偶然
この森の小道を
あなたと2回通ったね
真夏
知らない風が吹いて
わたしのワンピー ....
イカが身投げをするという
夜も明けきらぬ浜辺に
それは自分のせいではない
波のせいだ
卵を産 ....
沈黙に耐えられず
埋め尽くすからだろう
言葉で
たったひとこと
言えたなら
それ ....
タイムカプセルがくるくる回ってるみたいだなあ。
沢山のすき、とかさようなら、とかが時間がとまったま ....
お花の僕かてな
きれーな
とうめーな
空に
触れてみたいんや
演じることでしか
存在をゆるされない
かなしみは
命に及ぶ
遠いよろこびの
記憶 ....
ソルジェニーツィンが死去した。享年八十九歳だったという。
かれの文学的な実績や政治にあたえた影 ....
例えば
それが昨日と云う日
であったとしても
恋心を想って
もう通り過ぎたはずの
初恋の儚 ....
紙の羊が
食べたそうにしていたので
紙の草をつくった
今日はたくさんの流れ星だね
....
「ねえ、手、繋いで良い?」
(最初から繋ぐつもりじゃ?)
最近の女の子は凄い ....
僕はばらばらになってしまいました
この世界のどこかに、
今も漂い続けています
....
(どこへ
(飛びたったのだろう
ある晴れた日の、
見知らぬ誰かの離陸がまぶしい ....
「今年の本踊りは出てもいいよ」 おばあに言われた。おかんがそろいの浴衣を縫ってくれて、編み笠はまだ ....
翼をつくる 明日のために
でもつい大きすぎるものにしてしまうから
空は飛べない
仕方ないのでそ ....
自分は神だ。
支配しているのはこの家だ。
全ての創造物は神の手の中にある。
そして意のままに動 ....
風の吹き荒ぶ
甘酸っぱい夏の終わりに
君は僕を好いた
君は
「付き合ってほしい、好きだか ....
九官鳥
九官鳥
九官鳥
九官鳥 の 西の
格
子 ....
充血した方の目で
窓の外を眺めた
赤い網目の向こう側には
いつもの景色があるのだが
その ....
わたしはあなたの唇が必要
迷路
悩み
心
愛
出会い
でも
分らない
心 ....
硝子張りの角の席で
ふたつ前の席の男の人の
袖にとまった蝿だけを見詰めている私は
硝子の向こう ....
東京の街路樹では
幾種類ものセミが鳴いていた
夏の時が豊か、だった
品川プリン ....
二本目のにんじん
細かくくだいてりにゅうしょく
やわらかさとはなんなのですか?
おじいちゃん
....
わたしは生きて、息をしているだけだ
わたしの周りはガラスの破片でいっぱいだ、水浸しだ
真 ....
私は知っている
優しさの裏には
裏切りがあることを
如来の微笑みで ....
最近ドキドキすることってある?
あの頃の私はトキめいていたのに
いつの間にか
....
決して目立たず
ただひっそりと
咲いている小さな花
小さい 小さ ....
赤い冷線
深みにはまることなく
生きている
点滅する
青い落ち着き
安心して
海の色 ....
「子宮だよエデンの園は・・・」呟く君に
初秋の雨 降りしきりつつ
....
せ、み、ま、る
せみまる
SE・MI・MA・RU
SEMIMARU
{引用= ....
とてつもなく素晴らしい君と
並んで歩く自分が
釣り合うことの出来ない
とても無価値な
存 ....
遠く遥かな
おぼろ月
春の夜半なら
届くのか
一人で歩く
かえり道
ついてくるの ....
何年も何年も
月日がたっても
愛だけは
かわらないと
信じていたい
入園して夢の国に来た
金払って夢の国に来た
千葉に夢の国があった
東京ディズニーラ ....
夏疲れ体の芯から絞り出し
新たなる季節を快く迎えたし
これは始まり毒麦が刈ら ....
お気に入りの帽子をかぶって
雨傘をくるりと回して
鼻歌まじりにこっそりおどる
そう今日は雨だも ....
カラカラの洗濯物
風の匂いを吸い込んで
ロサンゼルスまで放り投げた雲も
そろそろ戻ってくるだろ ....
私はまだ、ここにいるのか。という夏の終りの焦燥にあぶられ、未だ過程の核心をつくことなく、鳴動を歩い ....
ざらついた
明るさのない
明るい日
写真に
死者に
塗る色もない
そ ....
夕焼け音のたゆたう波が 静かな夜を寄せてはかえす
バター色が並んでた
垂れ下がったぼんぼりの
次また十歩 遠ざかる
逃がさぬように目 ....
茨の針金に囲まれた
四角い土地に独り立つ、
蒼白の人。
棒切れの直立で、丸い口を開けて仰ぐ ....
ざ。ざざざ。
桃のようにするりと剥けてしまった私の肌を
産毛のように時々ふわりとくすぐる ....
古きを懐かしみ
新しきを刷り込まれる
現実の延長線上に
レトロな未来はnaive
アトム ....
目をつぶって
皮一枚で作られたなんだか白い黒に
あの人がいる
そうじゃなきゃあ
....
「ここにスレ立ててやりたいんですがかまいませんねッ!!」
日常には音が溢れている。生活音の洪水 ....
人間が滅びることがせかいへいわになるとおもいます
そう、ゆとり教育を受けた大学生が声高に主張する
....
互いにブレーキかけた思い
重なり合うはずがない
幸せにとどくよに
あなたを思い月に願う ....
待ち侘びて
胸に入り切らぬもの
恋しくて
枕もとで眠る人
やすらかに渦巻いて ....
棒立ち……
テーブルの上に
置かれた果物
僕たち……
....
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