湿ったような乾いたような空気
飛ばされたいくらいまっさらな風が
少しずつ鉛色の街を包む
ベランダ ....
来る日も来る日も、「自分はなんて不幸なんだ」と嘆いていた男は、或る日神様と出会った
「おまえの ....
書き留めたことばの意味をわすれてしまってどこか遠くなの
真昼の星座のように
記憶の中で物語を紡ぐ
思い出せるだけの登場人物が
いつも同じ台詞
終幕は ....
{ルビ人気=ひとけ}の少ない
菜の花ロード
あなたと肩を並べ
静かに歩き始める
記憶の隅 ....
星空を覆う月光の下
短命を謳いそよぐ枝先
姫りんごに似たその花は
果実のような香りを水面に滑らせ
波 ....
ぼくは いなくなろうとおもいました
だけど みんなはぼくに
みずをあたえ たいようのひをあび ....
息をすることもやっとの苦の中で衰えぬもの
食・恋・夢・歌
「おねつでた? おちゅうしゃし ....
さよならのかわりに
一滴の涙を
病院に送られてきたスーツケース
しくしく泣いている
一人の荷造り
一人での入院
....
朝が来るたびに遠ざかって
後ずさりしていく、記憶の束を
水平線を越えてくる、光の波に
さらわれ ....
桜と梅が いっしょに咲いた
ばあちゃんが桜を見て
うめざくら
なんていったので
思わずぷっと ....
ただ
春風のなか
悲しい言葉だけが
過ぎゆく
夕暮れの風は
ひんやりと
こころを冷たくする
春 ....
二人で夏の暮れに涼みに行った川辺は、
誰の手にも触れられなかった伸びっぱなしの草に
見たこともな ....
格好好いと思う曲は
書き出してみたらなんだか不格好で
彼らの喉の奥で震えている空気は
自分がど ....
サイレントミッドナイト
夜が怖くては人間にはなれないわ、と
仔狼を嗜める狼の母親
仔狼は自 ....
今というこの人生の一瞬
紙切れで縛られてしまった私は
あなたとの関係も
過去も
未来 ....
あなたは桜だった
溶け孵化し
桜の花びらに似せた羽根で
ちろちろ漂うモンシロチョウ
....
「現代人と比べて
原始人は頭が悪い
縄文人も頭が悪い
平安人も頭が悪い
鎌倉人も頭が悪い
....
ペールオレンジ って
言い換えてみても
結局
肝心なところは置いてけぼりでしょ
そんなの
....
春酔
酒仙酣臥夢還天
独酌沈吟不可眠
美酒美人春一夜
詩人血涙酔千年
春酔
....
10日後
私はあなたに会いに行く
ええ、もう決めたの
だって約束したじゃない
1 ....
地球のてっぺんから
百万発のロケット花火を飛ばして
高原でバーベキューなんかやってるような
さ ....
初夏の陽射しまぶしく
自らに課した
我が人生の一大事
聖書 日蓮御書 紐解いて
....
2年前
れんげ畑で
転がって泣いた
早朝
空と
れんげと
私だけ
ただ
心が痛くて
叫んでいた ....
酸素を吸っているよ
少女が酸素を吸ってるよ
少年も酸素を吸っているよ
酸素 ....
傷があるんですと
ナポリタンを体中に塗りたくる
血にもならない やけに薄いオレンジ色で
むしろ ....
生きると死ぬの境目を生きて
それとは関係のないところで死んでいるのは僕だ
大きな箱と小さな箱 ....
おれ達は絶対零度 マイナス180℃の世界だ
終わりから数えた方が早い
今から断崖絶壁に飛び降 ....
それがどうした
どうもしねぇ
どうもしねぇけども
気になった
それは何だ
それが何か分かっ ....
わたしの愛はあなたの頭上で青く輝く
クリスタル製 箒星のように
わたしの髪の先まであなたに染 ....
オレンジに闇が曳かれ
精神のカルテ
群青に染まる
僕らかけがいのない宙
....
この詩はいいな
栞を挟んでおいてじっくり読もうお茶を飲みながら
後で
しばらく前から
こ ....
消防署の隣に
積木で家を造りました
小さな家でしたが
お祝いにひとつ
ほおずきを添 ....
料理 塗料 におい
あとずさり あとずさり
ただ目に入るだけの曇
はじまりそうで終わる ....
暑いのきらい いら
汗かくのきらい いら
残りひとつ
いら 三つで
あのひと爆発
扇風 ....
都会の大通りに面したアパートのベランダは
驚くぐらいに黒い砂埃に塗れている
5階にでもなれば鳩ま ....
一面に広く冷たい月の砂丘を
春先の空に見つけること
....
何故か哀しみ溢れる色
世界は卵の内にある
遥かましろい天上に
緑のひとが出口へ駆ける
「非常口」の表示はあり ....
今日はポイントデー
ついつい買い過ぎちゃったみたい
殺傷能力は一人前よ
エコバッグからネギ。
....
それに名前をつけるほど俺は暇じゃない、そんなものは勝手口から外に放り出してなかったことに ....
君と僕の
柔らかすぎるところは
交わりやすくて
忘れているわけじゃないけれど
柔らかすぎ ....
マリンスノーがよく見えるあたりの海底で
お腹の膨らんだ妊婦みたいにこう シムスの体位で横たわって
....
昔の恋人と同じ部屋にいる
もうキスの柔らかさも
胸の感触も
はっきりとはしないのに ....
080422
懐中電灯に照らされた
懐中物を盗まれた
泥棒 ....
080422
共通の
共時性の意識が腹の皮膚に触れて ....
グッバイベイビー
きみはまだ
そこにいるのかい
トンネルを抜けると
そこは
まだ雨が降 ....
夜。インスピレーションは
夜降る
インスピレーションは突然降る
頭のてっぺんに星が落ち
....
2008年4月22日
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
錆色の日
ブロッコリー...
自由詩
1
08-4-22 23:56
自戒
Honest...
自由詩
3*
08-4-22 23:40
エトランジェ
nm6
自由詩
5
08-4-22 23:40
あしたへの、かえりみち
たりぽん(大...
自由詩
7
08-4-22 23:30
私からあなたへ
こゆり
自由詩
9*
08-4-22 23:06
姫りんご
見崎 光
携帯写真+...
3
08-4-22 22:55
生きることそれは、
そらの とこ
自由詩
3*
08-4-22 22:54
熱
紅林
短歌
0*
08-4-22 22:52
一文
xたろおx
自由詩
0
08-4-22 22:47
@スーツケース
貴水 水海
自由詩
1
08-4-22 22:38
グッバイベイビー
望月 ゆき
自由詩
7*
08-4-22 22:06
悲春
池中茉莉花
自由詩
5*
08-4-22 21:00
悲しい言葉が過ぎていく
風音
携帯写真+...
5*
08-4-22 20:32
漂着/083/500文字の本棚
ピッピ
自由詩
6
08-4-22 20:02
眩暈、耳鳴り、虚言症/096
〃
自由詩
2
08-4-22 20:02
サイレントミッドナイト/035
〃
自由詩
2
08-4-22 20:01
今というこの人生の一瞬
夢乃 綴喜
自由詩
0
08-4-22 19:51
埋葬の日に
あぃ
自由詩
2*
08-4-22 19:34
タ・パタ・パタン・パターン
木屋 亞万
自由詩
1*
08-4-22 19:33
はだいろ
明楽
自由詩
5
08-4-22 19:09
漢詩 春酔
三州生桑
伝統定型各...
1
08-4-22 18:52
10日後の行き先
友子
自由詩
1
08-4-22 18:47
流れ星降り注ぐ静かな夜に革命がはじまる
大覚アキラ
自由詩
7+
08-4-22 17:23
聖書と日蓮御書は・・・・
アハウ
自由詩
4*
08-4-22 16:05
れんげ
風音
携帯写真+...
2*
08-4-22 15:33
酸素を吸っているよ
北大路京介
自由詩
11*
08-4-22 14:46
風景に消える心
狩心
自由詩
3*
08-4-22 13:55
グリッチ
白井陽介
自由詩
0
08-4-22 11:22
右往左往
狩心
自由詩
4*
08-4-22 10:20
循環
〃
自由詩
1*
08-4-22 10:19
terrapin
逆島夢子
自由詩
1
08-4-22 9:44
僕らかけがいのない宙
吉岡ペペロ
自由詩
9
08-4-22 9:42
神の下で詩のワルツを
よしおかさく...
自由詩
2*
08-4-22 9:02
グッバイベイビー
たもつ
自由詩
7*
08-4-22 8:55
ノート(夜とかわき)
木立 悟
自由詩
2
08-4-22 7:25
ごしんせつ
FUBAR
自由詩
4*
08-4-22 5:24
黒いベランダ
智哉
自由詩
1
08-4-22 3:55
真空の
鎖骨
自由詩
5*
08-4-22 1:46
緋
ゆきのかけら...
携帯写真+...
4*
08-4-22 1:45
卵
服部 剛
自由詩
2
08-4-22 1:39
月イチの被害者
相羽 柚希
自由詩
2*
08-4-22 1:37
それにそれはあっという間に思い出したというだけのものになってしまう
ホロウ・シカ...
自由詩
8*
08-4-22 1:27
諍いのあとで
kauzak
自由詩
6*
08-4-22 1:12
逃避夢
明楽
自由詩
1*
08-4-22 1:05
不眠症
短角牛
自由詩
3
08-4-22 0:52
解説
あおば
自由詩
4*
08-4-22 0:44
共時性
〃
自由詩
2*
08-4-22 0:32
グッバイベイビー
小川 葉
自由詩
7*
08-4-22 0:31
ソラカラ
nenene
自由詩
1
08-4-22 0:00
49rows, 1.03sec.