アイデンティティの喪失なんて言うほど大仰なもんではないにしろ
僕はやっぱり珈琲を美味しく飲もうと ....

闇を射る月の光のさやけさに このしんとした しんとした夜よ

夜半過ぎ吾の思いが闇を駆く  ....





光が花をまね
朝になる
一房一房が
波を追う



丘を昇る霧
 ....
 真実。ただそれだけのために
五万匹の言語が食い殺されるとはな。
舌先に残る言語の血や肉、その匂 ....


黄昏に生まれた人と木たちよ
空に憧れるのを同じくならえ
一足ごとに掌を赤く染めれば
四 ....
おかあさんがわたしをうんだので
わたしはおねえちゃんをうんで
おねえちゃんがまっさらなわたしをう ....
自決を行うのであれば

息を止め続ければいい

その先に呼吸を許せば

それがあなたが抱 ....
少し冷たい
風が吹いた日
コオロギの声を
聞いた
ふと気がつくと
蝉の声が
かき消される ....
赤いチョーク
のようなトンボが
風をひっかきひっかき
ぼくの背たけを測っている


ぼく ....
テレビはそこで強制終了
白髪の増えたニュースキャスターの言いたいことは何だったのか気になったけれど ....

私は確かに

あの場所にいたんだ……。



耳が張り裂けそうなくらいの拍手と

 ....

無数の星を

宇宙(そら)から眺める

科学者たちは

下から眺めることしかできない ....
画面の向こうでは
なにやら燃えている
そして崩れ落ちている
僕はただ眺めている

それはた ....
夜の風にまともにあたった

そこには常に新しさと懐かしさが潜んでいる

私には叶えたい夢があ ....
寄り添って
見つめ合って
絡み合って
アタシ悪魔
チェリーパイを
つまみ食いした
くだら ....
医者が言う
今日は何?
そんなに言われるほど頻繁に来ているわけじゃないが
来るたびに私は彼とバ ....
鳶が蒼空に浮いている
巧みに風を孕み
見えない凧糸に操られるように
蒼空に浮いている

瞬 ....
溶接の火花とぶほど推敲す


また一つ霧中に荼毘 灯りゆく


雲割れて百条の光 降り降 ....
肉塊の
乳首を忘れた
小鳥が四ツ足の獣と化して
女が泣いた

口が歪み
眉間に皴を刻み
 ....
あの娘からメールが来ない
一体何をしているんだろう
何を
恋人と一緒にどこかへ行っちゃったのか ....

夕暮れ、

窓から

やよいがシャボン玉を吹くと



リーマンや客引きやパチ屋 ....
 
 
操られた体が
わたしに還ってくる
ある夏の日に
今日は何しようかと
思うことがで ....
空はいつのまにか、高くなり。

夜はいつのまにか、寒くなり。

君はいつのまにか、大人になり ....
雨が降る

軒を打つ

窓をたたく

雨が降る

音楽が始まる

雨が降る

 ....
あるところにお爺さんとおばあさんが居ました。
つまり、あるところとはこの老夫婦が住む集落と言えまし ....


昔から
隅に居るような子供だったので
かくれんぼでは
何時も鬼をやらされた
両腕で眼を覆って
だ ....
{ルビ顰=ひそ}めた枝に想いを隠せば
揺らぐ月あかりを帯にまとう
記憶をぬぐいおとす 黒いみずう ....
脆くも張り裂けたハートは

またチクチクと縫い合わせればいい

縫い目だらけの私のハート
 ....
そう
目を覚ましなよ
そして荷物をまとめなよ
夜明けの街に
真っ赤な満月と
泣き腫らして俺 ....
誰もいない
教えを求めるとき 僕は
空のどこかになくなった思いへと立ち
でも遠く 僕の 海の中 ....
揺れる花は荒野に一輪だけ

その上で流れた一線の流れ星

空間は穏やかに過ごしていた

 ....
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2009年9月11日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人差し指の肯定あぐり自由詩2*09-9-11 23:44
夜よいっと短歌009-9-11 23:28
遠い鈴木立 悟自由詩509-9-11 22:33
羊飼いプテラノドン自由詩109-9-11 22:04
あすなろしろう自由詩109-9-11 21:59
まっさらなほどの欠如をあぐり自由詩9*09-9-11 21:52
浅はかの自覚邦秋自由詩1*09-9-11 21:32
蝉の声の消えた日フクスケ自由詩109-9-11 20:59
蜻蛉(とんぼ)yo-yo自由詩8*09-9-11 20:41
日本航空は再生に向けて照留 セレン自由詩2*09-9-11 19:15
m u s i c a李伍 翔自由詩0*09-9-11 15:21
c o S m o自由詩1*09-9-11 15:08
目尻はあの炎のように葛西曹達自由詩009-9-11 14:56
星への願いmarica...自由詩2*09-9-11 14:54
アタシ悪魔加羅自由詩1*09-9-11 12:53
ヘイ ドクター!テシノ自由詩009-9-11 12:35
とんび西天 龍自由詩4*09-9-11 11:10
101条の光アハウ俳句5*09-9-11 9:28
動物zihan自由詩1*09-9-11 5:52
怖い夢が見れますようにゆりあ自由詩509-9-11 4:41
夕暮れ、窓からやよいがシャボン玉を吹くとtiki自由詩4*09-9-11 4:39
体操小川 葉自由詩3*09-9-11 3:52
創書日和「紅葉。」狠志自由詩109-9-11 3:04
アラベスクrabbit...自由詩1009-9-11 2:05
桃太郎竜門勇気散文(批評...2*09-9-11 1:58
はいどあんどしーく吉田ぐんじょ...携帯写真+...1409-9-11 1:52
靴のみずおと月乃助自由詩5*09-9-11 1:21
ぬいぐるみ伽茶自由詩209-9-11 1:08
ジャンピングドロッピングアウトオブ亡国バンドふくだわらま...自由詩109-9-11 0:52
日本で黙って番田 自由詩009-9-11 0:38
透明な傘こめ自由詩1409-9-11 0:06

加筆訂正:
夕暮れ、窓からやよいがシャボン玉を吹くと/tiki[05:00]
「罵声を返して」→「罵声をあびせて」
夕暮れ、窓からやよいがシャボン玉を吹くと/tiki[04:42]
誤字修正
31rows, 1.07sec.