(1)
餅にはモチベーションという派生語じみた言葉が存在するのに、
同じく米から作った食物で ....
ランドセルかたことゆらす坂道を天使の羽根がはばたいてゆく
すべてが
キミのための
コトバになる。
隠さないで
見つけないで
探さないで
調べて
気付いているからさ
もういいんだよ
....
昨夜ふと、後頭部に小指の先大のハゲがあるのに気づいた
何でじゃ。
バレッタばかりしているせいなの ....
いってらっしゃい
優しく、ぼくを突き放すことば
いってらっしゃい
そう ....
明日はもっといい日なのかも
そう思うだけで
いつでも手足が伴わない
口に含んだガムのように ....
少女漫画の女の子みたいな、
ゆうきが
私にもあればいいのに
「風が少し冷たいね」と笑いかけると
まだ早かったんだとふてくされた声
まあまあ、って君のポケット ....
今日は僕の
春の挨拶ってことで
まあ
好きな言葉は
「言わぬが花」
好きな視野は
いないないばあ ....
素足で白色の世界を踏んだ
なにもかもが透き通る
風も
水も
泡も
戦も
わたしも
ほら ....
夜に眠れない日の
朝の陽射しに含まれている
ほんの少しの水蒸気を吸って
生きてみたいと
これ ....
るれふあ涙 い白てく熱 たれ入け受 てしずは眼義 を物陽
今は昔、ソープがトル ....
君は僕に喉が渇いているのか、と聞いた。
乾いている、と応えると
君は持っていた一杯の水を
砂の ....
灰色の壁にかこまれ
孤児院で八年を過ごしました
柔らかな母親の胸に抱かれた記憶もなく
暖かな暖 ....
一度乗ってしまえば、後はひたすら上昇し続けるしかない鉛色の集団エレベーター、
もし君が雨に濡れ ....
兄の肌に黒い丸ができはじめた
二の腕にオリオン座が完成した頃はおかしなホクロだと笑いあったが
丸 ....
サプリメント
飲んで
寝っ転んで
傍に君
テレビにリモコン
これが毎日
続けば
....
たそがれ
誰もいないベッドの上で
待っている
自分以外の濡れた声を
秒針が時を刻む
決めら ....
「ノートとっておいてくれる?」
君のためなら午後の眠気も吹っ飛ぶさ!
サヨナラをいうタイミング探してる君との距離が微妙にひらく
誕生日来れば必ず電話する元気ない母歳 ....
手段を選んでいる暇は無い
明らかに 寿命は明滅している
秘められた 針の先端より細い穴
....
ヒトはなんである種のコトについて、自分で失敗するまで学ばないのであろ
うか。他人の失敗は笑うクセ ....
自分でもよくわからないけど
確かに今
つながった
強さと優しさが
賢さと素直さが
力と ....
繰り返し繰り返し、さっきから何度も電話のベルが鳴ってる
けれどどうせ逆回転のテープみたいなマネキン ....
みせるためにかいた詩を
二度三度湯で洗い流してみる
だから言っただろう
ときこえてきそうな ....
虫の様に生きられる
あなたは天才だ
鳥の様に飛び立てる
あなたは神様だ
....
心が何かに落ち込んで
どうしようもなく〜
いっぱいいっぱいなときは…
そこから抜け出 ....
精神もデジタル
行動もデジタル
構成物質もデジタル
存在理由もデジタル
形而上学的に ....
なにも無い
遠いところから
君はやってくる
名前を持たずに
やってくる
君 ....
体々をがらんと眺めれば、良し臍櫂と三つ首を垂らす獣がいる。
これは強々の家畜であり、乳祝に良く ....
つべたい夜の中
その世界の話をします
震えた時の気持ち
正直に話せます
靴の中には雪 ....
科学者風の初老の男に案内され僕は
たわいない冗談もいいながら気軽に
バイオハザードのそれ ....
二千十年三月十一日執筆開始
死にたいと思った。生きたくても生きられない人もたくさんいるのに、 ....
言葉そのものを見つめているのかもしれなかった
立ちつくした体の探している
日常の会話すら 何ひと ....
コーヒーのもの悲しさを感じさせられた
夜のひとりぼっちの 部屋のドア
誰かが手紙として 書く ....
世界一星の近くで息をする {ルビ宇宙=そら}に寄りそい晴れわたる肺
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