朝早く起きて背筋を伸ばし
人の嫌がる重荷を背負い
嫌味にも笑顔で応えて
困難にすら感謝し ....
ガキのころの写真を見ていると
お前はいっつもぐっしゃぐしゃの顔で泣いてるか笑ってる ....
ソマタミス・マーロット
といった種類の
名をたくさん考えることによって
時間を経過させることに ....
もう
わかれてくれないか
きずがつくまえに
わかれてくれないか
そうすれば
....
多くの
多くの望みを
かなぐり捨てた
手に入れたものは
あっけないほど
光り輝いた
....
うす水色に淡くひかっている
雪がふりつづく
あなたは
じぶんさえも忘れ ....
貝殻 ....
髪を切った。たくさん。
ばかに明るく、たくさんの鏡に囲まれた美容院。やわらかくなった毛先と、骨ばっ ....
いよいよ、日付が変われば第5回批評祭が開催されます。
今回はあまり宣伝出来てないので、去年のこ ....
夜明けの人よ
この胸の彼方の青い丘に立ち
おそらくは私を待っているのであろう
夜明けの人よ
....
行っておいで
と
彼女は言った
でていけば
また
帰ってこられるんだから
と
....
おまえらが寝ているときに
わたしはずっと起きていた
おまえらが起きたからって
簡単に追いつ ....
ねぇ覚えているだろ
バイクは校則で禁止されていて
母さんとかにも止められたのに
みんなでこっそ ....
春、理由もなく
あなたの名前を呼びます。
あなたの名前は
ごくありふれた名前です。 ....
赤い、
綺麗な
雫が
ポトリ
『自分の考えを押し付ける』
のは
嫌いだし、
されたくもない
けれど
『考え ....
それは突然舞い降りてきた
何の前触れもなく歌もなく
楽しさの全てを食い尽くすため、
僕の身体に ....
カメラが曇る
あぶらで曇る
ぼんやり朽ちていた
春にあぶられている
印象 ....
体の大切な部分から
どんどん小さくなる
チャーリーは今、
暖色系の床の隙間に
私には見えない ....
絶対的な正義ってあると思う?
場合ごとに
適か不適か
相対的な正義はあっても
絶対的 ....
教室の窓から
校庭の隅をぼんやりと眺めている
机の上には
2時間前に閉じた教科書
前 ....
乾いた大地に
夏の厳しい日差し
しおれてしまった花に
水をひとしずく下さい
*
空 ....
色鮮やかに陽光の筆が
街並みを描いていく
様々な悲しみや苦しみが
色づいて人々にのしか ....
僕は低身長で力もない度胸もない/それでもいいたいことは我慢できない
お前だよお前/そうそこのお前/ ....
9cmのピンヒールはいて 成田からスペインへ
マンダリンホテルの予約はとれてる?
もちろ ....
時がすぎる
ひらり 舞い踊るように
いくつもの掌から巧みにのがれて
はやすぎる
スピードで通 ....
産まれてからこれまで出会ってきた人の数と
同じように 別れてきた人の数が
いつか 等号で結ばれる ....
なんというげんかくな
しよくたくだったのだろう
ははなどは
あんなにきのつよい ....
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