あの人は言いました、
「あなたの帰ってくる場所はちゃんとある」と、
私の帰る場所は、たくさんの人 ....
大人たちは、子供の未来なんてなんとも
思っちゃいない。自分が渡りきるまで、
吊り橋がも ....
バナナのタバコ バナナのタバコ
バナナのタバコを吸ってごらん
ポップでキュートな甘い味
ピンク ....
音もなく降り注ぐ
月光に
全身を灼かれ
声もなく身悶える夜
あまりに清らか過ぎるのだ
....
玩具のビー玉
ガラスで出来たビー玉を炒めて冷やすと
中だけが ランダムにひび割れる
ときたま卵み ....
黄金色のランプをともして
晩秋の
夜の岸辺にたつ、イチョウの木
その美しさに、おもわずためいき ....
半分
どんなおじさんにでも
その時だけ恋をしてしまう女の子がいる
父の日にプレゼントを贈り ....
窓の外の猫が言うのさ
ピアスが足りなきゃ 塞いじまえ
一度壊れた おもちゃなんか
次に ....
いーち、
にーぃ、
さぁーん！
四丁目の公園のわきを通ると
子供たちが叫んでる ....
小さな掌に握り締めた片道切符
縁日の人込みに紛れた赤い鼻緒
引き千切れなかったモラトリアムの ....
拾いに行こう
真紅の言葉が落ちている
公園のベンチの下へ
優しさ枯れないうちに
拾いに行 ....
砂鉄が花咲く、しゅんかんを
見たいがために何度も
磁石を近づけるわたしを
あの人は苦笑いしなが ....
マイミクやコミュニティに見る人間関係
減る毎に、嗚呼、色んな人達がいるんだなーと思う
昨夜も2人 ....
久しぶりに散文を落とそうと思った。なぜってまぁ、仲治君の散文を読んだから。途中までだけど。面白かった ....
手離したはずの選択肢
見渡すことの優越感と
逆戻りする緊張に枝分かれして
毛細血管に絡み付きな ....
大学の同級生の写真の尻を眺めて俺もがんばろうと思った
眠る というそのとき
人は一人になる
見ることをやめ きくことをやめ
うちへかえってゆく
今 ....
海のように深く、
大樹のようにしっかりとした芯を持ち、
空のように広い心で、 ....
どんな口実なんだろう
タバコの煙に溜め息がまじってて
視られる僕の息があなたに触れれば露骨ないや ....
二年前の私が今の私を見れば
随分ふぬけた奴だと思うことだろう
いや、今年に入ったばかりの私でも今 ....
髭曼荼羅 数の多さや仏・菩薩
光を街に投げてみる
灯火寂しく静かに夜の淵
....
夜のシフトのサーバー達と入れ替わりに、Ｓａｙｏは店を出た。
週末のダウンタウンは、車の数がぐっ ....
一人の夜を過ごす 僕は冷たい雨の中
ささやくその声 佇むサボテンは共に聞く
アゲハ蝶のように ....
昼、何もしたくなくて眠くなる寝る
夜、皆は寝入っているので
....
雪がきれいですね
と私は言いました
雪がきれいですね
と私は言いました
十時に ....
ミイラ盗りがミイラにならない
ミイラ盗りがミイラにならずに
ミイラ盗りがUMAハンターになる ....
ただ声を聞きたいだけで
低い唸りが響く胸のトンネルに耳を押し当てたくて
私も彼も裸になったのだと ....
今日から天気は
晴れのち飴玉
ゲリラチョコレートに
十分注意して
お腹を空かせて
出かけて ....
完全にいる ここに
ああ誰の水に おいしかった
僕が 燃焼されている 僕自身の
それは 黄 ....
だがあの川の悲劇の石を
川を 僕は投げさせられていた
いくつもを思い描かされながら
原爆にいく ....
みちこ、きみがくれた光を泳いできたらもうなにもすることがなかった。
７光年ぶらんこをこいでいたけれ ....
きみを愛しいと思えたとき、きっと私は死にたいのだろう
私が死にたいと思えたとき、きっと未来はちっぽ ....
うっすらと
冷えた微風にほんのりと
さやかな湿度とキンモクセイ
夜道をスーツは落ち ....
正しい行いをすると
正しい人がついてくる
純粋な心
弱く柔らかいもの
貧しくとも
悪い ....
加筆訂正：- エネルギー/片野晃司[19:05]
- すみません、文字化けテストで書き換えたままでした。元に戻しました。
34rows, 1.04sec.
