茜に黒のシルエット
三角屋根の向こうには
遙かな世界があるのかな?

茜に星が増えてきて
 ....
 ・藤篭に鳴く生きものや死にものや


 わたしが佐藤みさ子の川柳と初めて出合ったのは、『川柳 ....
土のなかに宝があると
いいて
あす
かげのなかを下りてゆく
くつ
もう三日、たべていない
 ....
まずまずな君
まだまだな僕

引けをとらない君
髭を生やした僕

噛みつきたかっ ....
 江國香織の詩集『すみれの花の砂糖づけ』(新潮文庫)は、理論社刊の詩集『すみれの花の砂糖づけ』に12 .... {引用=おそばを食べていたのね、ギターの音がしたの、夜になって、電気を消した、私は眠る時間で、猫は目 .... またたびにでよう
またたびたみん

またたびさがして
またたびたみん

思えば
丸いば ....
らっきょ  の  め

らっきょ  の  かわ

らっきょのしん

らくあればくあり
 ....
のどが痛い何したわけでもないと思うのだけれど、痛い。
痛いと打つと遺体と出てああ私は死んでたのかし ....
海のさざなみが見える岬で
きっときっと あの水平線を越えたなら
あの青さの向こうに 地上の楽園が ....
イエス様のお母様であることを天に捧げ

マリア様もまた

イエス様とおなじ聖なる存在になられた

だ ....
神田の内外分ける橋
昌平橋の欄干から
覗く水面は神田川
ゆらゆら揺れる神田川

二人並んで ....
  俺はポエムが嫌いだ。ポエムと言う単語が嫌いだ。何のセンスも無い、ダサいとしか良いようが無いこの英 .... あなたのそういうところがあたしを寂しくさせるの

仕向けてくれなくても分かっているの

だから知らな ....
エミリ、お空でお絵かきしてる
雪のような白の絵の具で
まっ青の空のカンバスに

ときどき 熱 ....
遠くで踏切りの音が聞こえる
どこに向かう列車だろう
真夜中すこし前、
僕にはもう
行く先なん ....

「睡魔のように、食欲のように、定期的に絶え間無く襲ってくる殺人意欲の抑え方を僕はよく知らない」
 ....


激烈なるイタミに震え
絶え切れず破裂した 君の音

無夢の現実に這いつくばり
イチミ ....
 今俺は、横になって眠ることができない。
 かといってただ座っていることもできない。
 前屈みに ....
なんで幸せなことに気付かないんだろう
自分が一番つらいって思うんだろう
我がままな言葉で他人を傷 ....


高層ビルを
見上げながら
家路につく
街は高さを失いながら
広がっていき
やが ....

カビの生えたパンと

皿に盛られた生魚


オレンジジュースの代わりに

エンジン ....
おいぼれのわたしは四六時ちゅう呟いています
空(くう)にむかって永訣を
古血のなかのかすれた声で ....
雨ばかり続くせいか

部屋の天井と壁の隅

3本の直線の交わる所に

黒いカビが生えたよ ....
愛といのちは似ているかも知れない

どちらも永遠ではないところが

どちらも生きることそのも ....
お前と一緒に暮らしていて
いつも思い知らされるのが
与えた分だけ与えられるとは限らないのが愛だと ....
どんな風がすき?
その風が 
吹くわけでもない こんな日も

どんな花がすき?
その花に
 ....

いま香草の暴力的な繁殖を裏庭で見つけたフレンチのシェフみたいに俺は混乱していて思考の着地点といっ ....

桃色の花園を下って
季節をオルゴールへと 移す作業が得意なの

通り過ぎる人の白い髪に朱林 ....
ホテルで本を読みながらたまにAVを見つめている

財務関連の本を蛍光ペンかたてに読んでいる

 ....
強い言葉が 物凄く弱い
俺はソレを知っているから
くちびる、ぎゅっ て つぐんでしまう

で ....
僕は雪ん子 寒がりです
生まれた雲の下をしんしん走ると
すぐ鼻が赤くなります

雪に足跡つけ ....

 一月三日

コバルトの湖にさざ波白く立ち一月3日並木道ゆく

さびしげに男が一人道よぎ ....
あのころの今

こんなふうにしていたから

こうなれたとかじゃなくて

あのころの今も
 ....
青空模様のタイルに覆われたような
ガラス天蓋のあるコンコースを歩く
ひとけのすくない午後の駅には ....
あなたに
中年男の一番大切な
ナニをあげよう

42年間かけて
磨き上げた
大切な
ナ ....
 2009年9月号の現代詩手帳の裏表紙は、第一回「鮎川信男賞」募集のお知らせでした。
その募集文の ....
{引用=
ぼくは、父親の名前に格別思い入れなどなかったが、ぼくが名付けたミドリガメの名前には少しだ ....
忘れてしまっていたはずの言葉を
反射させられるようになっていた

どうやら
自分は戻ってきた ....
春を踏んで道が砕けて
僕の足はそれでも動いた
空に浮かんでる大きな鉄の屑が
落ちてきたとき
 ....
(末尾より)
こんな僕には才が無い
そう思うことはしばし在る

すぐに壁にぶつかる、や
す ....
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2010年1月11日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕映え仁惰国堕絵師自由詩2*10-1-11 23:55
【批評祭参加作品】ひろげた本のかたち(佐藤みさ子)古月散文(批評...8*10-1-11 23:50
織部アキヨシ自由詩110-1-11 23:50
まずまずな君、まだまだな僕仁惰国堕絵師自由詩0*10-1-11 23:46
【批評祭参加作品】つめたくひかる、1—江國香織『すみれの花の砂糖づけ』ことこ散文(批評...7*10-1-11 23:38
【批評祭参加作品】批評もそこそこに現代詩の先行きが不安だKETIPA散文(批評...8+*10-1-11 23:27
花消え海里自由詩210-1-11 23:19
らっきょ非在の虹自由詩210-1-11 22:38
のどが痛い点子自由詩110-1-11 22:29
この遥かなるものいすず自由詩2*10-1-11 22:19
肉の愛吉岡ペペロ携帯写真+...310-1-11 21:38
水面ゆらゆらー昌平橋ー……とある蛙自由詩8*10-1-11 21:36
【批評祭参加作品】知らんがな【うさこ、戦う】虹村 凌散文(批評...8+*10-1-11 20:43
知らないふりをしていて吉岡ペペロ携帯写真+...210-1-11 20:37
あしたの天気寅午自由詩310-1-11 20:30
都志雄自由詩3*10-1-11 20:20
彼と私敬語自由詩1*10-1-11 19:36
回帰オンガシ自由詩2*10-1-11 19:19
アスラエルチアーヌ散文(批評...210-1-11 18:33
大好きな家族へらぐ自由詩1*10-1-11 18:17
家路小川 葉自由詩510-1-11 17:48
幻覚症状自由詩3*10-1-11 16:29
他 力信天翁自由詩110-1-11 15:56
モルドハイドパーク自由詩2*10-1-11 15:13
愛といのち吉岡ペペロ自由詩610-1-11 15:12
愛猫楽恵自由詩4*10-1-11 15:09
我ここにありて自然のままに朧月自由詩210-1-11 13:59
無意識化のノート、1ページ目ホロウ・シカ...散文(批評...1*10-1-11 13:51
ひだまりの園黒乃 桜自由詩110-1-11 12:49
彼女の子宮吉岡ペペロ自由詩310-1-11 12:00
青春金属製キリコ自由詩410-1-11 11:48
雲と雪ん子のワルツりょう自由詩4*10-1-11 11:10
年頭に生田 稔短歌110-1-11 10:37
俺のドライビング・フォース吉岡ペペロ自由詩210-1-11 10:35
奥行きのある記念碑楽恵自由詩8*10-1-11 8:31
名古屋駅前ビジネスホテルの朝の詩花形新次自由詩110-1-11 7:12
【批評祭り参加作品】現代詩手帳散見リーフレイン散文(批評...510-1-11 6:40
【批評祭参加作品】失われた「鈴子」を求めて香瀬散文(批評...1510-1-11 3:03
釣り座で考える北村 守通自由詩310-1-11 1:54
この道をまっすぐあるくんだ竜門勇気自由詩1*10-1-11 0:33
僕は、ハムスターが遊ぶやつ邦秋自由詩3*10-1-11 0:24

加筆訂正:
【批評祭参加作品】口語自由詩と散文との違いは何か/……とある蛙[12:13]
いろいろ表現が足りないとろこがあり直しました。
猫がなくので/蒼木りん[00:21]
ありがとうございます。「帰宅」にあわせて直しました。
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