こんなに言葉に重みが無い人に私は今まで出会ったことがない
どんなに優しい言葉を言われても全く心に響 ....
091026
水の上からの眺めを
台風が
せせら笑 ....
青い光、死に急ぐ時、俺は
時を吸い込んだ埃にまみれながら
網膜の疲労のせいで ....
｛引用＝
この空に底があるとして
それなら沈んでいるのは
きみが何万光年も前にさけんだ ....
君を愛す。
憂鬱から救うために。
道端で傘もささずに遠い目をしてずぶ濡れになっているのは ....
水飲みて伸びしてヒゲを整えて顔を洗ってあくびす猫は
水飲んで伸びしてヒゲを整えて顔を洗ってあく ....
逃げた 走れんかった というか置いていかれた
手の中からすり抜けていった
それはもう 気 ....
冬の夜空ったら輝く星ひたすらまぶしくて
手編みのマフラーとか恥ずかしい思い出の数々
泣き ....
｛引用＝（横たわる河をいつもひとり渡ったこの身も河のひと粒として）｝
電源を切ったつめたい指先 ....
振り向かない
振り向かないで去ってく背中
見るのが嫌だから
泣いたりしない
....
眠れない夜はどうしようもなく
つまらないことばかり考えている
暗闇の微かな声を聞きながら
雑念 ....
わたしから離れることは出来ない
あなたはずっとわたしだけの人
美しい人生も
限りない喜びも ....
歌うこと
歩くこと
泣くこと
オレンジになって消えた
寂しい時は
僕のところへ
戻っておいで・・・。
いつも
君のことを
思い出すんだ
....
左腕だけが鋏に火に触れる
指五本喰らうべくして音喰らう
....
空に月が滲む
おぼろ月夜
淡い黄色は霞んで
今日はコップに
浮かんでくれない
まじない ....
ねえ
今日は手を繋いでこられたね
空の見える場所
海の 遥かに揺れる場所
星が降るまでにはま ....
雲が切れる
突き刺さる青の広がり、無限に
わたしたちは
脈を打つプロペラのリズムで息を ....
霊の痕跡 宿り雨 昏
傘さされ咽ぶ霊界 雨止まず
揺れる胸 大きく息する乳の雨
....
いきむ
いきまない
いたむ
いたまない
「超いたーい」じゃねーんだよ
妊婦やそれを祝福 ....
君の夢を見た
もう見ないであろうと思っていたから
何とも言えない朝だった
疲れがた ....
ピアニッシモは、相変わらず不味いらしい。
由夜といわれても、俺はどうしても「お兄さん」って呼ん ....
停車場で
吉備団子あげます
ください
くれ
おくれ
家来になった顔 ....
誰かが
泣いていた
涙は流れずとも
心はきっと
泣き叫んでた。
でも ....
蝶々を捕まえたら七色より彩やかな粉になったから
キラキラした草の露を眺めていたら、外に出ずには ....
妖言の使者顕われて
戯れる闇夜のひととき
濡れる息使いを殺し
桃源の森を散策する
....
お見舞いの花が光を指して咲く 私の代わりに呼吸をしつつ
牛乳と着替えと洗面歯ブラシが お先にど ....
ひとつを愛するということは
その他を傷つける可能性を含む
それがまがいものだと言うのなら ....
八月、台風九号は二十二名の命を奪い、太平洋の北洋上で一陣の風となった。嵩の増した泥の ....
月は言う。
私に足を踏み入れた誰かさんじゃないけど、地球は青かったわ。そして、そこに加わる白や ....
雨に憧れ昏く眠る日
深まる雨の行きどころ
暗い場所 白光の衣 濡れ
....
朝に
晩秋の小雨しと降るうすくらき朝の車はゆかしく去りぬ
髭を剃る朝に人を迎え夕に妻 ....
Ｓａｙｏは、マネージャーのスティーブに子供が病気だと言って、二日ほどの休みを取った。
スティー ....
こころのある人たちへ
こころのあるおとな
こころのるこども
若者、生きようとす ....
ひたすらな静けさにたたずんで私は声をなくす／それはまるで切り離されたようだ、しかしそれよりは遥か ....
むかし
どうぶつはひとごろしで
ひとはどうぶつごろしだった
サーカスの暮らしは楽じゃな ....
金魚の尾鰭だけが、
泳いで、いるようです。
眠くて頭もぼんやりしてきたところで、何かを著したいと思う。ああそういえば、私はまだ初恋を引きずってい ....
月灯りの夜に
澄んだ空気
しっとりと濡れた路
凍えるような風が吹く
僕はその風に
わざと身 ....
どこかでいっていた
これは歩行ではなく、舞踏
おそらくワルツではなくてポーレチケ
....
僕は言葉の破片を
手にしながら さまよい歩いていく 夜の間を
ただ 僕はいったい何なのだろうとや ....
雨の中
自覚する
ケヤキの落ち葉
鳥の声
風の音
休日の午後
お茶を飲む
一人想ふ ....
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