○「ディスコ」
ミラーボールの鮮やかな夢のような光が
くるくる回っている
その鮮やかな夢のような光に包まれていると
だんだん女は誰でもいいように思えてくる
ディスコで結ばれた男女は少なくない ....
蝶々結びになっていた指をほどいて、

今はとてもあわくしろい、

わたしたちから剥いでいったシーツをヒシと掴んで、
数珠繋ぎになった看護師たちが、
屋上へ舞い上がっていく、

手垢でも ....
気づくとたいてい
じゃがいものくぼみから芽が出ている
ほっとくとそれらは
すくすく伸びて
じゃがいもをだめにしてしまう

わたしの毛穴からも芽が出て だけど
それは空なんかは目指さない
 ....
環境は心が反映子どもたち
大人からだと音無し世界!

こわっぱのどろぼう 逃げだした
この部屋から いちもくさん
お化けがこわいと むがむちゅう

部屋にのこった 音楽隊
暖か ....
 泳ぐことができず 手足を
 遊ばせているだけの水夫
 笑いぐさで

 赤く硬い
 蕾が 夜の上で冷えている
 折り重なった 死の ガーゼケット
 重い目蓋を 持て余していた 沈黙の ....
 いつか雨はやむって

 みんな言うけど

 ちっとも晴れない

 私の心

 星占いでは

 絶好調のハズなんだけど

 私だけ

 ホロスコープの輪からはぐれて

 ....
わたしのおばさんは
おばさんなんだけど独身だ
結婚してたことはないと思う
本人に聞いたことはないけど

おばさんちには山のように本がある
マンガも岩波文庫もラノベも
エロ小説も詩集も古典 ....
逃げても逃げても追って来る
明日という時間に
悪い想像ばかりしてしまう
明日に捕まったら
地獄が待っているきっと

きっときっとはカットしよう
KitKatを食べながら
どうにかなるは ....
チリリンチリリン
響きの音の
風吹き抜けながら
脳髄震わせ
チリリンチリリン
うねり始める

風が思考を呼んでいる
思考が風を呼んでいる

風が思考を
思考を風がと
呼び交わす ....
黒か白か
白か黒か
肌色に近い赤か
波にゆらめく生命線
分断しては繋がり
溶けこむ

下降線と上昇線
鏡の前で無理やり
口角を上げようと
努力する人のように
Uの字を描いては
 ....
古傷が痛むことだってある
それは仕様がない
要はそれを伸び代にして
成長していくしかない
季節が巡れば
必ず花は咲く
寒い日は プリンたべたい
寒い 寒い プリン プリン
プリンは からだがあったまる
風邪も なおります
(個人差 あります) 

プリンは プリン体がたまりますか
どうだったでしょうか
 ....
○「し」
いっこうに詩は浮かばない
死ばかりで
今日は近所の奥さんの通夜だ
まだ70そこそこ
元気な方だったのに
大学病院に行ったら
もう手遅れと言われた
肝臓ガンだった
昨日は69 ....
チューインガムを噛みながら
 

あっという間の1日だけなら

まだマシなほうなのです よ


なんて 気を抜いていると

一生が終わってしまう

でものちの夢みる ....
「地底者の花」

怯えているものがあったのだ
それは今でも思い出すと悲鳴を上げたくなる
その苦しみは私だけだと思うほどであった
そこには花のようなものはなかった
蝉の鳴き声が聴こえるばかり ....
最近はめっきり聞くことのできなくなった
あの声

祖父が購読していた週刊誌に挟まれた
女の顔と富士山と訳のわからないものが
不揃いで並べられた不思議な絵

一瞬感じた引力のような力強い声 ....
少しがさついた指先が冷たくて
それでも「有り難う」という言葉が
何だか妙にあたたかい

特に大それた事をした訳ではない
ただ、世知辛い社会から追い出され
家も家族も失った人達に
水のよう ....
面白きを生むか? 美しきを生むか?
ピカソは美しきではなく、面白きを生んだ。
ゴッホも美しきではなく、面白きを生んだ。
ダヴィンチが生んだものも美しきではなく、面白きだったと思う。
美しきはな ....
「さりげない日々につまずいた僕は」
「星を数える男になったよ」
った詩があって
大好きだったんだけど

けど
なんだよ、それって
とかちょっと冷静になって
今は想うよ
『さり ....
図星がストライクゾーンに入る
黒目がおたまじゃくしとなって
白目の中を慌ただしく泳ぎまくる
いっそここから抜け出し
白目剥き出したぁい
手足よ早く生えろ
滑落していくエゴ、
地滑りし続け
疼く私なしの一日に
打ち下ろされる一撃

もはや何の計画も無く

内に秘める純粋な怒り、
この混沌の世に夜に
闇に病み犯され 
沈み込む重心
尚 ....
冷たい牛乳には
もはや靑々しい牧草の薫りは
しない
干し草の味がする
だけだ

僕は夜もすがら
睡魔と闘ふ日々は
棄てゝしまつた
創作の為だとか
さう云ふ事ぢやなしに

たゞ、 ....
燐光を見た
どちらかと云へば
アレッホ・カルペンティエエルの中で
熱されたディキシーランドのやうなジャズ
D.W.ライト氏が持ち上げた
ヘイデン・カルースの隠遁
とは一歩二歩違ふ

燐 ....
 いま、わたしは、西院というところに住んでいるのだが、昨年の三月までは、北山大橋のすぐそば、二十歩ほども歩けば賀茂川の河川敷に行けるところに三年間いた。その前の十五年間は、下鴨神社からバスで数分の距離 .... ロバート・ブライとベティ・ペイジに

性を一單位として
クールに処理しやうとするならば
その前に
本当の男らしさ・女らしさについて
何らかのアプローチをせねばなるまい

例へば
今思 ....
人類を何度も絶滅させた
もちろんフィクションの中でな
と語るおじさんの声は楽しげ
指の間で弄ぶアンプルが危なっかしい

外からくる敵が昔は流行ったが
世界を水晶にしちゃうとか
風が強すぎ ....
○「焼酎文化」
疲れたら焼酎をのむ
嫌なことがあったら焼酎をのむ
うれしいことがあったら焼酎をのむ
友が集まったら焼酎をのむ
お湯七に焼酎三で
いやお湯六に焼酎四で
いや五五で
それぞ ....
すこしだけ慣れて来たから
美しい声と想えた
晴れるならさわやかな空
水色に映る微笑み

真空のこころ潤す
恥じている君を抱きたい
ささやかなときが流れて
やすらぎの肩を抱きしめ ....
ねえ、おかあさん
どれがいい?
大人になったら買ってあげるね
これ、ダイヤじゃん
ガラスみたいでつまらないよ
こっちの赤とか緑のとかがいいよ
この紫の綺麗だな
高いんだろうな
 ....
地は堕ち人々の叫びが聞こえる
笑い合った家族が一瞬にして哀しみに変わる
疲れ切った人々の朦朧とした現実
瓦礫の下に生き埋めとなった人々の無念な嘆き

年の始まりが自然による災いの炎と化す
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
独り言1.17zenyam...2*25/1/17 6:43
あわくしろい日々パンジーの切...525/1/17 0:08
ソラニンそらの珊瑚13*25/1/16 23:05
ブレーメンの音楽隊足立らどみ2*25/1/16 22:02
泳げない(2025.01.08)草野春心125/1/16 21:01
ホロスコープおやすみ125/1/16 20:04
わたしのおばさん【きょうのソネット】佐々宝砂4*25/1/16 19:54
KitKat425/1/16 19:36
詩想、熱風思考ひだかたけし6*25/1/16 18:03
慟哭栗栖真理亜1*25/1/16 15:15
渡辺亘325/1/16 10:46
プリンkawa5*25/1/16 10:07
独り言1.16zenyam...0*25/1/16 8:55
チューインガムを噛みながら足立らどみ225/1/16 7:55
地底者の花[group]陽向(2躯-...325/1/16 2:53
栗栖真理亜125/1/16 1:39
人間の尊厳4*25/1/15 22:16
浅薄詩鏡文志2*25/1/15 21:47
「流星」秋葉竹125/1/15 21:42
おたまじゃくし5*25/1/15 18:45
A Day Without Me*(改訂)ひだかたけし425/1/15 18:14
深夜から夜明けに向けての数十行髙任勇梓 T...225/1/15 18:13
燐光125/1/15 17:26
THE GATES OF DELIRIUM。 ──万の川より ...田中宏輔9*25/1/15 15:12
偶像 -スタアたち-髙任勇梓 T...125/1/15 10:13
わたしのおじさん【きょうのソネット】佐々宝砂1*25/1/15 10:10
独り言1.15zenyam...1*25/1/15 9:38
しろいやすらぎ秋葉竹025/1/15 8:17
トロイメライたもつ225/1/15 5:30
共に越える栗栖真理亜4*25/1/15 0:24

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