折れそうな意志と、割れそうな石
君は私をみず、
語らいの時計をみていると云う
なにもみないことと
同じだねと云うと
私に聴こえない
怯えた声で言い訳をするね
祈りには美 ....
灰白のコンクリート剥き出し
絶えざる空爆に崩れ落ち
ひたひたと歩み入る
自らの内部の裸形の現に
善きもの美しきもの
霊性の花束を
自らの意志を以て投げ入れんと
破水し獣声荒れ狂う乱打 ....
ひとりで眠る
白い 心臓
星が ぱちぱち 輝いた
くすんだ髪が 目にかかる
わたしは 一つも変わらないまま
とおくの過去に まどろんだ
ひとりで死んだ
白い ざわめき
月も ....
世界は厳しかった
世界はなんか妙に厳しかった
世界は大分楽なんやな思うた
世界はもろくそに厳しかった
世界はクソだった
世界はもろにクソだった
世界はもろにもろ ....
孤独を抱えた少女が
賑やかな歓楽街を彷徨うと
銃を持った奴らが
今夜の的を物色していた
その中の一人が
引き金を引いた
たちまち朱殷に染まる花びら
少女はタヒんで女になった
街の風景か ....
怪物だ〜れだ
わたしは働いていますか?
いいえいません
友だちはいますか
いいえいません
何か世の中のためになっていますか?
なっていません
家族とは仲がいいですか
口を利いたこと ....
あれからまた百年がたち
わたしたちは まだ無知だった
岩とか、波とか
空とか
そういうもののほうが
まだ世界をよく知っていた
まえの百年にしてきたことを
ひとつずつなぞって
....
情報のスペシャリストが
どうしても罠で
FBIとかをなぜかなりました
でも
ほんとうは居酒屋じゃなかった気もします
酒を飲まなやってけません
そんなのにまた夜
前から走ってくる3 ....
可哀相に
末期の息の定まらぬなか
彼女は逝つた
夭折の詩人
美しい稱號
だけど僕は敢へて
可哀相に、と云ふ
死んだ若者は
祟りなす事すら知らず
今日を棄てゝ
明日は冥府を彷徨ふ ....
拒む亡霊たちよ
大地を震わし 立ち 塞がり
熱それは
雨か風なのか
我は夢を見続ける
....
明日明後日しあさつて
日々は過ぎていきますが
僕は今日の生活の
覇者となれゝばいゝのです。
取り敢へず
取り敢へず
で 日々は
更新されますが
取り敢へず、今日を攻めやう
....
呼ぶ名前すら知らず絵学ぶよ。
よぶなまえすらしらずえまなぶよ
私の潜る余白と読破、夜、雲の下は。
わたしのもぐるよはくとどくはよるくものしたわ
太古、鱗ごと心動いた。
たいこ ....
ヤ、ヤ、畸つ怪なり幻影
新左衛門大刀を拔き放てり
とか
僕はいつ迄も冒険譚を追つてゐたいが
内面の慾求には
いつも負けてしまふ
詩
に向かふ
のだ
とか
念押し ....
○「薬の管理」
ボケてくると
薬を飲み忘れたり
薬を飲み過ぎたりが
しょっちゅう起きる
そばに誰かいないと
薬の管理ができない
お薬手帳よりもお薬の管理だ
○「人生の道」
いつか ....
飛び交う砲弾は 罪なき子どもを傷つけ
飛び交う呟きは 罪なき誰かを傷つける
そこにはルールはなく
人権を無視した軽視や蔑視
差別発言が幅を利かせ
怒りの矛先はトチ狂った方角へと拡散し
....
小さくちぎった新聞紙
丸めてバケツの水に浸す
指先から冷たさが伝ってきた
「新聞紙で窓を拭けば、綺麗になるよ」
そう教えてくれたのはかつてお世話になった教会牧師の奥さんだった
年末が近づ ....
火をおこし護摩木が焚べられる
般若心経が唱えられ
炎が燃え盛るにつれて読経は速くなる
一緒に唱えていると
息継ぎをするのが難しい
滑らかに歌うような僧侶は
どうやって息継ぎをしているのだろ ....
夜闇の来て
時がしずまる頃
翼をひろげ
今にも飛び立とうとする
あの自由の羽ばたき
聴こえて来る
金星も木星もオリオンも
天空に輝き放ち火花散らし
思考意志の生動浮き彫りに
ぐ ....
生きとし生ける
群衆は群れる羊たち
然しそれぞれが
詩を持つてゐる
俺の愛し子
美しき若者で
あつた俺は
狼で
あつた俺を
自ら屠つた
銃を持つのは
最後の獸らしき
臭 ....
イノセントな白いワンピースの君
強い風の中スカートをなびかせる
いつまでもいつまでも
私の心の鏡に写っている
永遠なんて信じるかい?
私は信じる
君の存在があるから信じる
朝焼けの光の中に立つ影が
まぼろしだったか
夜更かしを楽しむ吸血鬼の集会が
まぼろしだったか
転落だらけの人生で
過去のトクベツだけがキラキラキラリと
泣きたいく ....
自分を憎むしかないのか
それももうやり尽くした感がある
もう充分だろう
輝く自分を
ありのままに愛せればいいじゃないか
鬱蒼とした深緑のカーテン
僅かに差す光が私の頬を掠めて落ちた
柔らかな苔の上に敷きしめられた硝子張の針
歩くたび私の足裏の皮膚を突き破り赤く染める
白目を剥いた猫が白いシミーズの裾を
揺 ....
〈怨めしき事はありつれ春隣 涙次〉
ラーメン いつものインスタントの奴だが
今日の晝飯には家の者が
焼いた餅を載せてくれた
何とはなしに感謝の念が湧く
遅き小春で
うつとりとヴェランダ ....
何くれとなく心を働かせる為には
ペットボトル一本の水では足らず
色々とカネがかゝつてしまふ-
經濟と健康の不均衡が
僕の悩みだ
(藥の事はさて置くとする)
日の光が僕の部屋に
充 ....
悲しみを忘れたいなら
悲しみをすこし穢そう
一編の詩の中にある
悲しみがキラリきらめく
世知辛い生き様を棄て
生きたくて宇宙(そら)をみあげた
堕ちてくる銀の鈴のね ....
赫赫たる蒼穹に舞う翡翠の影、 羽摶き一閃、風を裂く翮の響。 風韻濃密なる虚空に、その声は如き翡翠琴の奏。 哢声は黄鐘調に流れ、 万象の縫い目を紡ぎ、永劫の詩篇を描く。蒼茫たる雲海を翔けるそれは、 神霊 ....
たいくつくつたいくつくつたいくつくっつきたいくつくついでにつくえつっぷしたいくつくつたいくつくつたいくつくついくつくつがえしてたいくつくつたいくつくつくるしみはぬいてたいくつくつたいくつくつく ....
ぷりん
を
食べて
くださいな
そんなの
が
何を
もとめる
はだしの
ことですか ち
なんちて
それだめ
あ
まがまんを
まがまんを
まがまんだ ....
家を忘れ、道を忘れ、記憶を忘れ 怖ささえ忘れたならば
もう、引き返す道さえ ありはしない
家を忘れ、道を忘れ、記憶を忘れ 怖ささえ忘れたならば
もう、たどり着く道も ありはしない
メモを忘れ、 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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