あなたの弱いハート穴だらけ
横になって休んでいたらいつのまにやら水たまり
この量は記録破りです
....
月が
奏で、
室外機が歌う
実直な夜
君が
眠 ....
（映画『フォース・カインド』の内容に一部触れています）
最初に警告、
というほど大げさな ....
梅雨の中休みの蒸し暑さは
腹立たしいほど
中途半端だね
私鉄の駅前で
でこぼこのアスファル ....
{画像=120712230355.jpg}
わたしは
何処へ行くのだろう。
....
彼女のもっとも愛したピアニストはバド・パウエルだった
彼女はバド・パウエルを目指してJAZZピアニ ....
空腹時血糖値
高いの当然
採血前に
饅頭食った
「痩せればね」
きみの ....
飲みこんだ真珠や
赤いブレスレッド
すべてを撫でる風は吹く
温度を忘れても
冬をほどけば ....
あまだれが落ちるのを
じっと見ていた
そんな日があった
そんな子どもだった
樋の下で ....
角に追いやられた居場所を
ゆとりと無理やり読んで
朝まで遊び呆ける
大人気ない強情は
時 ....
星が瞬く静寂に、君と二人手を繋いで、
嘘の様な静寂に、君と二人眠りに落ちて、
暗闇の中で、僕 ....
かわいい
自分のできる事は
すると言う。
部屋きれいだろと言う
7/7にたなばたさまを
....
もし雲に
乗れたら
世界中を
旅するのに
もし雨に
なれたら
渇いた花に
水をやれ ....
獅子に道聞き右には狼
一気に散り散り危機一髪存外に
堂々と理想を挑もうと恐れ多き
技師に ....
リアルでは
臭いも味も
あることに
気づいて
僕らおとなになるんだ
風呂の ....
小さな男の子と
女の子だった私たちは
なかみだけそのままで
古びてしまった
雨にふるえて ....
あらゆる言葉が難解な象形文字である時
私は私の言葉達を塞ぐ
私の言葉が流れ出ないように
そして ....
ふわふわしているもので
足ぜんぶつつみこんでやると
まるでほら、
草原を、
駆けてくればいい ....
夜明けの、薄青いフィルムに/色あせた紫陽花のつぼみを真似て/青いジャージを着てる/人が、向こうの田 ....
夏の終わり
弱々しげな、うつくしいアゲハを捕まえた
微弱ながら生きているアゲハを
私は冷凍庫に ....
目が覚めたらいつの間にか夕方
午後の予定は繰り越しでサヨナラ
洗濯物溜まってきてるみたい
冷蔵 ....
なつかれて
あめづかれ
さみだれている庭
ひと雨ごとに、育つ緑がここにある
雨の匂いと土の香り
湿気は、ほんのささ ....
お墓を作るってことは
現実と向き合うって事だ
つまりそれはサヨナラだ。
....
ヤスデさん 溺死まぬがれ僕の家 来たはいいけど踏殺されて
ヤスデさん 優しい人に会えたなら もっと ....
刈り入れ後の田圃
夕暮れ時に老婆一人
誰かを呼んでいる。
腰は幾分曲り膝に手を当てて
前を向 ....
?
私がつかもうとしたのか
私の砂漠へ
日常のほんの小さなすき間から ....
文鎮が
ふうわり ふわりと宙に浮き
驚く書生の顔前を ナマコのように漂って
原稿用紙が舞い ....
｛画像＝120712232443.jpg｝
陽の当たるところ
その建物は ....
ペケですか マルですか？ おうとつですか？
舌平目ですか？ 獰猛ですか？ ....
淋しいふりする僕は
無駄に過ごす日常のどれいだろ
きっとあたらしいあさがきて
古い夜を受 ....
ぼくには夢がない
あえて挙げるならそれは
浮標
見ろ、
エルベの蛍
を ....
ホントの半分
君にぶつけて
知らないふりを知る
見つかるまでの
楽しい夜が
終わるのを待っ ....
clockwise android
外は雨が降っている ここに居ても音は聴こえる
昨日まで当 ....
段々と仕事が減ってきた
解雇された 潰れた あの日本橋の会社のことを思い出す
しがないソバ屋 ....
夜更けに
腹筋をする
腕立て伏せをする
背筋をする
スクワットして
寝れなくなる
腹 ....
雨が降る真夜中
傘をさしながら
鈍く光るアスファルトの上
自転車をこぐ
少し ....
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