地平線がかぎざぎに囲われた東京を
中央線のガラス窓からのぞいて
ビルたちの壁面は薄黄緑に光る
 ....

最近では人の姿もめっきり少なくなった

街角の公園


細い木立の合間

ブランコ ....
{引用=


ぼくのものじゃない長い髪が浴槽の排水口へ流れた
その後を追うように
ぼくのも ....
{引用=



そんな言葉には
騙されないよという彼がいて
だから私は
ああ
こんな ....

現前にしていないものに
群青色ではないものに
あぐらをかきながら冷たさをその尻に痛感させられ ....
引き裂かれた心と体 
ほんの少しのささやかな幸せを
蝕まれた業火に焼かれて走りながら
帰り道さ ....

かばんには レニーブルーズの自伝と

上座仏教の指南書とくしゃくしゃのプリント類が入っている ....

{引用=
{ルビ錘=おもり}によって、わたしの外側の水位は上昇し、その先のどこにもふちはなく ....

琵琶の湖は 都の命つなぐ甕

神が落とした ひとつぶ涙
かたちがなければだめだと思っていた
ごめんそんなの意味わかんない
やらなきゃわかんねえだろうやっ ....
自分にとってとてもいい角度からこの世界を見たいんだ
いい角度とはひとによって様々で、その突き詰め方 ....



平日だと
いうのに


突然ここにもかみさまがいることを思い出したらしい人たちの流れに揺られて ....
そろそろ秋も終わる
木々は葉を染め
散り際の命の謳歌
吐く息はかすかに白く
もう眠りの季節の ....







電車をおりたら、正しい冬の予感がした
冬の匂い!
冬の匂い!
 ....
今 わたしには見たいものがある
窓ガラスの向こうの木立の先
に流れる稜線のはて遥かに広がる空
 ....
地球を体内としてつぶやく時


腕章に血が滲み妙に深刻になる


原爆 君の名はアマテラ ....
泣くように、どんなにきれいに笑っても
その一瞬で何も変わらないことを知ってしまった、と

あな ....
{引用=

悲しむことなどいつでもできるのです 

とどかない想いは、手にあまるほどなのに
 ....
ライオンが海辺で吼える
電解質として孤独は宙を舞い
蛍たちがその行き先を示している
この獰猛な ....
大根の葉っぱにくっついていた
かたつむりが



ひこうきぐもは
そらをきる


わたしはてらてら
 ....
あなたの
気持ちが
わからない
私はいつも
恋をするのに
真剣なのに

あなたの
気 ....
あの人は
もう
忘れたのかしら
私の心が
届かない

あの人は
気が付いていないのかし ....

去年の冬に貰ったポインセチアが枯れてしまった。
部屋の端っこで鉢とそこからしわしわになった幹だ ....
夢をみた
ふかいいふかい沼にはまりこみ身動きもとれず
出せる声は呻くような無様な音のみで
がい ....
土に擬態してゆく空に、幾つもの六花が咲いてゆく。傍らを、頬や目尻を動かすことなく移動してゆく直方体。 .... はなうたは君が生まれる前の曲 プロポーズへの答えに代えて

When I'm sixty-fou ....





終わりの淵
よろこびの帽子
光を落とせ
光を下ろせ


滴が降り
 ....
わたし
肩まで伸ばした
この髪を切ります
誰にも
あなたにも
知られず
たったひとり
 ....
朝、何気なく交し合う一言も
合言葉のように繰り返した一言も

物語を描く長い長い文章も
旋律 ....

漁村の朝は早い
6時にもなると御丁寧に
町の中心に置かれているスピーカーが
朝を知らせるサ ....
僕と君とが引かれあった
その引力は
桜散るほどのちからで

電車の踏み切りで
隔てられた思 ....
 僕は真っ暗な中を走っていた。それは疑いようもないほどの暗黒の中だった。僕がなぜ走っているのか、当の .... 唇の上で小さく呟く

『好き』

困ったように{ルビ苦笑=わら}う

『ありがとう』
 ....
 
 
父が釣りに連れてってくれた
それから数日後か
数ヵ月後か
数年後なのか
忘れてし ....




ぼろぼろこぼれおちた
身体のかけらを眺めているまに
時が時がどんどん流れた  ....
チクタク星と二十夜星天道
星の砂時計さらさらと零れて
夜がひたひたと満ちて来る

秋の落日は ....
前日 Home 翌日
2009年11月18日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
東京モリマサ公自由詩14*09-11-18 23:57
揺れるブランコ楽恵自由詩6*09-11-18 23:51
あいさないあぐり自由詩3*09-11-18 23:50
霜月の窓から洩れて自由詩5*09-11-18 23:47
プールを、凝視していった番田 自由詩109-11-18 23:44
引き返さずに生き抜く者へ板谷みきょう自由詩0*09-11-18 23:18
青空八男(はちお...自由詩509-11-18 22:41
楽園望月 ゆき自由詩8*09-11-18 22:02
平安ブルー 27北大路京介短歌5*09-11-18 21:24
ある日に声に出来なかったこと笑む爺自由詩209-11-18 20:31
白塗りの壁を越えていく自由詩109-11-18 20:17
伊勢 .瑠音携帯写真+...009-11-18 19:27
赤い瞳ミツバチ自由詩7*09-11-18 18:53
独白二篇笠原 ちひろ自由詩809-11-18 18:16
位置Kazu.自由詩4*09-11-18 17:14
僕の原爆アハウ俳句209-11-18 16:56
まだ足りない、コールねお自由詩0*09-11-18 16:44
「三元素」月乃助自由詩6*09-11-18 16:07
ライオンが海辺で吼える瀬崎 虎彦自由詩409-11-18 14:31
かたつむり小原あき携帯写真+...5*09-11-18 14:29
あなたの気持ちそよ風さん自由詩3*09-11-18 14:05
あの人の心自由詩2*09-11-18 14:00
独り芝居江奈自由詩209-11-18 13:21
朧月自由詩509-11-18 12:24
かめ高橋魚自由詩109-11-18 11:29
漠然と永遠とか言うんじゃなくて30年後のヴィジョンを示せ亀井 花名短歌2*09-11-18 11:24
光と手紙木立 悟自由詩309-11-18 9:41
長い髪花形新次自由詩1*09-11-18 8:52
ことばの乗客邦秋自由詩1*09-11-18 8:26
愛を伝えるのに言葉はいらないルナ自由詩8*09-11-18 8:25
幻の春within自由詩12*09-11-18 2:37
【超短編小説】走る僕の足なかがわひろ...散文(批評...009-11-18 1:01
謝謝愛心自由詩3*09-11-18 0:45
蝌蚪小川 葉自由詩609-11-18 0:32
パンク(夜がゼリー)ホロウ・シカ...自由詩1*09-11-18 0:24
星砂時計海里自由詩009-11-18 0:12

加筆訂正:
白塗りの壁を越えていく/笑む爺[20:26]
表現を、初期の状態に戻しました あれこれいじるのは得意ではないみたいです
「三元素」/月乃助[16:18]
タイトル、変えました
36rows, 1.01sec.