"Pity is akin to love" ささやいてやさしいことばなみだでるまで


イケメンとエイズと国家 白鷺は高く巡って都会を躱す


今宵はサイケデリックお ....
チャリカゴにカマキリがいて帰れない なんとなく中野で降りるネクタイを待ち構えてるラーメンの罠


水色のネクタイ水に浸してる 正しい水色を探してる
思い出の線香の濃さ増してゆくリードなき世をひとりで歩む くちをあけて
ほしそうにしている
私は脈
変色していく
あいたくちは
まっている
さそっている
てらてらと
赤く急く
心臓の私
起重機のように
ひかって
くちびる
そのあいだ ....
他人様の結婚式に殴り込むミッション僕のアクション映画


これ以上私のことを無視できなくさせてやるから覚悟しろよと
彩のため朝まで浸かるアルコール 脳の損傷 生の高揚


阿佐ヶ谷のホームに赤と黒 姉弟 裾・襟・髪にチェックが入る
吸い込むとパッキリしてて秋な朝 君に自転車教えてあげる わからない熱波に目蓋落ちていくコルゲンコーワ君の名を呼ぶ


背中からよくないものが溢れてる脳から直に遠方へ飛ぶ


水の山ひらいた朝を仰ぎ見てほくそ笑むとき丹頂が啼く


瞳から瞳 ....
風邪ひいてパスタの意味がわからない おっさんが簀巻きにされて運ばれる渋谷の夜は呻く藍色 ずすこんと茄子を切る音だけを聴く 踊らせて 雹をかじったビーストは雷の中 みんな手を振る 「店のカネ持ち逃げワンチャンありますねw」 ふざけていると 思っていたが 中年やまだまだやれる扇風機 父は強 私は弱でウォシュレット 明日の朝ウキウキな夏希望者はここにズバッと並んでください 印籠を装備し渋谷練り歩く


御朱印で稼いだ金で女買う


真夜中に全部の印踊る踊る


稲妻を嬰児玻璃射の額に刻む


青丸をやると中坊はよろこぶ
春雷よ一喝せなむ睡る吾を トーストにチョコを溶かして春の湯気 返された履歴書の裏に描く桜 花冷えや滅びのバーストストリーム


ゆるむはるひとをだめにするあたたかさ


春の雨母に国語が通じない


菫摘む職業天使広瀬すず


早朝や獣を喰らうアンパンマン


 ....
寒い寒いと言うがそんなに寒くない(一般論と筆者の考え)


お母さん僕はアイスが食べたいですぽっぽと熱出た冬のわがまま


町じゅうのコンビニおでん買い占めてパーティーしたい(自分で作れよ ....
忘恩の猫に引っ掻かれるたびにかわいいなどと言えなくなってく


きれいな手、と君が褒めてくれた手が猫に掻かれて価値を下げてく


この猫はテーブルの下にいるときに触ろうとすると100パー引 ....
とりあえずはじめましてを向けてみる どこかで会った気がするけれど


角度のある君のおはようございます 僕も負けじと角度をつける


海の果て遠い国からこんにちは 僕は不自由な日本語です
 ....
新しき文庫本をば繰るときの糊のぺりりを聞きたく購う


古本に「著者謹呈」の栞あり 著者の代わりに憤慨してみる


積年の手垢に朱き愛詩集 眼にて撫でつる活字にも朱


色々の付箋貼 ....
寝損ねて早起きしたと嘘を吐きこっそり啜るエナジードリンク


我こそはコリラックマの描かれた手帖を使う就活男子


人と会うという恐怖に慣れなくて鞄に本を詰めて武装す


詰まってる ....
水城歩(27)
タイトル カテゴリ Point 日付
Pity is短歌017/10/7 6:42
チャリカゴに俳句017/10/4 1:21
なんとなく短歌217/10/4 1:19
思い出の短歌017/10/1 3:35
なまぬら自由詩117/9/2 6:23
アクション短歌017/9/2 6:05
朝のアルコールチェック短歌017/9/2 5:49
吸い込むと短歌117/9/1 6:23
熱病短歌217/8/22 22:09
パスタ川柳117/8/22 19:44
おっさん短歌017/8/21 8:45
茄子俳句317/8/21 0:49
ビースト短歌017/8/19 19:13
わんちゃん短歌017/8/4 0:38
扇風機俳句0*17/6/5 4:05
水勢調節川柳117/6/3 1:19
明朝短歌117/6/2 2:52
川柳117/5/8 21:11
春雷俳句0*17/5/1 15:12
トースト俳句017/4/26 12:28
俳句417/4/21 14:55
俳句117/4/16 18:42
冬ぽっぽ短歌016/12/6 3:35
忘恩の猫短歌016/11/19 6:10
挨拶短歌516/10/31 23:01
本たち短歌2*16/10/13 18:05
武装(解除)短歌216/10/5 9:01

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