音の闇があり
むらさきがあり
白い泡を染め
闇を抜ける
夜の会話が屋根を ....
仕事の山に遭難していませんか?
迷い込んだ青いトンボ
倉庫の窓
突然の雨
振り向くと ....
掌の草原はしる僕がいる
生命線地平線のむこう側
夕暮れを切った爪が伸びている
....
一粒一粒を
じっくりながめて行くと
一粒一粒が
独立した岩石であることに気付いた土曜日
....
部屋で音楽がゆっくり流れて
外で雷が鳴って
曲の切れ目に窓が光る
合図
音楽の方はシンバルで ....
綺麗ですね
やっぱり
何度見ても
綺麗ですね
好きですよ…?
....
とざいとうざい
ここにおわしんす紳士淑女のみなさんよろしくおしげりやす
茨城代表
ディス ....
家を
ぼだされだ
わらしが
わらしでなぐなるまで
泣ぐ声が聞ごえだど
おめは
....
「そうだ。旅に出よう。」
どこに行くかなんて、なんの目的で行くかなんて
そんな細かいことはい ....
縦の譜面に奏でられて
しゅ〜る こっとん こと こっとん
太陽の揺らぎ 草木の葉おと
....
僕は呑気な波紋
波間に揺れてゆらゆら
賢者は嘘吐きの石
谷間を抜けてごろごろ
平行線は交 ....
でんしん柱の先っちょに
ちゃっかり乗っかっている あおい
あしたデートしようね
待 ....
{画像=080730013330.jpg}
君はそこにいて
ぼくはここにいる
目線は同じ、でも ....
なぜにこんなに空が美しいのかとか そういう
ことを考えている、ぼんやりと、なにげなく、
どこへ行 ....
もっとあなたを見せて
ねえ 写ってる? ここに 写ってる?
拡大してみても
ただのあなたし ....
祖母へのお手紙 ....
最近つくづく思うんだ
「自分ってなんてかっこ悪いんだろう」って
でも
自分のことを ....
1.「もう子供なんかじゃないと思っていたのに」
涙が出そうになるたびに
缶の中のドロップをひ ....
民族紛争
白人と黒人
貴人と奴隷
なぜ同じ人間だと思えないの?
なぜ同じ地球に住む者だと ....
白い街が僕らを消して。
溶けるように
やわらかな鐘の音が
胸を締め付ける
この風 ....
セミが鳴き
日差しが強い
風が吹き
雲がきれい
昼寝をする
スキップスキップ
らんら ....
目を閉じて
少女は
オカリナを
鳴らす
誰かを
思い出してる
ひとつ
ひとつ
....
畑の道を
夏の
暑い日に
懐中電灯を
照らしながら
歩きました
蛍が
あちらこちら ....
空に
あがる
花火は
とても
きれいだ
まるで
1つの
絵のように見える
ま ....
あの向こう
ぼんやりと揺れる
陽炎のような
ボクノユメ
草原の風とともに
流れてゆく
真夏の ....
朝の暖色の中
僕はもう名前を知らない
__君以外の
名前を知らない
薄透明の世界に息をして
....
壊し屋小沢かジョーカー麻生どっち?どっち?の日本国
世界の孤児の日 ....
―右向けー、右ー、左向けー、左
点けっ放したまま寝てしまっていたテレビの音で俺は起きた。清々しく ....
あなたの名前を連ねてみたら
あなたがどこにいるのかわからなくなってしまいました
....
子鬼が
ざくろの実を食べた
僕はひとり
校庭で体育座りをしている
世界が夕暮れ ....
自分が主役の映画を撮っている
彼女が助演兼カメラ
僕も彼女も出るときはカメラを三脚に載せて録画ボ ....
痛い?
ね… 痛い?
あたしたちが壊してる 地球さん
痛い?
痛いならさ
ちゃんと教えてよ ....
今夜も深夜にスーパーマーケット。
夜型人間に優しくなった街。
オレンジ色の悪夢を見た。
でも内 ....
窓際で蛍になった僕
遠い国を見ていたら
線路の音と
サイレンが響く
意識を近付け ....
ある
意味散らばるためにある
と思う
小さく四角く切り抜かれたノートが借りずらい
ちらつ ....
放物線を描くでもなく
ぽつりと堕ちた
アブラ蝉に
少女は黙って花を添えた
花の名 ....
夜はさみしさをたたえる水面
しずかに腕をひたして
あてどない動きにさらされていた
夜がひそ ....
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