翔太は自分のことしか考えてないと思う
そうかな
自分の見栄とか体裁しか考えてないよ
そうか ....
少しだけのつもりが
とうとう
未来を飲み干してしまった
すると
なん ....
{引用=
きみはおとなだな
ぼくのもたない目をもってる
すこし、うらやましくて、くやしい
な ....
初夏の雨にけむり
辻褄の合わぬ体温が
濡れたシャツから匂い立つ
傘を持たない二人が
軒下で身 ....
地球が突然爆発して
大地は粉々
生命は全滅
海と大地はミックスされて
大気はどこかへ行っちゃ ....
勉強より大事なことはある
が、そう多くはないのも事実だ
黄海からの繊細かな風が
葉アカシアを揺らす
二週間まえの
白い花は散りくさり
....
アジアのどこかで
果実や肉の汁で汚れた
だだっ広い路地で
ひとびとは
収益とコストの差額のた ....
五つ星ホテルが煙っている
その回りを徘徊する
車が音をたてている
アカシアにふいた ....
前回書いた詩には嘘が含まれていた
祈りがどうとかいうやつ
嘘っていうか違うだろというか
そ ....
{引用=
ねむいねむいねむい!
は じ け と ぶ
すいま! スイミングして
まくらなげして ....
限なく陽は照らし焦がす
云うまでも無く情は無く
降り注ぐ無尽蔵の現実に嬢は涙して ....
舌先の恋の匂ひや夏の夢
病み猫の腫れたる乳の暑さかな
天翔ける十九の夢やみなみかぜ
....
骨々ロックの ぐっちゃんは
いつもいつも 骨ばかり
骨でも喰って 踊ってろ
骨々ロックの ....
あなたは自分の為に物語を綴る。留まる自分を揺さぶるように
物語の中には、激しさを置く。その想いを人 ....
もう ラヴソングも描けないのさ
日の入りが終わった天空の
マゼンタがきれいでね
良い絵が描けた ....
朝早くから草刈に呼ばれた
今日は僕の卒業式なのに
学校前の畦道は背丈ほどある植物が生い茂 ....
真ん中の真ん中から
私の真ん中の真ん中から
ポタ
水滴が滴り、落ちた
私を支える柱につたって ....
前方から大型トラックのタイヤが飛んで来て私は死ぬだろう
大型トラックが中央分離帯を跳び ....
今日もカラスがガァという
「縁起わりーな」
もしかそういう概念に抗ってんの?おまえ。
だから光 ....
ジリジリと焼かれてみたいんだろ?
噎(む)せ返るよう 夏の視線に
押し潰されてみたいんだろ ....
もしも言葉に
羽が付いていたら
君に届けた言葉の羽を
ハサミでチョッキン。
....
ドアを引く
カウベルの音
マスタ−の
豆を引く音
この席が好き
開けられない
....
そう 光の紋、水の模様が
見たかった
ゆらぐ 光の縞に 体を潜めて
水の色 雲の陰
....
玄関の靴箱の上に
ふくろうを飼っている
餌もいらない
水もいらない
糞もしない
木彫りのふ ....
このへんな匂いは何ですか
ああ
満開の栗の花
朧月夜に
ああ
満開の栗の花
血液 ....
高層ビルから
突き落とされたようなドラムで
僕の心臓を叩きつけてくれ
通り魔にグサリと
....
双つの花
遠い鏡の前の影
目を閉じ 何かを言いかける
双つなのか ひとつなのか
....
あなたが
私を降りる日がやってきました
晴れた穏やか日も
嵐の日も
私はあなたととも ....
一人
船出した僕を見ると
かわいそうだと
人は言う
そうさ
僕は
うつむきかげん
....
赤が一片川に落ち
薄紅の花弁に早変わる
埃絡まる土上で
萎れ果てぬ事のないように
全て集めて ....
長いこと 時間はたった
ずいぶんと 睫毛も 声も 痩せてしまったね、と笑う
それすら ....
こんなことを言おうとしたら
あなたはどんな顔をするだろう?
目を落とし、少し淋しそうに
僕のこ ....
きゃはきゃは と小さな笑い声がした
留守番をしている日曜日
レースのカーテン越しにガムシロップの ....
私は
何でも出来るのに
何もしないから
何も出来ない
私は
本当は優しいのに
優しく ....
ぼくの「片思い」は勘違いでした。
目の前のあなたに
「なまのこころ」で向き合い
瞳を合わ ....
火のみ
火のまま
始原と同じ勢いで
燃え続けている
口は知ることにより変わってしまったか ....
「次のニュースにまいります」
淡々とした口調でアナウンサーは暗いニュースを読み終え
明るい話 ....
あたし象がなくのをきいたことがあるわ
ミルクが冷めるので
君は急いで言うのだった
....
むらさきいろの たいよう
あたしが生まれた月に咲くその花が好きで
思わず寄り道をした
....
{画像=080617003626.jpg}
かつて私の心は安らぎを知らず、
盲目の内に両手は前を ....
眠りにつく時、思い浮かべる
どんな夢を見よう
目を閉じて
少し集中
・・・そこには優しい面 ....
あれは確か午前四時ぐらいだっただろうか
明け方急に目が覚めたせいか
喉が渇いていたので冷蔵庫 ....
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