そんなに無理に大人にならなくていいと
言われた子供は
少し戸惑った後に むすっとしてい ....
月がこんなに明いのに
夜がこんなに昏いのに
知覚は依然 檻の中
電線 街灯 建造物
交際 ....
1人ぼっち
そんな孤独を抱える夜
大声で泣ければいいのにね
孤独を噛み締めながら
朝が来ない ....
中秋の名月でした。おとついは。
君の街にも月は出たかな。
過ぎてからわざと教える。
昔から ....
音のない祭りのような
秋の懐に手を伸ばすと
秋は
私に泣けという
笑えという
成熟 ....
樹間から
覗く秋晴れの青、
ふるふる震え
金木犀の香が舞う夕べ、
時はすっかり透き通り
遠 ....
ちょっとした花壇の角に
無くしたはずの 鉛筆の
「しん」が
どこまでもモノクロに
「いっせん ....
{引用=無邪気な錯覚}
窓硝子の向こう木は踊る
風は見えない聞こえない
部屋に流れる音楽に
....
魂の風うららかに萩の里 🍂
コスモスと一生暮らす{ルビ鄙=かたいなか} 🌺
....
空の似顔絵を描くとね、どんなに下手でも似てしまうよね。
空には正解がないから、きっと間違えようがな ....
当ホテル、リゾート1989は
バルブ時代に建てられた
滞在型リゾートマンションを
そのまま使っ ....
時間が経てば
価値がでる
どんなものでも
価値がでる
経てば経つほど
価値がでる
....
金木犀が、香ってかなしい
手折って、帰ってきて、グラスに飾って、香ってかなしい
ゴミ箱の中から、 ....
あまりに多くの悪徳を重ねてきた
まともな頭ではもうない
精神の波はあまりに高かったり低かったりす ....
天気予報通り空は晴れ上がっていた。
夜。一人でアパートの部屋に帰ったら間もなく入口と出口を兼ねるド ....
キジバトがアスファルトのすき間の
塩化カルシウムを求めてやってきては
車の気配に飛び立つ
その ....
秋になったばかりだけど
紅葉のことばかり考えている
はっきり言ってまだ暑い
昼間は暑いけれ ....
愛は大事だとか
戦争はいけないとか
言うまでもないことを
至極当たり前の話を
さもオリジ ....
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