{引用=空の治療}
空に絆創膏をはりました。そしたら雲が来てもくもくもくと絆創膏を剥がしてしま ....
菅総理は恥を知ってか知らずか「静かなマスク会食」
小池都知事は得意げにフィリップ掲げて「5つの ....
冬の{ルビ夕=}小窓を占める巨{ルビ仙人掌=さぼてん}
くれなゐに芯のゆらめく冬日かな
....
炎天下の発情。
痘漿の裂傷、
打ち据えた鈍らの刄溢れ
貪欲な腹を割って、離す
....
見えない手で触る事ができるのは子供だけじゃない。忘れなければ掴む事ができる。夢の先と同じ。叶ったら逃 ....
{ルビ瞑=つむ}る眼のうすさ彩る冬かがり
冬来れば{ルビ郵便函=ポスト}の赤もあかあかと
....
スーパーに
ラミーがおって
バッカスも
いると愈々
冬だと思う
彼の人がああ言えば
彼の人もこう言う
輪廻転生
無限の水掛け
既の所で一服すれば
微々たる ....
もう、いいからさ、帰ろうよ
あんまり遅くなるとお腹すくからさ
いつもみたいに笑おう
ただ走って ....
コスパがいい物と
コスパがいい人しか
生き残れないんだ
品質がいいだけと
性格がいいだけ ....
「10分停車らしいから、ひげ剃ってくる」
そう言って父は急行「筑紫」から降り、ホームの洗面台に向か ....
しめったそで口で
動かないまま
秋は静かにながれていった
黄色な落ち葉が
くるんと円弧を描き ....
過去をつくる
慣れてしまえば
私の額から
表象を消せばいい
プラグは抜かれては
いなか ....
夜がすぐそこにきたから
寝床に入り眠ってしまう迄の間
肉の欲望と葛藤するのさ
まだ若かったから ....
大変才のある人は
まずそれの自覚ののち倫理に趨り
中盤に於いては体力を尊び
終盤に差し掛かって ....
十一月十七日、前日まで杉林の除伐を行っていたのだが、その作業をいったん中断し、ブナの植え付け作業を ....
くもりの朝
まくをやぶって
私らは起きあがる
このあたりじゃ今日もビルが倒され蜜が降っ ....
覚書き
「あるテクストが生成される為の別のテクストは意 ....
作業服着こなして
流れる汗はそのままに
始める業務はつまらない
なんて思うほどに笑えてくる
....
自分、自分とおしくらまんじゅう勝った負けたが判らない
あなたと砂浜に来た
何度も来ている白い砂浜
友達のようなものかもしれない
同じ海を見ている ....
理由はわからない
謎は深まるばかりだ
船は錨をおろして
港に浮かんだままだ
乗客は下 ....
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