都会はいいねと人が言う
暮らすところではないけれど

雪国はいいねと人が言う
暮 ....
急な坂を掛け上がる

長い階段を上り詰める

その先がわたし達の終点

だから今は

 ....
おやすみなさい

同時に寝る

こんな奇跡的な幸福

かさねられることが

また幸福 ....
指切りをして差し招いてほしい
あわただしく生きていてほしい
てん、てん、と、時折ついてくる足跡を ....
肌の具合がよろしくない
節約の名のもとけちられた 安い化粧水のためか
二十代も後半の衰えのためか ....
ただ生きていくことが難しい
生き残ることが難しいし
毎日を幸せだと感じることは もっと難しい
 ....
握力のある人間
悪力のある人間

握力のない人間
悪力のない人間
雑踏の中 ふいに涙がほほ伝う
このままここで 倒れ伏してしまいたい
どこも病んではいないのに
 ....
今年も
だるま収め所に
だるまを捨てに行く
よかった
捨てられるのが
自分じゃなくって
 ....
幾度か巡ってくる夜に
海になりたいと願う
十六夜の月など見たことがないのに
 ....



朽ちた共同住宅の
一室に忍び込んで
凍えながら
急ぎ足の雲を眺めた
夕暮れのせい ....
君の髪の毛の隙間から声がする
ズズズズと浮き沈みを繰り返す声
その声はいずれこの部屋の
貧弱な ....
あなたの幸せを
あたし心でねたんでる
なんてばかなんだろ
それが あたし

あなたにおめで ....
ひとは記憶を捏造しながら生きている。あそこにいたはずの僕は、ここにいる僕の記憶の中で生きていて、かつ ....
生真面目な絆の国の小市民の仮面

の下には

逃げ足だけが速いご立派な大人の仮面

 ....
ふゆ
ただひとりの


さまざまないろ
さまざまなひかり
ついばむひと おもいはらはら  ....


朝起きてすぐに

君の事を考える頭

君にメールしようとする手

君に向かって駆 ....
北の海に魚釣りに行った
獲物はリアリティ
真面魚の稚魚を地元ではそう呼んでいる
リアリティは発 ....

おとといの晩、列車をのりついで、姉がこちらへ来た。
電話が来たのが六時半で、その四時間あまりあ ....

ただよう雲
なびく風
うなだれる向日葵
生きているよ 
話しかけられた気がして

た ....
とか言って繰り返す日常が様々を希釈しているから
色々な感覚がゆっくりと麻痺していくんだけど
 ....
ジューネンくらい前の詩とかが書いてあるノートを引っ張り出す
そう言えば君はこの「とか」の用法のレ ....
朝6時、渋谷NHKに向かう井の頭線
1番端の席に腰を下ろす
耳に差し込むオーディオテクニカ
動 ....
かがり火が灯る冬の夜
どこかで
誰かが泣いています

寒々とした出窓に置かれた
ピエロのオ ....
日々の聖句(2)

 1月10日

「それゆえ、聞き分ける心をしもべに与えて、あなたの民をさ ....
大型の店に襲われ困り顔街に馴染んだよろず屋消える

旅先のオランダ坂で出逢う人歴史纏った地元の ....
寒くなれ
痛いほど寒くなれ
凍れば凍るほど
僕は強くなる
霜柱

一晩かかって
地面を ....
何にもできないって 
気にすることないって


泣きたいなら  とことん、泣けばいいよ
 ....
かつて光速を超え言葉の種が降ってきた

ボクは機能

僕は世界を孕ます精子

宇宙の精神 ....
*****


あなたは青い星を産むでしょう。

誰にも汚されることなく。

あなたは ....
 

           静まり返った昼下がり
           猫は店先の陽だまりで
 ....
貧しいひとの手はなぜか淋しいかたちをしていて
貧しいひとの目はいつも悲しい言葉をさがしています
 ....
ふと気づく

同じ人に同じ話題を話している自分にぞっとする

それも初めての如く話しているそ ....
人の抜け殻を集める男は

人が集まる観光地や駅の周辺をうろうろして

うっかり落としてしまっ ....
帰宅して

いのちを祈る

心に座る

道のうえ

月がまんまる

夜に座る
 ....
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2012年1月10日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
小川 葉自由詩612-1-10 23:41
終点永乃ゆち自由詩1*12-1-10 23:29
同時吉岡ペペロ自由詩912-1-10 23:29
ねこのしっぽ理来自由詩412-1-10 23:18
今と未来凪 ちひろ自由詩312-1-10 22:50
こもる自由詩212-1-10 22:38
あくりょくイオン自由詩012-1-10 22:32
いのり凪 ちひろ自由詩212-1-10 22:26
だるまTsu-Yo自由詩312-1-10 22:01
『海になる』あおい満月自由詩11*12-1-10 21:50
どんなことをして大人になった?ホロウ・シカ...自由詩8*12-1-10 21:20
マーブル自由詩112-1-10 20:29
天秤朧月自由詩112-1-10 20:12
語られた記憶(散文詩)中川達矢自由詩412-1-10 19:43
仮面 (再)nonya自由詩21*12-1-10 19:42
ついばみ 跳ね凛々椿自由詩912-1-10 18:40
私は君のものジュリエット自由詩112-1-10 17:07
リアリティ釣りたにい自由詩212-1-10 15:48
おとといのことはるな散文(批評...512-1-10 14:41
聞こえた気がして乱太郎自由詩24*12-1-10 13:50
もう、しませんから虹村 凌自由詩512-1-10 11:54
そんな風に生きていけたら良いね自由詩412-1-10 11:52
そういう人だなって思うだけです自由詩112-1-10 11:48
かがり火が灯る冬の夜にそらの珊瑚自由詩16+*12-1-10 10:55
日々の聖句(2)生田 稔短歌1*12-1-10 10:21
よろず屋夏川ゆう短歌112-1-10 10:05
冬の道そらの珊瑚自由詩10*12-1-10 9:33
泣いてください。嘆いてください。叫んでください。komase...自由詩1*12-1-10 9:30
ワンス あぽん ナ たいむ いっつ only blues梅昆布茶自由詩512-1-10 6:09
始まりの唄 終わりの静寂(改訂)永乃ゆち自由詩1+*12-1-10 5:15
猫と金魚はうたた寝をする石田とわ自由詩6*12-1-10 3:33
「貧しいひと」 (青年詩片)ベンジャミン自由詩712-1-10 2:56
あまじょっぱい灰泥軽茶自由詩5+*12-1-10 1:57
抜け殻自由詩6*12-1-10 1:25
いのちを祈る吉岡ペペロ自由詩7*12-1-10 0:20
35rows, 1.05sec.