キ チ ガ イ と 真 剣 に 碁 を 打 っ て 春

近 場 で 不 倫 済 ま せ 墓 の 雪 は き

怒 っ て は 後 悔。 そ れ し か 言 わ ぬ 木 田

彼 と 俺  ....
無意識の中で意識が鳴っている


君が文学だと思ってやったこと


僕たちの選民思想を捨てる場所


野蛮な手のひらに夜空を並べた


無謀にも魔法を見本に模倣する
彗星のごとく現れ消える自我


100年をかけて1世紀が過ぎる


ヘッドライト 夜へと落ちていくひかり


肖像が宵の硝子に消えていく
本棚で確かな本心欲してた


ぐうぐうと眠るグッドボタンを食う


黄身が君 白身が自身 殻が空


冷たさのなかを遠くの電車ゆく


九九表を{ルビ傀儡=くぐつ}のように数が ....
潔し、思えばこその自己責任

自慰的な示威に耽って辞意至る

他個責任、すべてはタコが悪いのだ

選べることなんてあったかいままで

ご唱和を、俺のせいかよそれがとぞ
赤い沙汰 名はまだやらん 我がサタン


生き死ににシティに秘密 凛々と


浮くスーツ ぬるく不向きなゆるい湯に


円 罫線 丁寧 平面 冷静に


起こそうと登る{ルビ百 ....
コレクター ガラクタじゃないキャラクター


至る所微分不可能な気分屋


窓越しの星から越してきた本心


空っぽの靴かたいっぽ 空に着く
膝に爆弾を抱えてるロボット


ぼくたちの体が、ガラクタだった頃


純粋に輝く渾沌とした眩暈


夕暮れにまみれた泥とにわか雨
少数の妙な砂炒めた数秒


出入りして差出人へ差し入れを


奇跡とか綺麗な椅子に寄りかかる


投げやりに投げかけた なけなしの声
山径を経験 軽く怪力に


可能なら何かを歌う奇数たち


停まる町 {ルビ汀=なぎさ}に{ルビ灯=あか}り佇んで


山径を経て軽快にする怪談
お嬢様言葉を使うお嬢様


ひとごとのひとことことり ひとりごと


球体と雫が崩し解いた雪
きゅーたいとしずくがくずしといたゆき


サラリーマン川柳を書くサラリーマン


 ....
酔いどれ身 不安な空を始動する


そら踊れ 素知らぬ顔で諳んじて


{ルビ白=しら}ソファー見れど知らんぞファミレスなど


そして空見ればどれもが霙みたい
ゆるゆると柚子が湯舟でゆれている


ユーラシア大陸と言うらしい島


まざまざとさまざまなサンマ浮かべてる


人間に成れない人と慣れる人


伽藍堂 からんと鳴らす音がした ....
水面下 存在したいひとの影


夕陽を閉じてさくさくと歩いてく


達筆で耽美的に書くダンボール


地下鉄は天国みたいに眩しくて


全部なくなったあとに降る雪の音
短歌ではないけど短歌として読む


俳句ではないけど俳句として詠む


川柳じゃないけど川柳として書く


電話には出んわを電話越しで言う


人間じゃないけど人間として出る
 ....
尾身さんの量産型のオミiクローン 私達みんな日向のそばにいた


がらんどう からっとした空 茶道する


町並みにきみが夕日を差している


けろけろと帰る けろっとした顔で


僕らの指先で生きていた言葉
 ....
凩が机上に吹いて肌ざむい


プラネタリウムは地球で出来ている


お膳立てされ善い月に酔う宵よ


人の光 心は一人火を秘める
針を飲む夢を見ましたチクチクと

血管が爆ぜそうなのだと思います

寒いから縮んで伸びてを繰り返し

キープ君キープさんでもボトルなし

女のみならずや生理的に無理

岩穿て何年越 ....
不幸中の幸い中の辛いこと


テレパシー 電信柱にシンパシー


曇天を飛んでん電動自転車で


ワンワンのお椀を追わんと終わんねぇ


{ルビ身体=しんたい}のなかの電気を消 ....
ワンワンと走る一月一日に


ドーナッツ どうなったって 遠い夏


ドレミは逸らし 奴隷の身はソラらしい


文末の先で生まれる未来の木
ハスキー犬はスキーは好きなはずきっと


だんだんと温暖化しておったんか


思慕色の 脱字走った  呪い星
しぼいろのだつじはしつたのろいぼし


ご ご  にじゅうご
ご ろ ....
掛け替えのない欠け方に影がある


死に体の心自体を生かしたい


ひらいた傷口が傷を飲み込んだ


暗闇であなたがぼんやり光っている
お風呂とはタイムマシンなのかもね

拙者まだ茹だって居らぬと武士返答

石鹸の泡は異界のスライムか

生き物と思って泡を膝に載せ

悩み事 泡に聞かせて夜はながし

お風呂には何故 ....
滔々と道徳を説くトークショー


温かい日差しが青く透き通る


すずしさにゆれる黄色い花の午後


水槽の赤い瞳にふれる指
あまりにも抽象的な像だった


根も葉もない花 詩のように咲いている


ぱくぱくとパクったパンを食った犬


印象が印度象的な象だった


温かい光の深く眠る骨


花 ....
月があるから地球はまだいい星



ビニールで包んだプレゼント丸見え



川があっちからこっちへ流れてく



星は動いてるんだろうけど分からん



太陽当たり前過 ....
控室 空手家の手が空いている


数珠つなぎ一つづつつづいた月日


水に揺れている誰かの泥だった


ころころとこころを語呂で転がした
やっほーが無数に飛び交う{ルビ宇宙=ユニバース}


朝アサリあっさり食ってさっぱりと


焦らさずに!調べたことを!知らせるぜ!


ネイティブな発音でネガティブに言う


 ....
月の向こうにはあの子の影が住んでいる


あてどなく眠って夢に会いにいく


日常系アニメのような非日常


こぼれていく涙の夢をみている目


裏の顔にも表情があったんだ
 ....
川柳
タイトル 投稿者 Point 日付
チョコレート平和kawa022/2/12 20:05
未明水宮うみ1*22/2/11 21:04
よいひかり1*22/2/11 10:12
1*22/2/9 10:09
生きづらさにりゅうさん322/2/7 7:57
あい言う縁を水宮うみ0*22/2/6 16:27
引っ越し0*22/2/4 21:01
純粋1*22/2/2 16:51
なけなし022/1/30 18:50
佇んでただ澄んでいた町灯り1*22/1/27 17:23
流転1*22/1/26 6:01
ソファー見れど0+*22/1/25 13:42
揺らした夕焼け2*22/1/20 13:29
天国0*22/1/17 20:18
ではないけど1*22/1/14 20:59
尾身先生はえらい人足立らどみ122/1/14 6:49
生きていた水宮うみ2*22/1/11 21:59
机の下022/1/10 17:29
気を持たせたいのはりゅうさん122/1/8 6:28
充電式水宮うみ1*22/1/5 13:34
一月一日2*22/1/1 10:30
ワクワクは宇宙人1*21/12/26 21:27
月日2*21/12/23 8:35
お風呂川柳アニュリタ021/12/20 20:55
撃とうとする水宮うみ3*21/12/15 23:33
根も葉もない羽2*21/12/5 21:03
ムンクふるる2*21/11/28 0:17
泥遊び水宮うみ1*21/11/25 21:24
ともだちだもん、と6*21/11/18 20:09
面影3*21/11/12 15:06

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【川柳】17音律「5.7.5」を基本とした川柳作品のみ受け付けます。川柳批評は散文のカテゴリへ。
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