のぼるのタイヘン
くだるのラクチン
ジンセイなんてそんなもんだよね
見せるのタイヘン
隠 ....
秋ですよ
さぁ
桜たちが裁かれます
元気ですか
健康ですか
弱ってますね
毛虫で葉っ ....
あなたの
瞳が
おくゆき
をもって着陸しようとしている
まっすぐ平行していた、し ....
夕暮れ
みんな家路に帰ろうと
一人ぐずぐず
オニのまま
悔しいままで
夕日を睨み
....
学校にナイショで
バイト三昧
学校の勉強より
真面目真剣
少々キツイが
時給は高め
煩い ....
取りあえず便利な
コンビニの弁当
口当たりは良いけど
何かが足りない
どこかオートマチックな ....
それがコスモスだと気づくまでに
少し時間が必要だった
黄金色と言えばそれまでだけど
一番君にふ ....
悲しみにはぐれて
頭だけで歩いている
まだ銀杏は緑いろだ
頭も肉体の一部なのに
....
{引用=神さまが
地球に「?」と書き送り
返事は皆さんご承知のとおり。}
神さまに
地球がい ....
ベットが移動して
固定された身体が
筒を満たす
さあ用意はいい
MRIよ
僕を分解し ....
アブラゼミの心の声が聞こえちゃって、聞こえちゃって
朝から晩までノイローゼ、ノイローゼ
....
今の今まで詩の神がいたのに
夜長に蛍光灯が書を照らす
夜景が女の人の洗い髪のよう ....
コンタクトレンズを洗います。
次に、歯を磨きます。
そして、顔に軟膏を塗ります。
今日一日、食 ....
恨み尽くして血に染まり
幽霊花だ、地獄花だと忌み嫌われて
墓場の隅まで追いやられ
歯噛みしなが ....
ザラザラとした夜があける
胃液、精液、血が溶けあい、朝陽のなかにまじりあう
永遠を走りぬける ....
腫れ上がるまぶたをつつけば海がくる きみの愛した色は群青
絹色の裸足をさらう波音は ぼくら ....
碧と青 果ての見えない 地平線
{引用=北海道にて}
不安な気持ちでたまらない、と
夜、入院している父から電話があったので
病院まで行く
....
十七年も前の、夏祭りの夜
祖母に連れられ、幼い私は手を引かれ
祭りの光の中に溶け込んだ八歳の姉を ....
ヒトはトリに憧れるが
トリはヒトのことを相手にすることなど断じてないだろう
ヒトは見上げ トリが ....
やわらかい陽射しは
私に優しく寄り添う
飛ばした
紙飛行機の行方を追って
昨日は空の果て
....
夜のうちにアスファルトで開き切った蛾は
気が付けば西へと影をこぼし始めている
そのことに気付 ....
遠くに
忘れてきたものが
ある気がするんだ
はかなくて
美しいもの
でも
切なくて
思いだせ ....
このままお前の息の根が止まれば良いのにな/そうしたら/明日/同窓会に出なくて済むからな/お前の見窄ら ....
回文考えました。
旦那と、鳩なんだ。
*****
あれからどのくら ....
あなたの名前に 指を絡め あなたの名前に そっと 唇をあてるのを繰り返し 繰り返し見つめてから もう ....
ねぇ と きみ が いきなり ぼく の なまえ を よぶ から ぼく は その とつぜん さ に お ....
たちのぼる炎も踊る こよい
生けるものたちは、みな □
豊饒のよろこびにみちあふれている ※ ....
今朝は朝から革命の鐘がうるさくて
もっとゆっくり眠っていたかったのに
カーテンを開けると町はすっ ....
信号が青に変われば道路の向かい側に立ってる
貴女との距離も縮まると思ってたけど甘かった
横断歩道 ....
ふと鏡にうつる
その男を
街にやってきた頃
わたしは見ていた気がする
街に来 ....
なんとなく泳げるようになって
なんとなく跳ねるようになって
なんとなく鳴けるようになって
なん ....
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