タンポポの花が黄色で
綿は白で
葉は緑
おばあちゃんの
シルバーカー
背中を丸め
休 ....
…この夜の静けさは
かぜがつめたいんじゃない
ぼくのゆびさきのそのさきに伝わる赤 ....
良心というものを売った日は、空には雲ひとつない晴天で、行楽日和というべき日であった。
そもそも、私 ....
瞬きが景色をつくる
壁面に反射する光
戻ってくる
街路樹の梢たち
人々の独白は
....
輝いていた日々が
走馬灯のように
頭をよぎり
闇に消えた
積み上げた積み木が
崩れ去っ ....
パチンコ玉いっこ
あいつのおきみやげ
シーツのうえ
ぎんぴかり
パチンはじいて
ゆびいたかった
パ ....
はねるはじから
ためゆく
え
ころがるさきに
うさぎの穴あり
(2010・12・ ....
白線が
電車で顔を擦られ
風が吹いて
月を食べる
あご紐
だめになっていく体のリズムの変調 ....
冬が来る
『やべぇなぁ、、』って実際に
発声をする
白いパ ....
★☆★ 法律大魔王から15度目の最初のお達し ★☆★
●自作のショートギャグを楽しむスレッドで ....
クツクツ
今日もおばあちゃんの
料理が香ってきた。
お鍋を焦がさないように
火の加減をし ....
あたが好きて言わんけん
おりが好きて言わなんたい
※熊本弁で
あなたのことを「あた」
自 ....
すべて
すべて
....
壊れかけた肉体を
まったく気にしないで
何か少しつまもうよ
くちざみしいから
ウニが見た ....
擦りきりいっぱいでこぼれて落ちてきた
落ちて砕けるのは当たり前
その一滴が丸い石ころに変わらなく ....
黄砂でなみだがにじんでた
鼻がつまって息がしんどい
女の性器を触ってやりたい
けさ ....
何かを探している
間は常に
何かが見つかる
かもしれない
と いう
可能性の中で生きている
ふぁりふぁりのしあわせしあわせを
食べるんだ！
どうしたらいいんだそんな幸せ食べんなよ！
から ....
朝4時
寝ている人がいる
働いている人がいる
そして眠れなかった人がいる
眠れぬ夜を ....
カナリアは憧れていた
眠りにつく前には決まって
とりかごを定規に
空を測っていた
カナリ ....
窓から差し込む陽光に
そっと手を翳す
翳した指の透き間から
幾筋もの光が
和音となって響き渡 ....
昨日十六年連れ添った
黒毛の雌猫を失った
土へと還すため
スコップを右手に穴を掘る
....
夕陽が太陽が光、砂州の町が陰影の夕景、細い路地、チャイムが響く町
誰もいない路地が、僕には ....
きみの初めての
しあわせのかたち
パパがきみを見つめている
ママがきみを抱いている
きみ ....
一月の火曜の午後の夜八時わが子独り子生まれにけり
ソプラノの産声なりしその声の耳にしっ ....
短気なんだ僕は
短気 なんだ
僕は なんだ
短気 なんだ 僕は
なんだ 短気 なんだ
なん ....
昔はね、うちの田舎の方じゃぁ、よく、他人様の飼い犬なんかも平気で殺したりしたもんさ。それも大の大人 ....
ジュースにぷかぷかと浮かんでいる「ド」は
「レ」やら「ミ」やらを探している風なので
飲み ....
別に中島みゆきを聴いてるからって
いつもいつも 暗いことばかり考えてるわけじゃないのよ
部屋の明 ....
豪雨が来た 夜
眠りに崩れ落ちた夜
雨粒を 見つめるのだろう
この夢の中に あるものとして ....
降り続く雨の中に
違った色の雨粒がないか
探している自分がいた
まだ
この世に
神がい ....
単純な義侠心なら簡易に示せるのだ
幻滅を与えるだけのお人柄ならある
私の愉快が他者を不快がらせ
....
どうやって綴ればいい？
何から綴ればいい？
今でもずっと忘れられないのは、君を初 ....
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