思うことが 壁になり
思われることが 圧になり
何も考えたくない 夜が増えていく
大人 ....
南極 と 北極
空 と 海
月 と 太陽
男 と 女
好き と 嫌い
....
愛しても
届かねぇなら
諦めな
ガラじゃねぇんだ
色恋沙汰は ....
誰かがさみしいと
しゃべって僕が聞く
体はこんなに生きたがってる
心は笑って首を吊る
....
以下、私の友人である故中川路良和君の処女作品集でもある『頭變木』所収の全詩篇です。
初対面より ....
「わたしのこころはサーモンピンク」
そのフレーズを見出したのは
確か「りぼん」誌上であった
....
....
亀のレストランに入った
亀たちが食事を楽しんでいた
メニューにあった
「亀肉のソテ ....
随分とのんびりした赤ちゃんが生まれた
優しい木漏れ日の中で たったひとりだった
声が誰の耳にも届 ....
人間を憎みました。
人間を殺しました。
人間を笑いました。
私の前世がそう叫んだ。
前世 ....
自分の勘のよさにいらいらする
人と話すのがいやんなる
窓から雲を見る
布団の中に入 ....
継ぎ目ひとつない皮膚が
どこまでも続いている
いくつか裂け目があるのは
わたし ....
君の涙が乾く前に
僕の想いを伝えておこう
愛しい分だけすれ違い
言葉が足りないままで
....
i am a key
because i'm flying the world
talk t ....
六月の強い日差しに 薄目を開けると
あの頃のままの 君のやさしい笑顔
ビーチで僕は寝そべ ....
コツコツと先を急ぐ女のひと
両かかととも赤く腫れあがっていて何だか痛々しい
足に合わない靴だ ....
君の割り切れない想いを空に放った
ほら 雪になった
君の涙を含んだ想いは
白い結晶にな ....
つま先をカドにぶつけたような痛みの中
俺は何もかも忘れるようにベッドに深くもぐり込む
自 ....
ブラックサンダーを買った
丁度予鈴が鳴る時間だ、と
デジタルはぶっきらぼうに言い放つ
運悪 ....
すべての
きみへ
とじた
おさなさ
るりいろ
こわした
えいえん
なしくずし
....
大空を羽ばたこうとしても
大きなスクリューに巻き込まれ
身を落とす者も少なからず
タ ....
降りしきる雪が街を隠す
遠景を有耶無耶にする
私に残されたのは
鉄塔の太い骨組みと
幾筋かの ....
自分だけ息止めながら
握った拳を
目の前で開いてみるの
お下劣な
あなたのその行為
訳もな ....
みなさま、こんにちは。相田九龍と申します。
私は【批評祭】というお祭りを過去に3度、現代詩フォ ....
雨がおちていた
//空白に文字化ets
「鉛筆
大学ノート
きりたんぽ 」
ずっ ....
目覚め
長針が4回まわる
淀みから助けられた
目を見開く
気になる
気になる
ただそ ....
花巻から一時間半。単線列車にゆられて、彼のふるさとへいった。
空気がつめたく、おりたった駅から ....
猛烈は
空に土足であがりこむ
闘牛の息猛々しいありさまを差しむける
裸(モーレツ)にすれば
....
{引用=
稲荷山浄妙寺
鎌倉五山第五位の寺格
足利義兼の創建で
月峯了然(げっぽうりょうねん ....
月から吐き出される
柔らかな光の束さえ
拒絶して佇む暗闇の中
ぼくときみは息を押し殺し ....
ねえ、君は誰かの
類似品になろうとしてるだけなんだね
安全地帯で
セオリーに従 ....
気がつくと
インスタントラーメンを食べている
雪で 食材が底をついた
はい ラーメ ....
あく
音は
男の
懐を
つんざいた
鳥は
はばたいた
女は
終わってる
息 ....
何かを変えようと
新しいものをみようと
キッカケを全てのものに求めていたって
嫌悪している ....
加湿器のスイッチを
入れ忘れ
起きたときの
喉のカラカラと
鼻の奥のイガイガが
なんと ....
人のいない思い出ばかりが鮮明であるのは何故なんだろうと気になっている…
信じていたはずの… 連 ....
地図が
好きなのだ
まだ訪れたことのない
地名が記された
世界の縮図が
....
歌を歌い
心の掃除をして
大きな声で
心を正す。
楽しいな
愉快だな
嬉しいな
気 ....
義理の弟に
息子が弟みたいに
かわいいのだと言った
ほんとうは
君が弟みたい ....
澄んだ心
混じりけのない
気持ち
素直な気持ち
意地を通し
足を踏ん張って
敵に応対 ....
何もいらない
愛だけが欲しい。
何もいらない
お金もいらない。
傷つく事には
慣れたは ....
脚立の上から見下ろしている
もぎ取った橙を
放って
妻が受け取る
段ボール箱に黄色い香が詰ま ....
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