ねぇ、一つだけ聞いていい?
いや、やっぱりいいや。
うーんでもやっぱり 一つだけ聞いていい?
....
夕暮れの空を見上げると
今日はお月さまがいない
と思ったら
真上やや後方から呼ばれた
「ココ ....
何度きみを見送ったんだろう
あたしの涙をやさしく拭って
ひとさし指を立てて笑いかけてくれた
き ....
雨の中カラスが世間話をしていた
黒い仲間は
雨にむかって顔をあげてとんでいる
そうだ
カラス ....
たとえていうなら 雪の降る夜
裸足でマッチを売っていた少女が 自分のためにマッチを1本灯すとき ....
明日は待ちに待った卒業式だ
そして
俺はこの日を待っていた
明日で中学は終わり
みんなバラバ ....
電車の通る規則的なリズムに心臓の動作を同調させながら
飲む国産のウィスキーは氷が混じる。
大 ....
「悪気はなかったんです
ただ、みんなを不幸せにしたかった
ただ、不幸せに・・・・」
なんか雰囲 ....
悲しみよ
世界に降り続ける悲しみよ
お前は可愛そうなヤツだな
みなに嫌われ憎まれてる
必要 ....
君に会うといつも浮かれてしまう
浮かれすぎて宙に浮いてしまいそうだ
さあ僕と手を繋いで散 ....
共有出来ない秘密があれば
知らないことは減ってはいかない
誰かを ....
結局思考してんのは脳味噌でさ、シナプスだかなんだかの伝達で立ちあがる出来事だけがリアルだろ__
....
茶色く煤けて大地にたつ街、アンカラに雨が降る。
僕の過去を濡らし、僕の未来を濡らし、茶色いレンガ色 ....
あれも喰おう これも
と皿に盛り上げた品々
同じ料金ならば
というケチな根性
ではない ....
花をすぎる花
こぼれる花
閉じた片目から
飛び去る花
花は重なり 水 ....
俯き歩く僕の頬に
一筋のひかりが触れて
見上げれば雲間から
陽射しが溢れだす
そんな朝
....
かつて 営業時代に
一度だけ 映画を観に行ったコトが 有った
何処から サボリなのか
....
スタートの合図も早々にライバルと逆方向に走り出した
あの黒い競走馬は今も人知れずどこかを走ってるら ....
めぐり来たれる冬の色
凍れる風に導かれ
衢閉ざしつ染めゆきぬ
ものみな重く睡りたり
....
砂漠
軽はずみで旅に出るなんて そんな僕を君は笑っただろ?
夢という鎧で武装して 年老いて時 ....
広告の多い新聞松の内
西鉄の帽子やCHAGEの誕生日
たかじんの死んで雨降る浪速かな
婚期の逃げ足に追いつけない
素足で地球を踏む
殺した手が水をすくう
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