朝顔のような君の笑顔
「禅ヒッピー」という本の中で
遥かな山並みに目を細めつつ
なだらかな麓の道を、二人は往く
....
....
私は昔、フランスを旅行したことがある。私が泊まったのは、安宿だったことを記憶している。当時私は失業中 ....
....
欲望
それがぶつかる
大義名分をさがす
それはすぐ見つかる
涙
欲望
....
通勤途中に猫がしんでいる
そのそばをわたしはとおる車で
みなけりゃいいのに
毎日それをみる ....
飲んだくれたって いいでしょ?
だって 人間に 生まれてきたんだもの
たまには 飲んだくれた ....
半そでの白さをひとつ武器にして、僕らは夏に向かっていくのだ
不戦とか書き連ねるような思いなど、 ....
時と場所が
選ばれながら
Cigaretteの煙が立ち昇る
日々はどんな天気でも
ずっと続い ....
血も汗も涙も我慢汁も
すべて流し切ったとき初めて
全力を尽くしたと
言えるのではないでしょうか ....
どれだけの言葉を用いても
伝わらないでしょうが
今わたしはとてつもない力で
あの日の時間を刻み ....
描き続けた夢は
水に溶けてゆき
色は薄れて水絵になった
夢なんてそんなもんさ
ジジイババアに
人権なんかない
という暴言には
断固抗議したい
ジジイババアにだって
ある ....
風呂に行こうとすると、玄関先にコオロギ、風呂屋の壁にナメクジ、帰り道にカマドウマを見た。虫に好かれて ....
光と樹木が交差する
あの夏の濃い陰りを抜けて
ヤンマゆくよ
感光した記憶の傷痕なぞり
迷 ....
太陽から逃げ
砂漠に夜が満ちる
疲れて眠る黒髪を
オアシスの女たちが
優しく梳き解いてい ....
貯金箱の底に
去年の赤い夏休みがある
使い切れずにとっておいて
よかった
海に浮かんでる
夜の船から落ちたのだ
手拭いを絞って水を飲む
水温はすこし冷たい
あとど ....
二つに一つではなく
二つにして一つ
それが足のうらで生きるということ
とおく球 ....
女子供を守れない男を
内心軽蔑しているくせに
危険な目には合わせたくないという
だけどよ
....
私がいないなら、
あなたがいる。
あなたがいないから、
私がいる。
いつも時計のよう ....
狭くなる階段 明滅する灯り 迂闊に晒した腕が冷え行く
イカ焼きを分け合う二人 唇の ....
夜つかむ指
蒼に凭れ
曇の前の穴
はざま過ぎる鳥
引きちぎるたび
....
目に映る風景と
もはや言葉を交換できない
私は風景から情緒を受け取らず
風景も私に ....
「幸せですか?」「はい、幸せです」
言葉にしなくとも伝わる想いあって
言葉にしたら崩れそうな ....
今一度会えるのならば、
今一度聞けるのならば、
貴方の顔を見て、
貴方の口から聞きたい。
....
夜の空気が
皮膚を貫き
意識・無意識の壁を透過する時
生きていることを感じるんだ
(みんなも ....
立ち尽くす
散りばめられた屑の中
告げられる心臓の音を
手で握った
止まらないでとただ握った ....
あとだしのあいしてる
あとだしのあいしてる
あと ....
30rows, 1.11sec.