暗い顔した一人体育座り

中くらいのあなたとの隙間

模範的なつまらない人

索然とする足を踏み外す前
。リフるき生

。リフの人い良

。リフの人い悪

。リフい良のりかわのも

。リフるいてし愛

。リフのいぱっい精

。リフう笑
先っぽからもれていく大切な溶き

手をつないだ最後。

大声で、名を呼ぶ。

指と指の間の夢を覚えている。

一回り、墓参り、誕生と加齢と。



何故、君と泣いているの。 ....
白痴の路線、水っぽい血の後。

騒ぐ人の反応のなさに不安がり、

鼻緒のもろい無表情のあやし。

垂れた足、子の叫びに足を止めて。

無理をして笑顔。声を止めて。
落ちていくから見えて沈黙

隙をみて時間にどっぷりと

肩までつかり罪悪感の嘔吐

疲労の足運び、気味悪い、君が悪い

肩下げの紐がするっと身体両断

すると桶屋が儲かる

 ....
耳触りがいいんだって

愛とか死とか

光とか闇とか

だって

くたくたになった靴下だって

穴のあいたジーンズだって

5分ずれた時計だって

貰って使ってないマグ ....
イヤホンをかけた男が笑いながらご苦労と
散歩していました。

塀の上に鳩避けの剣山があって、こっちに
落ちてこないかと一生懸命に顔を手で覆い
ます。

空き家の脇、コンドームを売る自販機 ....
缶に溶けた母を見て泣く幼年時代に

奥まで続く棘々で手は汚れています

その目で見ないでと服の袖をとり、

ガラスの破片で鳴く秒針の合間に。
痛い

痛い

線上の冬

体温の交換

階段から

降りる

女の

諦めて、抱擁を解いて落ちる。

蟻が衛星のように周囲を巡る。

端から欠けて地に一つ。

月が、満ちて笑う。
会うたび口と口の接触を求めて

幼少の感傷を口にして

汗ばんだ手で身体を撫でて

生物らしい声は遺伝子を震わせて



女は原始に戻った、と思った。
それはもう治らない火傷です。

切った

切った

切った

電源コードは絡まったイヤホンが

揺れて感傷が

揺れて

揺れて

揺れて

少女ははじめて口紅を塗 ....
窓にかげろうがいた。

触覚を揺らして男を見ていた。

余命が短い男は振動に揺れながら

弱った細胞が虫に同情して泣けと責めた。

あの、かげろうも泣くだろうか、

親が泣くだろう ....
黒点

下り階段

使用済みのゴム

先っぽしばって

指先で

チョン

チョン
ゲロったね

そう言って女

ブランドモノノ

大切な口紅

アソコニイレテネ

大切な秘密

そうやって女

守ったね
電源切れた画面真っ黒で背景の怖いの映した。

イノセントボーイアンドガールけんけんぱで

脳内の神経伝達物質が焦げて人格が変わって

汚い水槽からペットの亀の頭から食べた妄想。

つま ....
映画館で隣死んだ彼女

私は

楽しいギャグで

笑いました

舌を噛みながら
花は枯れて

生みました

年老いた子を

優しく抱っこするのに

隙間から溶けて

牢屋より

殺伐とした

住まい
けずれて少なくなった消しゴムは、

いつも終わりがくる前に無くした。

使われた最後を想像する。

電光掲示板に流れる人身事故。

けずられてなくす前に無くした。

バナナを踏 ....
その汚いものに触れたときに

少女は腕に黒い水玉が無数に散らばったのを想像した。

破裂した水道管に横たわる猫。

輪切りにした水羊羹に指が詰まっていた。

症状は進行し、先端から落ち ....
北方の風で洗面台の雌蜘蛛が咳をして死んだ頃、

南方で濡れた子を抱いて女は震えていた。

ただ、たどりついた波が水平線の先に

戻る子の影を見つめてた。

雨が止む頃、

親と同じ ....
夢で、産卵を終えて泣いていたコオロギは百年前に死んだ
先祖の為に命尽きるまで泣くのでした。

百年後のコオロギはたった今死んだコオロギのために泣く
のです。

布団も敷かず床に寝そべる ....
コンクリートブロックの上に置かれた壊れた双眼鏡は
汚れた労働者が短い煙草を吸って労働の終わりに歌う
姿を映した。

ぐしょぐしょになった軍手を飲み終わった安い酒と道
端にポイと捨てた。
 ....
では、女の脇からでる礼儀しらずで思考悪臭と思いました。

東急ハンズで色ペンを買いました。

女の子を描きました。

女の子は泣いてました。

なんで

なんで

なんで
 ....
死を知っているのか。

子どもが生まれたら腐る先端が脳。

拒否し、虚妄、音の出ない楽器。

ちら、ちらっと出るんだよ。

依存に依存。

情けない。

情けない。と子をぶ ....
非常階段は踏み外した人を食べる。

非常階段は踏み外した人を食べる。



非常口のドアノブに手をかけたとき、

後ろから背骨を抜かれた魚のような

眼をした男と出会った。

 ....
後退で箱の中はゆりかごから落ちて震え。

笑みを倣う行列は歩くが、道に足跡は無い。

記憶からずれて遠くなった心音。

斜面上を軽い言葉で撫で、

小さな心臓はどこかへ消えた。

 ....
ハンバーガーを三つ頼んで最後の一個を
半分で残したので包み紙にくるんで溢れ
そうな分別できないゴミ箱に真顔で押し
込んでいた。

テレビでこわいウィルスで黒人がいっぱ
い死んでいたときに通 ....
指差した先に

反射せぬ面

存在せぬ泪
眠いと何も考えられなくなった。だからこうした。どうした。

誌が。

難しい。

分析を。

誤解を。

女の裸。

絵を。

見て。

見ていない。

他人を。
 ....
宇野康平(103)
タイトル カテゴリ Point 日付
「いないいない」自由詩115/7/28 0:48
「リフるき生」自由詩1+15/7/21 0:37
「笑えないから」自由詩0+*15/5/5 21:46
「癒えない」自由詩015/5/5 21:32
「香典の山」自由詩015/4/23 23:29
「耳触りがいいんだって」自由詩015/4/12 0:09
「雨と緩い身体」自由詩015/4/5 20:44
「映画みたいなシーンをみたいだけ」自由詩015/1/16 21:56
「体」自由詩014/9/13 19:37
「月と蝉」自由詩114/9/9 19:08
「獣臭」自由詩114/9/7 21:41
「ダウンロード」自由詩014/9/6 19:24
「バスにて」自由詩214/9/6 19:13
「異物感」短歌014/9/2 0:50
「ヒミツ」短歌014/9/2 0:33
「読み難い詩はせめて改行で読み易く」自由詩014/9/2 0:24
「耳障りの良い自殺」短歌114/9/1 0:32
「優しい地獄」短歌214/9/1 0:29
「失いました」自由詩114/9/1 0:26
「あの、気持ち悪さ」自由詩314/9/1 0:19
「堕る子」自由詩114/8/27 20:58
「百年の孤独」自由詩014/8/24 21:18
「冷たい軍手」自由詩114/8/24 21:13
「オヤジの耳をペロリ」自由詩114/8/23 0:08
「死を知っているのか」自由詩114/8/22 23:54
「夢落ち」自由詩214/8/21 0:10
「痩せ消えたままに」自由詩214/8/20 23:59
「忠実な胃と悲しき黒人」自由詩114/8/9 16:53
「声が無い」俳句114/7/27 23:42
「眠いと何も考えられなくなった。だからこうした。どうした。」自由詩014/7/27 23:36

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