くまのてっちゃんプップクプー
らっぱ片手にプップクプー
やまの坂道おさんぽだい
まちの市場でび ....
好きだった事が
端から順に嫌いになっていく。
大嫌いなキャベツもレタ ....
缶入りの抹茶だ
ぼくはぬるくなってから飲む
ぬるい抹茶の味を口のなかで反芻する
お茶のお稽古で ....
君が正しいと思ってした事
地球を何十周もグルグルと回るぐらい考えて言った事
そして寛大な気持 ....
小さなアヒルに
似ているね
数字の2
かわいいね
*
事故に ....
わたしは男のくせに、何も出来ないのである。これでも妻と息子を食わせているつもりであるのだ ....
仮眠中だった
変死との110が入った
初任科卒業したての俺は
部長といっしょに
その現場にむ ....
日々の聖句(18)結婚は神に祝福されています
二月二十二日
「それゆえに,男はその父と母を離れて ....
本の外側に立っている
捨てられた帯には
「ここに解凍しますか?」
と書かれている
....
公的扶助の受給者の列を写せ
民は思う
なぜ、もっとしっかり生きないのか
貧困で餓死した親子 ....
困らせたいわけじゃない
だけど困ってしまったらごめんね
トーキン
はる
左の耳から出 ....
耐震性はありそうなんだけどね・・・・
灰をかき出しながら
背中の痛みを感じていた
ひどく殴られた場所が熱を持ち
直そうとしているのだ ....
紙コップを満たす時間
計算機を分解し続ける少年の側で
親戚の人が斜めになってる
....
生きているだけで奇跡
生きているだけで素晴らしい
それをやっとわかった
君と生きて ....
あなたのお名前を
お聞かせ下さい
あなたの御心を
私に見せて下さい
あなたの ....
空も
海も
荒れている
鉛色した浜辺に
鈴をなげる
こんな日であっても
ひとは
生まれ ....
ペットボトルに入ってるのなんか
お茶じゃない
じゃああんた
茶畑にどれぐらい
太陽照りつ ....
命の消えた君の顔は
見知らぬ人のようで
半分開いている目は
閉ざそうとしても固まって
開 ....
リストカットは死にたいと云う
意思表示ではない
自分は死にたくない
誰か助けてくれと云うS ....
高円寺の古着屋にある個性という押し売りを
彼女は愉快そうに手に取って
その幾 ....
三月雨、が降る
ほろほろとこぼれて少女は涙する
はちみつ色の瞳を濡らし鼻筋を濡らし
ああけれど ....
突然見舞われる不幸は
偉そうなご高説によるものではなく
リアルな現実でしかない。
直面する ....
☆
こんなにも雪に降り込められるのを
喜ぶものがいるなんて
そうやって清らかなもの ....
雨の中で君を想う
私の場所で君を想う
まっすぐにみつめているのはきっと
大事なものなんだよね
....
いいですか
コンクリートの塊を
右脳の隅に沈めておくから
ちゃんと見て ....
自分も毛糸玉のくせして
プッチは毛糸玉と
戯れるのが好きだった
ふたつの毛糸玉は
所狭し ....
相手をたいせつにするために、待つ、ということを、おぼえなければならない。
雨はとっくに 止んでいるのに
畳めない傘の中で
君は静かに濡れている
君だけしか聞こえない ....
でも
生きている
それでも
息して生きている
でも
考えている
それでも
感じ ....
意地になって
石になって
一になる
意地になった
一の
石である
布団の中で ....
僕はいつもわからなかった
きっと 自分を失うことから 逃げてきたのだ
僕は そうして いつ ....
気球に映る奇跡を左手でずらして
取っておいた帯もなくなりそうだから
布団を干すのは晴れの日にしよ ....
雨上がりの静寂に
何かを期待して
息を潜めた僕らを
逆上がりした後の街
何かが変化し ....
たまにしか感じられない
出逢った時の ときめき
きれいな詩
心にすうっと入っ ....
人生は手紙
読み進むごとに
春夏秋冬喜怒哀楽
答えは最後のお楽しみ
人生はビリヤード
....
おきぬけに
大事なことを思いだし
顔をあらって
みつめようとするけれども
それはもうそこ ....
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