむかつく
高田馬場のサンクスの前で
携帯で詩を書いているおれはどうなんだろう
いま川辺のまえで二次会を開くそうなので之まで

 ....
06/05/02無題
垂れ流した嗚咽のあと
ショットバーで出会った女を抱いた
車の過ぎ去る音が気持ちよかった
いま途方に暮れている
意識が朦朧としているのに
まだ捜している
誰にも似つか ....
土田(48)
タイトル カテゴリ Point 日付
文書グループ
いつかもしかしたらたぶんお花さんになるかも知れない便所の誰かの携帯電話番号みたいなワクワク感と臆病感文書グループ10/9/16
投稿作品
帰参自由詩2*15/9/23 23:11
しろん2(男根Ver)[group]散文(批評 ...0*10/9/16 10:05
言いたいことも言えないこんな世のなかじゃ…コンスープ[group]自由詩109/2/28 15:29
題名考えるのって面倒くさいし人でない誰かに見透かされているよ ...自由詩109/1/19 17:58
詩片H Ⅱ[group]自由詩209/1/19 17:58
詩片H Ⅰ[group]自由詩109/1/19 17:58
七月十四日宣言自由詩309/1/17 15:52
始終一環自由詩009/1/17 15:51
暗号自由詩0+09/1/17 15:50
ぐらんぐらん自由詩509/1/5 19:56
アジアの純嘘自由詩009/1/5 19:56
売々自由詩009/1/5 19:55
ピュリータン的なじゃんけん自由詩008/6/26 3:20
パブロフのクイックルワイパーウェットシート自由詩008/6/26 3:19
ペテン師の脳みそは広がらない自由詩108/6/26 3:18
lady maid自由詩008/6/24 15:45
羊水記Ⅱ自由詩008/6/24 15:43
羊水記Ⅰ自由詩408/6/24 15:41
シの音自由詩307/7/25 7:48
世界の中心はマントルだということ自由詩607/7/25 7:47
くらげが触れてしまった鮮やかな未来自由詩407/7/25 7:46
ぼくのチンコとマンコの主義主張マーチ[group]自由詩207/6/10 21:52
二〇〇四年週間激写ボーイ九月号自由詩007/6/10 21:52
般若心経と妹のパンツと汁が飛び交う嬉し跳び大作戦決行日自由詩307/6/10 21:52
F902i未送信ボックス集④[group]自由詩107/5/29 8:48
F902i未送信ボックス集③[group]自由詩107/5/29 8:48
厳しさと厳しさとキューピーマヨネーズ自由詩4+07/5/28 21:57
急にステーキ食いたくなったからぼくのしろん[group]散文(批評 ...1+07/5/24 19:22
F902i未送信ボックス集②[group]自由詩607/5/20 14:33
F902i未送信ボックス集①[group]自由詩607/5/20 14:32

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