わたしらしいわたしは

ほんとはね

わたしだけが知らなかったの
天下分け目のボスポラス
西と東は住み別れ

前人未到のガラパゴス
種がついてる土踏まず ....
立ち止まるということは
たとえ一人であれ
誰かと一緒であれ
少しばかりの決心が必要だ

な ....
おばあちゃんとは、川沿いをよく一緒に
散歩したね。
草履を、ざっ、ざって、すりながら、
とぼと ....






花と花の間 手と手のまにまに
祝福の無い冠が
どれほど過ぎゆき
過ぎゆ ....







時と硝子
偽りと森
砂のなかの息
くりかえす泡


持ち上が ....




ウィルスを喰って一つ目かがやかす



{ルビ脳廃爺=のすたるじい}感じるも ....
カテドラルより鐘の音がこぼれてくるので
僕は屋根裏のようなその図書室で顔を上げる

埃っぽい書 ....


 言うまでもないことだが、道に迷うことは人の心に不安をもたらす。すべて不安というものは未知 ....
若いうちに頑張らなければと
四十も後半になった夫が言う

うむうむと うやむやに
どことなく ....
隣人を愛した
隣人に愛されたかった

それだけだった
それだけじゃなかった

世界を愛し ....
大晦日に体調が急変して 
救急車の中で息絶えた友の 
告別式が行われた一月九日 

遺影の中 ....
有って無いもの。
糾弾と依存とを行き来して、
「ぼくら」はどちらの虜囚だっただろう。
吹きさら ....
ある日マザーテレサは 
旅先の列車の中で 
(貧しい者の瞳に、私がいる・・・)と囁く 
不思議 ....
斜めの方角からきた野心に貫かれて
私の正義は枯れてゆきました


たばこのぽい捨てなんて注 ....
上には上があるという
横には横があることを
だれもちゃんとはわかってない

並ぶってことは重 ....
空からおはじきが降った日
小さなうさぎが
震えていました

太陽の光を反射して
おはじきは ....
表現の他人の物体の
無の自分の声の
光の誰の先生の
ワイパーの病気の体の辞書のメモの
太陽の ....
俺は俺だ
俺よ 俺の俺だった俺に 俺だ
ああ俺は そして俺であることで 俺に俺はー 俺の
でも ....

                100110



あら! ほんと
見ない振りして ....
雛壇のように
少しずつずらして
こんなに面積をとって
並んでいる
重ねると傷になるからね
 ....
 
 
朝まで降り積もった骨を
川へ捨てにいきます

冷たく軋みながら
空の色が
 ....
宇宙を模写する

思考を模写する

気持ちを模写する

他者を模写する

意識を模写 ....
{引用=

大さわぎでなく
ゆっくりと歩む
足の裏に感じる砂の感触を確かめ
けして温かくな ....
 名もないような
 草花があるのだろうか
 たとえ雑草にしても
 知らなかっただけなのに

 ....
誰が好きですか?
誰かを愛してますか?
愛している人に何をしてあげられますか?
自分ばかりを見 ....
風のなかを歩いている

雑踏とおなじくらい孤独だった

見えないところで会話を重ねた

 ....
いやな雰囲気で目覚めるのはよくあることで
なんとなく被害者めいた気分で体を持ち上げる
騒々しい光 ....
さかしらだ
さかしらな心だ







酩酊した夜道を
歯を食いしばって四肢を ....




あなたに似た重みが左腕にあります。
抱きしめられないのは身体がないから。

二 ....



正確に、触れる
手を
失って、雪が降るように
眠る、かの詩行を
思い出して、正確 ....
 優れた詩に出会うというのは、そうそうあることではない。
 それはインターネットの世界も同じこと ....
しずかな星のみちゆくみち
ここ
その道に振りむけば
また
かえってゆく者たちも
うつくしい ....

ぼくは4〜5年前に、馬野幹くんが以前主催してた朗読会で、映像で流してくれたのを観たんですが、平成 ....
 その日は午後一時三十分に出頭しなさいというファクシミリが届いていたので、僕は飼猫の黒猫の代わりに裁 .... きみの傷を食べたい

手にとって口を汚し

きみの痛みと同苦したい

冬の帰り道

 ....
 あえてお前を
 醜くフォーカスしてみる

 黒い茨の群生に
 赤紫の
 腐った断崖
  ....
帰巣本能とはなんだろう

なんのたとえ話なんだろう

いったいどういう宇宙を

ものまね ....
変わらない景色に馴染めなくて
冬の雨も相変わらず嫌いなままだ
冷たい言葉遊びに対して
拒絶とい ....
夜のベランダでぼーっとしたよ
星の光がコツコツ瞬いてる
これまでの歴史の足跡
それは波飛沫みた ....
 
なんということはありません。

人はみな、「死に時」に向かって生きているのですから…

 ....
部屋に雪が積り、川が流れている。真っ白な部屋で僕は一人、翼をもいだ。
君の背中に僕の、羽根を付け足 ....
かつて見たことを撒き散らす
夜の遊覧船
僕は見ていた
幸先を試す
二人の老婆を


 ....
寝返りをうつたびに冷やされていく
わたしには
チョコレートの甘美さも
ふとんのかび臭さもおんな ....
日々のひび割れ
 −石川敬大『ある晩秋の週末のすごし方が女のおねだりで決まる』評−


 石 ....
この人は知らない人だ
目の前の
恐らくタイプであろう人を見ながら思う

いつからすり替わった ....
汽車
ぽっぽっ
しゅー しゅー
ガチャン
連結器は磁石でした
ゆるくて時々脱線しました
 ....
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2010年1月10日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わたし色殿上 童自由詩10*10-1-10 23:54
あいそれーしょん仁惰国堕絵師自由詩1*10-1-10 23:43
立ち止まるあらら自由詩010-1-10 23:17
おばあちゃんケンディ散文(批評...110-1-10 23:09
ノート(冬と耳)木立 悟自由詩310-1-10 22:41
降り来る言葉 XLV自由詩210-1-10 22:38
冬と血反吐 Ⅱ川柳310-1-10 22:36
この森をかつて君と歩いた瀬崎 虎彦自由詩310-1-10 22:03
【批評祭参加作品】迷子論序説岡部淳太郎散文(批評...310-1-10 21:58
有無砂木自由詩5*10-1-10 21:50
私の手は冷たいね嘘而自由詩510-1-10 21:31
遺骨の前で ー詩友の告別式にてー 服部 剛自由詩410-1-10 21:30
正しい森都志雄自由詩1*10-1-10 21:29
(無題) 服部 剛自由詩3*10-1-10 21:10
喪に服す朧月自由詩310-1-10 21:05
地球の輪自由詩710-1-10 20:27
おはじきミツバチ自由詩14*10-1-10 19:56
表現番田 自由詩010-1-10 19:29
君?自由詩010-1-10 19:28
こいあおあおば自由詩2*10-1-10 19:28
トマトのはなし鵜飼千代子携帯写真+...1*10-1-10 19:18
冬風小川 葉自由詩310-1-10 18:36
模写のモザイク吉岡ペペロ携帯写真+...510-1-10 17:40
Blue Heron月乃助自由詩18*10-1-10 17:20
名を呼ぶ合歓木自由詩310-1-10 16:41
臆病者仁惰国堕絵師自由詩3*10-1-10 15:12
風のなかを歩いている吉岡ペペロ自由詩210-1-10 15:08
赤の缶詰杠いうれ自由詩110-1-10 14:58
ヤモシレヌ靜ト自由詩110-1-10 14:42
ピストーおっぱでちゅ...自由詩310-1-10 14:30
正確にこもん自由詩310-1-10 14:20
【批評祭参加作品】客観描写ということ(高浜虚子)古月散文(批評...18+*10-1-10 13:32
_石黒自由詩210-1-10 12:54
【批評祭参加作品】詩人は、ことばだけで勝負するんだ!?角田寿星散文(批評...10*10-1-10 12:51
たぬき裁判……とある蛙散文(批評...5*10-1-10 12:10
哀歌吉岡ペペロ自由詩310-1-10 11:52
藪木二郎自由詩210-1-10 11:18
宇宙のものまね吉岡ペペロ自由詩310-1-10 9:35
さらば中原 那由多自由詩10*10-1-10 9:14
灯るリタ。自由詩010-1-10 8:35
死に時籠球太郎自由詩010-1-10 8:14
#バースデイ岡崎師自由詩310-1-10 5:40
ネグリ真島正人自由詩3*10-1-10 1:40
わたしの海は盲目アオゾラ誤爆自由詩210-1-10 0:35
【批評祭参加作品】日々のひび割れ −石川敬大『ある晩秋の週末のすごし方が女のおねだりで決まる』評−大村 浩一散文(批評...810-1-10 0:27
時間一華自由詩010-1-10 0:20
汽車とおでかけくろねこ自由詩110-1-10 0:05

加筆訂正:
【批評祭参加作品】口語自由詩と散文との違いは何か/……とある蛙[11:33]
削除を忘れた部分を削除
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