失った恋が
目の前で 僕抜きで
始まる としたら
それははがゆくて 怒りに満ちて
....
猛禽がやたら低く飛んでるな
なのはなにしずかなあめ
なのはなにしずかなかぜ
桜 ....
如実に
コトをあらわして
どこまでも
僕を
切り裂く
光
「ここになにかがありまする」
そう言って彼女は化石発掘用のトンカチで
私の胸をとんとんと叩く ....
遠 破 く
青 夏く 片踏 普
年 ....
何かが転げ落ちて紛失
俺の
向こう側の感覚、鮮やかに喪失
失われた概念的な ....
今夜は少し暖かい。
だから、君を迎えに行くよ。
夜の闇に包まれれば、僕らの手も見えないさ ....
{画像=080416213414.jpg}
老いたる
傴僂の子は
よく話すことができない。
....
彼女の潔白な素肌、
ずっと透明なまま
水面で服の中身となり
日々潤いを保ちつつ
日々最高の状 ....
BSつけて チラ見しながら 授業案
腰をフリフリ いつしか号泣
失って気づく
こんなにも愛していたことに
涙が流れる
もういないあなたの席を見つめて
....
溢れ出す
涙
きっと
出ていくタイミングを失っただけの ....
080416
あかさたなの春が来た
あ ....
「健康状態は?」「良好です」
「朝ご飯は何時に食べましたか?」「今朝の七時に」
「海外旅行には」 ....
あしおとは何処からもついて来ず
あしあとは干乾びて いくつか
{ルビ香蒲=がま}の揺れるが聞 ....
淋しくなると月を見る
たったひとつしかない月を
知らない誰かと
この一瞬を共にでき ....
「カンタンニイカナイカライキテイケル」
叫ぶ少女の影 愛おしく
アコギのネック下げこちら ....
{引用=いつまでも生きていこうよ}
桜を見に
車椅子を押す
その背中
“来 ....
苦肉の策だったんだ
どうも近くには長靴しかなかったもんだから
遠くの海を見ている目が
今日 ....
彼女は失恋をしたそうです
毎日泣いては泣いて
時間だけが過ぎてゆくのを
いつか彼が来てくれ ....
私は自由だ
自己責任の及ぶ限りにおいて
父・母が名づけた
藤井邦彦という名において
....
本当や嘘は
世界(ここ)に渦巻いてて
本心を晒け出しても
事実には結び付かなくて
....
直径1メートルくらいの
真っ赤な苺があった
もちろん葉も茎もでかい
あらすてきお伽噺みたい ....
となりのうちのメイザさんは
とってもすてき
もうとっくにおばさんのはずなのに
まだ17さいみた ....
我が街の健康ランドの三階の休憩スペース前には
巨大な白熊の剥製が飾られています
背景の写真パネル ....
花びらが
あしもとに転んでいる
気持ちいい夜風に
白い素直なものが散っている
....
きょうも
生き残っていた
バラは昼間
薔薇いろになる
あんな気持ちに
なるだけなのに
き ....
ひとにとって
わたくしは環境の一部でしかなくて
良い影響を与えたり
悪い影響を与え ....
セックスに
なにをか押し込む
そんな重要なことでもないのに
セックスに
押し ....
楽しんで一日
悲しんで一日
泣いて一日
怒って一日
どうして死を急ぐのか
どうして趣味 ....
君とはもうサヨナラ
君は愛想を尽かし
僕は一人になった
ハンカチをもらう
一人カラオケで ....
こうやってる間も 私は母に叱られていた頃のことなんかを思い出したりしている
つまり 退屈な時間
....
今この気持ちが嘘だとしたなら、あたしは一体、如何したら良い・・・?
あたしは誰かを想っては ....
突如帳が切って落とされる
ブラックアウト!
一番星見いつけた
何処に?
(鋭 ....
数が多いというだけで
強気になっている
本当に大切なものを
忘れてしまっている
力など所 ....
生まれ変わったら、
猫になりたい。
生まれ変わったら、
あの人の兄弟になりたい。
....
ウチらのオーナーは エネルギーの使い途をハンパなく間違えているとおもう。たった一週間のパーティの為に ....
跳躍、落下、水飛沫
青の中へ
焼けつく太陽の下、揺らめく水面へ
赤の中へ
諦 ....
ナイロンで滑る指
艶めかしさに酔い
月の果てに漂う
今宵の月
冴えて
今宵の月
....
もう 戻れない 白く霞んだ景色
誰にも理解されぬまま 歩んできた道
確かに聞いた 微かな日常の音 ....
曇天
どんてん
どんどん
ててん
くもり
ぐもり
空そら
そらら
曇天
....
私は 愛する人に 出会った
私は世界を突き抜けた
あなたの腕の中で
原点の私に還 ....
学研ムーの編集局に仕掛けた地雷が
いい塩梅で爆発したよ
分かるとは
不感症になることと似ている ....
「新体詩抄」(明治15年)の序文は日本伝統の和歌や俳句からはなれ、平俗な日常語による自由詩への道を ....
横たわった夢を見据えている。
掴み損ねた明澄な明日を脳裏に描き、代わりなんてないと何度も願掛け ....
隣部屋から漏れる電話の呼び鈴に
ふと現実に立ち返る瞬間を感じる
さっきまでホテルの窓から見えた
....
加筆訂正:- 春眠/あおば[23:58]
- 水を健やかに流し、を、健やかに水を流し、に。
46rows, 1.13sec.