酒臭い罵声のついでに投げられた雑な励まし まあ聞いとくわ
戦友は ポケットのなかの ....
日当たりの悪いベランダで
洗濯物が乾いていく
気まぐれで買った麦チョコが
戸棚の奥で湿気っ ....
予約時間に早すぎて
十数年ぶりに弘南堂書店へ往く
見慣れたブックオフとは違う
天井近くまで積ま ....
「髪切ったの！？」「超似合う～！」とか
教室の後ろで女子達が騒いでた
振り向いて言わ ....
風の指揮大合唱の花の山
双子用バギーカー来る花吹雪
姥桜車椅子より立つマダム
それに、憧れた。
それは、ぶかっこうに汚れていた。
軽蔑にあたいすると思った。
それは、罪だと ....
夏に祭に行って捕ってきた金魚が３匹。小さかったのに大きくなった。張り切って買った水槽は
汚れている ....
詩の投稿サイトで
どの詩が一番イイねを
獲得するかを対象に
賭博行為を行っていた
自称詩人、 ....
木枯らしが過ぎ去った朝
世界は光の果てから溢れ出し
零れ落ちた目醒めの鼓動が
堅く凍てついた希 ....
どうかぼくを見守ってあげてください
これはぼくの哀歌です
ダイアモンドの輝きを放つ哀歌です
安 ....
急いで！
学校に遅刻しちゃうよ
今日はどうしたんだろう
自転車がパンクしたのかな
息 ....
啄木に寄す
湿りある煙草を咥えマッチ擦る
ヤニで汚れしじっと手を見る
火を慕う ....
夏の終わりは 寂しさ置き去り
悪戯に荒ぶる 風は憂いの香り
揺れて乱れる 君の前髪
歩道のFl ....
紫の スミレの花に 染まってく 砂利の庭に 春の喜び
書かねばならない事
を 探して
言葉の海を泳いでいました
今の私に書ける事
を 尋ねて
....
小諸にだって
劇団のひとつやふたつあるよ！
という批判があったとしても
どうせ小諸市内のバカそ ....
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