次から次に丘にあがってくる人たちが
サーフボードを立てかけては去ってゆく
わたしはスプー ....
キッチンにシューゾーカレンダーがあった

今月の言葉

「成りすますんじゃない、成りきるんだ ....
物という物、在り
在る物の浮き立つ
今宵、荒れ狂った情動吐き出し

沈黙に滲み出す
生と死 ....
成りすましがバレたけれど
否応なしに
成りすましになってしまったように見せかけるために
多重人 ....

 嵐の中倒れてはもがいた ボロボロなこの俺
 消えてしまいたいほど 打ちのめされたけど
 運 ....
壊れかけた砂時計に話を聴くと
なんでもないと答える
壊れたピアノに
音が出ないと
聴くと
 ....

糖衣、それは深刻な結露のようにわたしをつつむ薄い劣情

正解のない会話をするゆびさきで祈りの ....
夏草のなかに咲く赤い花、
黄色い花、青い花、
目を細めたそれぞれの眼差しが、
地の上に咲き誇る ....
ピアノ。
私はいつも、
ピアノが弾けない。
キーボードにならたくさんの、
物語を描けるのに。 ....
柔らかな
背中の地図を這う指先に
明日を占い
地獄を垣間見て
白蛇のような舌先で
あなたを ....
束縛されない生なんて一時も無い
愛しきれたひとなんていなかった

孤独は平気だが
孤立しては ....
新しい世界を観たカムパネルラは
ジョバンニの涙をみなかった
私たちは何故この車窓を見ているのだろ ....
ポケットに
なまりでできたどんぐりをひとつ入れて
川沿いの道を歩いた
地表が
ルーレットみた ....
更地より頭の中に一本のバラあればこそ孤独になれる

エサ発見!骨泳がしが押し寄せて神輿を担ぎ独房 ....
心音を確かめにゆく明日まで今夜の夢で胎児になって


椪柑の味の香りの優しさはいつか会いたい母 ....
湿った黒髪の纏わりつく夜
子供のように無邪気な指先
で確かめる暗がりのなか憂
欝な鏡面のように ....
メロウなサックス 黒いランジェリーの黒魔術
交錯するグラスの水晶の煌めき じっとりと焼
き爛れて ....
とおくの海から聞こえる
漁船のエンジン音が
夜の上空にどんよりと膜を張る
夜露に濡れた家々の屋 ....
けたたましくも激しいこの静寂は
誰のものでもなく
押し寄せる濁流となって勢いを強め
驚愕の声を ....

 
窓の外の、
引力や生き物の息遣いから生まれる
有機質の、音を
ラヂオの代わりに耳にい ....
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2016年5月5日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
クロージング・タイム遙洋自由詩2*16-5-5 22:55
マスヲカシューゾー「シューゾーカレンダー」花形新次自由詩016-5-5 21:48
白い部屋ひだかたけし自由詩3*16-5-5 20:54
千切りキャベツ「自分が誰だか分からない」花形新次自由詩016-5-5 20:44
心臓に突き刺さった太陽の破片星丘涙自由詩016-5-5 19:06
微熱の中でレタス自由詩316-5-5 16:24
糖衣、それは深刻な初谷むい短歌216-5-5 16:02
夏草あおい満月自由詩216-5-5 15:42
境界線自由詩4*16-5-5 15:41
刺青レタス自由詩1216-5-5 11:48
使命梅昆布茶自由詩1116-5-5 11:12
銀河鉄道よりレタス自由詩516-5-5 10:42
ポケットにオイタル自由詩116-5-5 10:00
仲よし村唐草フウ短歌5*16-5-5 8:39
「初恋」二首もっぷ短歌216-5-5 6:43
流星本田憲嵩自由詩216-5-5 1:48
黒魔術(改)自由詩016-5-5 1:47
魚(改)自由詩316-5-5 1:46
聞こえる坂本瞳子自由詩1*16-5-5 1:25
真夜中のブレーメンうわの空。自由詩216-5-5 0:31
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