あのね って 声が 響いた
振り向いたら 誰も 居ない
ここまでは 良く有る話
ここからが ....
仕事から帰ると嫁さんが
「はい、これを見て!」と新聞を手渡した
※今週の本・Top10※ ....
この世に生まれてから
今日に至るまでの一日々々を
風に捲られてきた暦は
人生の旅路の ....
柔らかさ強さと一緒にまとめ買い
遠くには港もないけど筏船
胆石を患ってから知る臓器
....
思い出が深すぎるから
小石で埋め立てる
その上に犬小屋を建てて踊る脳
YES,NO枕が不気 ....
ああ
疲れたな
また
明日も 疲れる
毎日 毎日 巻き込まれていく
歯 ....
人が人を検閲することはできない
それはいちばん姑息な魂だから
人は人を弾圧することはできない ....
バスはC県からT川を超えI県へと進むローカル路線バスだった。
俺はI県側にあるテレビ工場に勤めてい ....
さびしいし
つかれている
賠償問題も不調
でものりこえらる
と、
のり ....
すごく気にしてるんだ
うんうん
チョコレートの…数
うん、いつから?
生まれた時から
....
sweet pain,sweet rain
雨の匂いがした夕方 じきに降り出すかもしれないって ....
ベランダに出る
たばこを取り出す
火を付ける
煙を吐いて見上げた空
ぼんやり白い雲
切 ....
私の亡骸は
私にとってさえ
特別なものではないから
海に捨ててくれなんて
言ったって
しょ ....
抱いて抱き合うほど
豊かな愛になる
寒さから守るバリアになる
真っ白な雪が見せる幻想
....
いたいの、いたいの
とんでいけ
大三角に
ぶつかるくらい
おおぐま、こぐまに ....
西の空は何色か
油断してたら殺される
ハサミで切れるものは全部切る
容赦なく切る
ハサミに西 ....
空を殴ったらば
君を奪って
月まで飛んでゆく
奥歯を噛み砕いて
言葉も愛も粉々の
月は ....
荒れる 騒ぐ
激しい音を立てて
叩きつける涙
あの人に何かあったのかしら ....
ふと気がつけば、僕はいつの間にか日常を、
単調で、退屈なことの繰り返しのように思っていたよ。
....
ひとりでいるけど
さみしくないの
こどもはおれにきくけど
おとなはだまってる
一人ぼ ....
好きな子が出来ても
誰かの手を引いて遠い場所へ
行ってしまう
受け入れた そして絶望は ....
私が密かに
恋焦がれている
隣のクラスの純くんは
スカトロりんだって
噂だから
前日にアー ....
僕が思う現代詩と合唱の関係について(4)
「現代詩は存続の危機にある」
これは様々な詩投 ....
白いシーツ
白い枕カバー
白い天井
硬いベッド
朝が白々明ける頃には
....
無職でいること
そのことだけが 正しいと 信じていた
だけど この街は
少し寂しすぎるよう ....
透明な僕らは一体
どこへと行くのか
透明な彼らは一体
どこへと ....
影がぐるりと右かしぐ
左手が逃した夕餉の茶碗
右手を掴んで放さぬ恐怖
夜の森は騒々しい
....
少年がバス停に走っている間に
母を乗せてバスは行ってしまった
母は後部座席に来て ....
(波の音)
父、母、龍児、座っている
せむし、奈津、立っている
母 「(子守唄)ね ....
加筆訂正:- ガラス/まーつん[16:56]
- 細部変更しました。透明になリ始める→透き通り始める
29rows, 1.01sec.