きみがうなだれた
その角度に世界は動く
腕を伸ばせばそこに
光が見える
これでいいですか ....
秋の夜の
電柱……
たとえばそこに
世界が着床する
....
めちゃくちゃ文章を読むのがとてつもなくむなしい。
一文章の中にたくさんの句読点を見るのが悲しい、
....
遠浅の日々はいつの間にか息継ぎの仕方を忘れさせる。
駅まで、の最後の交差点に立 ....
欲しいモノがあったわけでもなく
ただ切り取られた景色の中を歩いていた
森の夜は
蜜のように甘い ....
地球の裏側の海岸から勧喜に沸く人々の声が聞こえる
真っ青な海と太陽の陽射し
美しい瞳のきらめき
....
部屋の隅に棚でもつくってみようと思い
ホームセンターに行って
平板と角材と釘を買ってきた
もち ....
くぐもるようなにおいはそのまま
3年ぶりの東京
深い深い地下鉄の 駅へと深く
あ ....
電源が回す鉄板が回転する
右から左から右 左
ピストンが ガコンガ コンガ コン
と誤差の範囲 ....
風が柔らかく吹いてくる
凍った心の中までも
この手の平を空にかざして
まぶしい太陽をさえぎる
....
生きていくのに精いっぱい
世の中にはおなかいっぱい
「それはくちにしてはいけないよ」
....
乾いた音の
重なりを
足裏に
感じながら
落葉を拾う
赤・緑・黄の階調に
一つ一つ
丹 ....
季節は私に従属する
冬になれば言葉をわすれ
ぬくみをさがす動物になる
あなたが安全な場所で ....
瞳から零れるユメの冷たさは心の闇に届かないまま
君の名を呼ぶ前に来る朝だけが幻覚の中白く輝く
....
指の隙間からさらさらと 掬った砂がこぼれるのを眺めては
自分の幸せもまた この両手から零れ落ちてゆ ....
自分がどれだけ恵まれた環境にいて、
どれだけの愛に包まれているのか気付かずに、
他人の不幸を喜び ....
別に、好きでも嫌いでも無かった。
小さい時からそれをやっていて、ただ人より上手に出来ただけだっ ....
秋の夜長を虫の音が彩り、
満ち足りるを知る月が中天に侍る。
私は金木犀の ....
最果て岬を前にして
悲劇のヒーロー気取りが一人。
この地の果てまで来たならば
《ムコウガワ ....
きみという嵐が去って
ぼくに残されたのは
まだ青い希望の実
どんな風に育てていくのは
ぼく次第 ....
乳白色の制服がやぶれ去り
ひとつだけ取り残された違和感
ありふれた毎日を引き延ばしてやれば
い ....
まだあたしがあの山の焼け跡を
無邪気に紅葉だと思ってた頃
空はもっと広かったし
星はも ....
鹿の角が 秋に削られるのは
実は 鹿の角は 木で出来ていて
埋め込まれている 角の種が
次の ....
何も動かない。
砂漠に飛びました、
蛇がやってきた。
ジャングルにきました、
肉食の毒蜘蛛が ....
泣かないで下さい、愛しい人よ。
貴方の傍らに横たわる私の亡骸に、縋ったりし ....
あるべき場所に
あなたの名前が
ないって事実
ただそれだけで
必要以上に
気持ちが揺れ ....
道を歩いていたら
言葉が落ちていたので
拾いながら歩く
拾った言葉を並べてみたら
詩のよ ....
その時君は
眼をいからせて哭いたね
いいんだよ
それで
大きく広がる青空の下
大きく広 ....
ずっと すきだった
縁があるんでしょう
こんなところで遇うなんて
コンビニのガラスがく ....
「あー。酔うた酔うた」
「大丈夫っすか?めちゃめちゃ顔赤いですよ?」
「えー、そう?って ....
宇宙の本とか見ていると
詩だとしか思えない言葉があります
著者氏にはおそらく
これっぽちもその ....
誰かひとり
奥の 眠りこけている深夜に
水色さえあればと 音楽の一つとして
ひとり
約束 ....
立体的な画像に目を奪われ
グルグルと頭では
スプートニクが回っていた
七夕に願いを ....
待っていたんだよ
まっしろな雲は君を取りこぼして
海の底へと沈めてしまったからね
ほらほら ....
真っ暗やみに 大好きなものを投げ入れるみたいだ
私のまわりにあるものは
手当たり次第
すべ ....
ばかやろうパウンドケーキのデコレーション 崩壊 マイ・ディア・チョップスティックス
....
糸をつむぎ
服を作る
愛する人の為に
心を込めて
温かい心
親切で
素直で
笑顔で ....
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