昔は僕も若かった
どんぶり飯にラーメン大盛
コーラはオームサイズ
昔は僕も若かった
100メートルを全力で走っていた
マラソンを完走していた
昔は僕も若かった
朝立ち昼立ち夕立ち
いつ ....
○「生きる」
鳥たちも
虫たちも
草木たちも
それぞれの生を
迷いなく
生きている
○「今ある幸せ」
今ある幸せに
感謝しよう
今ある幸せに感謝できる人は
幸せだ
○「 ....
○「今あるもの」
今ある健康
今ある幸せ
今ある平和
今あるものを
大事にしていかなければいけない
ないものねだりではいけない
人間ドックを受けて
改めてそう思った
○「昭和の台 ....
生きているからこそ喉が渇く
生きているからこそ腹が減る
生きているからこそ寂しい
生きているからこそ腹が立つ
すべては生きているからこそ
死ねば
火葬場のけむりとな ....
蛙の大合唱が
消えて久しい
子供のころは
水田から一晩中
蛙の大合唱が聞こえていたのに
満月の深夜
小便に起きると
月の光にこうこうと照らされた水田から
蛙の大合唱がオーケスト ....
5年ぶりに座った
ブランクを感じない座りだった
思えば昭和57年から座っているのだ
ふと和尚の警策を受けてみようという気になった
予想どおり温かい心のこもった警策であった
その後典座担当の作 ....
○「有難い話」
猛暑の中
ふだんどおり仕事をしている人たちがいる
先ほどゴミ収集車がいつものように来た
こういう人たちのおかげで
世の中がまわっているのだ
有難い!
有難い!
○「 ....
○「田舎暮らしに欠かせないもの」
草刈り機
かゆみ止め
香典袋
朝夕のあいさつ
○「薬代」
薬を食べているような人たちが
いる
薬局で薬代を
4万5千円ぐらい払っている人がいた
....
人の心って
考えてわかるもんじゃない
考えれば考えるほど
不信がわいてくるものなのだ
結局
自分が信じるしかないのだ
わからなくても信じる
疑わしくても信じる
人の心って
....
○「心おだやかに」
年寄りは
心おだやかに暮らしていくのが
一番である
他人の非難など百害あって一利なし
そんな暇があるなら
自分のことに集中することである
こうしなければいけない
あ ....
○「有難い実家」
今度娘が
二人の孫と一匹の犬を連れてきて
10日もいると妹が笑う
実家に泊まれない人たちもいる中で
誠に有難い実家だ
○「中古車不正問題」
急に中古車が
事故車に ....
葬式に行っても
涙が出てこない
もう悲しむ力まで
なくなってしまったか
長生きすればするほど
友だちがいなくなる
知り合いがいなくなる
飲み放題食べ放題は
昔のこと
若い頃はいくらで ....
○「クールビズ」
ワイフが暑さに堪えかねて
「パンツはかないと楽なんだけど」
と恐ろしいことをいう
ワイフが暑さに耐えかねて
「ブラジャーつけないと楽なんだけど」
と恐ろしいことをいう
....
○「ふれあいの旅」
千葉へは仲間とのふれあい
上高地へは自然とのふれあい
どちらも感謝感激の旅だった
○「ユーモア」
「どちらまで行かれたんですか」
とすれ違った山ガールが
可愛く尋 ....
○「人間関係」
先走り、深読み、一人考えは
空回りのもと
○「再び河童橋へ」
五年ぶりに河童橋に立つことができた
実は去年の秋4年ぶりにここに立つ計画を立てていたが
当日の朝いつも ....
○「他生の縁」
登山道で
交わすあいさつも
他生の縁
山小屋で
同室になるも
他生の縁
洋式トイレで
尻つけ合うも
他生の縁
○「下山途中」
冷たい雨に降られて
飛び込んだ ....
中学時代から付き合ってきた
きみはもういない
焼酎が大好きで酔っぱらうと
「ありがとさん!」を連発していた
きみはもういない
何か相談事があると
真っ先に相談に乗ってもらっていた
きみは ....
○「今日」
年を取ると
今日が「何日」というのを
言えなくなる
○「人生の季節」
若いときが
さまざまな人との出会いを通して
人生を豊かにしていく季節なら
老いたときは
さまざま ....
○「表現」
全裸の女性とビキニの女性とでは
どちらがより興奮するであろうか
僕は後者であろうと思う
それは後者の方が
より強く想像力が働くからだろう
表現も似ているのかもしれない
僕 ....
○「終活」
年をとったら
できるだけ迷惑をかけないで
生きていくことこそ
いい人生なり
○「生き比べ」
僕たち年寄りは
1日1日が
生き比べである
○「死」
同級生に僕はこ ....
○「喜び」
苦しみは
喜びとともにあればいいが
喜びは
苦しみとともにある
○「厳重警戒」
テレビで
朝から晚まで
「厳重警戒」を繰り返している
もう僕たち年寄りは厳重警戒疲れだ ....
○「生と死」
僕たちは
生きているかぎり
死に向き合わなければならない
○「信じる」
僕たちは
信じる気持ちを失ったら
生きていけない
○「感謝」
感謝する心こそ
幸せの源 ....
○「人生」
生きている間は
自分の人生が確定しない
死んで初めて自分の人生が
どういうものであったかが確定する
だから人は
最後の最期まで
しっかり生きなければならない
しかし
人生 ....
○「縄文杉の祈り」(改定)
別れた勢いでやって来た
縄文杉の朝もやの中で
私は愛の祈りをささげる
宮之浦岳を越え黒潮を越えて
都会に住む君に届けとばかりに
愛の祈りをささげる
....
別れた勢いでやって来た
縄文杉の朝もやの中で
私は再生を誓う
宮之浦岳を越え黒潮を越えて
都会に住む君に届けとばかりに
愛の祈りを高らかにささげながら
私は再生を誓う
幾千年もの ....
○「7月」
「おーい 皆さん 今日からもう7月ですよー!」
と叫びたくなった今朝
「これから どうすんの? どうしたいの?」と自問する
○「血圧は正直」
何かストレスがあると
血圧が上 ....
晴れの日にも
雨の日にも
暑い日にも
寒い日にも
ただ生き長らえていくことだけが
目的のように生きている年寄りたちがいる
年寄りにも希望があれば
どんなにいいだろう
年寄りにも夢があれ ....
○「信じる心」
信じる心が根づいていれば
何か問題が起きても
ガタガタしないし
悪い方へは考えない
すぐに人を責めるようにいうのは
信じる心が根づいていないからである
そういう人は
自 ....
○「正しさ」
学校時代は
正しさは一つと教わったが
正しさは
立場によって変わってくる
正しさは
状況によって変わってくる
正しさは
利害によって変わってくる
戦争になると
何が正 ....
中学時代からの心友だったK君が
急に亡くなった
食道がん肺がん咽頭がんなどの
大病を乗り越えて
俺はがんでは死なない
と酔うと言っていた友が
肺炎で急に亡くなった
103歳のお母さんを一 ....
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