沈黙の朝に静かに蟹沈む


句読点たちを河原で集めてる


得体の知れない液体への期待


世迷い言 予言名言謎めいて


寂しさを大事にしまう雨の指
やる気ナスのままで続く僕ら秋

九理あり一理はどこか休肝日

あ~トマトジュースかかったヒマワリに

書いたもの残るというが欠いたもの

そのあとはどうなっちゃうの興味あり
暗転した舞台で演技してる夜


これは草 それくらいしか言えなくて


思い出が今日の日付を探してる


心臓の動悸が動機だったとき


三日月の空は脆くて危ないよ
我が子抱き強うなりたしスクワット 太陽が陰に隠れた隙の月


名前から抽象的に広がった


未知満ちる道を my go 舞う迷子


実体のない実験の実体験


頑なに語らなかった固い肩


太陽は勿体な ....
波風を立てずに歩く水の上

無理ですよやっぱり濁る水の中

かき混ぜて行きましょうとは怒声下

前後ろ右も左も動けない

君が怒らせたんだよとすまんこれ
蛾も蝶も僕の中ではアゲハチョウ

引き分けの喧嘩で帰る赤とんぼ

眠たい正午ダンゴムシいじってる

時計の針がさしている虫刺され

踏んづけた蟻の数だけ怒られる

蜘蛛の巣に絡め取 ....
無に熟す熱 黙然と照らす熊


ぼんやりと体育館で読んだ絵本


空っぽの体を白く染める空


面白い面影 モノクロの想い


草原と身体の底に昏れていく


つもりつづ ....
ワンパクにタンパク質が爆誕す


フワフワでふかふかな深緑色


欠片だけ 影は空っぽだったから


目を閉じる度に世界を忘れてる


足裏が蚊に刺されててめちゃ痒い


 ....
500年かけてあなたが泣いている

でかい木の葉が揺れていて騒がしい

復讐ぐらいしかやりたいことない

巨大な古代と広大な兄弟

ものすごいヘアスタイルで夢語る

生きていること ....
クソくさいクソでかい糞クッソ出す 八宝菜かけてあんかけ焼きそばに

足りないぞ僕にはそれじゃ他の物

五目飯焼き鯖つけてビールくぃ

ハンバーグ鮭のムニエルハイボール

夏さらば冷やし中華が老い送る
正念場歩く架空の少年は


{ルビ詩心=しごころ}と私語転がした春の蝉


水晶に水槽を推奨される


話から離れて花と去っていく
陽だまりに人々溜まり木々黙り


からっぽの素顔とカラーコンタクト


暖かい悪意で赤く描いている


スカートの丈でカースト制度っす


海に来た!ウォオオオオー!!ウォオオ ....
発狂徒やはり宗教じみた群れ

大事とも思ってないから言継がず

君は好き僕は嫌いでいいじゃない
アンチすら擁護に変えるダメアンチ

反射じゃね、ていうかただの反社じゃね

伝えられないものと知る美の秘訣

伝えなくていいんじゃないか美の巨人

うろちょろす子を見る思い五十路女子
 ....
求めても得られないとは求不得苦

求められ立たないという老いですな

通院し痛飲をして種腐る
暗闇の中の絵本と恵方巻


零れ落ちた砂たち 零で待っている


言葉が壊れてしまった物語


扇風機 みえない敵とたたかった


青空を大事にしたい胎児たち


きみの ....
財産はささいな歳月のなかさ


時空を飛び越えてポテトチップスに


変わらないかわいい川の岩乾く


夜をほどいては引用された星


きみと見ていたアニメのオープニング

 ....
風船ふくらませ伏線を増やす


何度でも難なくなんとなく泣いた


読めるけど書けない漢字を書いている


誤解して後悔をして介護して


たった今「ただいま」を言うタイマー機 ....
・溜まる夜、純度の高いチバの声

・サーストン、ムーアの覗く錆びた海

・処方箋、カート・コバーンの夜は更けて

・膝小僧、覗いた先のシド・ヴィシャス


・ライダース、Oiた身体で ....
ガッハッハ
豪放磊落
いざ行かん
にまにまとカニカマとカニ、魔改造


童貞の瞳の中に住む天使


図書館で都市の予感を感じ取る


朧げに憶えていると思う月


手をふって 涼しい風が吹いている
星くずは落ちるんじゃなく流れ去る



満月の白さをむねに持つ夜鷹



心臓が静かな雨を聴いている



夜霧への御礼を言って別れよう



まぁじつは恋 ....
赤レンガ塀を背にしてキスを待つ



三日月へハシゴで登る魔女と鷹



五月雨の落ちる速さで刺され恋



静けさにつつまれる眼をみつめ合う



なぁ夢 ....
まぐわいの仕方も知らず縒れる人

色欲の枯れることなく集う人

足して二で割れることない前後者

蜂蜜に見えるか俺の毒水が

先思うあとどれくらい持つだろう
この地には池の他には土がある


容疑者と陽気な記者が乗る夜汽車


窓の町 魔法使いを待っている


おばあちゃんだけが憶えている花火
なにもないという豊かな夕だった


吹く風の青色だけを感じている


最低と最下位に再会咲いた


おもちゃみたいな草原の緑色


あなたが好きだったメロディー流れてる
人間の頭蓋が世界地図になる


あの辺りで雨と出会ったのであった


若いから苦しい 若しくは苦いから


着飾って日傘を差してサーカスへ


教室にあの子の名前が残ってる
人間の出来事からは遠い式


散らかった力が地下で戦った


曲聴くと刻々と記憶清くなる


音だけが聞こえる文章 眠った歌
川柳
タイトル 投稿者 Point 日付
丸い雨水宮うみ4*22/11/1 14:02
なすがままりゅうさん022/10/29 7:09
夜暮れ水宮うみ1*22/10/27 15:37
我が子抱き強うなりたしスクワット奥畑 梨奈枝122/10/17 3:30
隙間水宮うみ3*22/10/16 18:03
固まるりゅうさん222/10/14 5:52
幼少期の虫についての記憶よりTwoRiv...4*22/10/9 18:55
づつうつつづつ水宮うみ5*22/10/1 20:30
かななかな からかなか3*22/9/20 6:14
本の人の木4*22/9/15 20:02
クソ022/9/10 21:58
平日ローテーションりゅうさん222/9/6 16:04
架空に浮く水宮うみ2*22/8/27 23:44
カラー3*22/8/20 0:07
傷は浅いぞりゅうさん222/8/18 5:44
どんな言葉で122/7/30 6:05
もてあます022/7/22 5:33
ねむいやみ水宮うみ3*22/7/20 8:29
ほどいた糸を1*22/7/13 18:02
ただいま022/6/30 15:31
Rock'n 川柳ちぇりこ。4*22/6/29 22:41
ガッハッハ足立らどみ222/6/29 7:35
龍と月水宮うみ2*22/6/26 18:03
月かける秋葉竹122/6/20 22:13
花はるか322/6/20 21:45
正しい距離感りゅうさん122/6/20 6:55
走る足水宮うみ2*22/6/18 19:46
メロディー2*22/6/10 17:26
夏の日2*22/6/8 21:53
眠り秘め1*22/6/2 20:50

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【川柳】17音律「5.7.5」を基本とした川柳作品のみ受け付けます。川柳批評は散文のカテゴリへ。
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