蒼い月は 私の瞳

はたりとこぼれる 

淡いきらめき

鏡の水面に 足をのせれば

静かにきしむ 時の廊下

真っ直ぐに延びる 旅路の先は

何一つとも 見えはしなくて
 ....
びいどろの 雨もうれしや 手毬花 かりかりと ペン先の音 こだまする
           詩歌を紡ぐ 私は生きる
雨のにおいに 体を浸せば

静かに纏う 蒼い薄靄

淡く響く 空の音色

アスファルトの濡れた瞳が

わたしを見つめている

命のにおいを取り込んだ

空気を体に吸い込めば
 ....
白い闇に 身を埋めて

明るい絶望の 唄を聴く

泪の足音を浴びて 

苦しみの夢を見た

にっこりと 手を伸ばす死に

縋ろうとして ふと空を見上げたら

底のない蒼が こち ....
かなしみで染めたシャツを纏い  

群青の空に手を伸ばせば 

かすかにざわめく 赤い血潮よ

しずかにゆらめく 白い指先

かなしみは 薄浅葱色 

空はこぼれた 泪の色

 ....
わたしが私であるために

もう過ぎた時に置いてきた

何かがむせび泣いている

きっとそれは いつかの私

もう忘れてしまった

無邪気な笑顔

どれだけ涙をこぼしても
 ....
青々と ふきぬくる風の まっすぐさ 稚鮎の ワタの苦さや 夏の星 でもきっと 私は私 それだけで なぜかうれしい ノートに向かう 振り向き様に わたしを見つめた

君の顔は 桜貝のようだった

海で拾った 小さな小さな貝殻に

錐で穴をあけた

まるで 君の頬のようだったから

君が此処に居るような気がしたか ....
ひびき あきら(11)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩1*16/10/1 16:50
硝子俳句116/9/22 16:14
インジウム短歌116/9/22 16:13
自由詩016/9/22 16:08
それでも自由詩116/9/22 16:08
染まれない自由詩216/9/22 16:05
さようなら自由詩3*16/6/29 14:14
川柳1*16/6/27 23:00
フリッター俳句016/6/27 22:58
たった、短歌0*16/6/27 22:56
桜貝自由詩016/6/27 22:43

Home
0.07sec.