アルコールの勢いで

口にした本音は

居眠りしたあなたの前

泡になって弾けた
 ....

その指が揺らすグラスの中

カラカラと回転する視界

コントロールさえうしなって

 ....
後悔する日があった。

その日は雨が降っていた。

小学校の給食をいつも教室の前まで運んでく ....
散るよ 散る

私がここで散る

そして 夜の闇に消える

私がいたこと 誰か覚えてる? ....
それは約束された儀式
かりそめの情熱

どちらが先に瞼を閉じるのか
けものの眼差しとなり相手 ....
くちびるが恋しい あなたの
くつろいだときの 醜く ゆるんだ 肉
に まんまと隠れたつもりでいる ....
昨日
柿を取ろうと
腕を伸ばした塀の上から 
落っこちた親父が 
とっさに捕まった物干し竿が ....
 いつも変わらず 君を思い続けるのは 辛いから
 一番汚いところを 情けないところを 見せてくれな ....
紅珊瑚のゆりかごの中で
柔らかな月が眠ってゐます
美しい薔薇が月にキスして・・・
(カステラの ....
「寒い─!!」

あたしが白い息はきながら、家からでてそう言ったら

「今日もあっついな─! ....
誠実な嘘で騙してあげるから

死ぬまで一緒にいてくれないか
夫は

生まれてこのかた
一度も眠ったことのない人でした

『暖かい黒水晶』

 ....
大きくなりませんでした。 自己陶酔の狭間に

置き去りにされたメロディーを弾いた

メジャーな旋律は流れない

あ ....
ああ、川よ
十月の川よ
田園を流れる幅広く底の浅い
生真面目な川よ
具体的には鹿児島県菱刈町 ....
両手で水をすくうように
反射鏡は映し出すけれど
のぞき込むたびに奥歯で噛む
這いつくばって
 ....
残業の時刻 
隣の机の同僚が ぼりり と 
飴を噛みくだいた 

「 お年寄りにもらったの? ....



雨の名残は道の脇だけ
夏の名残は枯れた茎だけ
出した手紙の返信気にして
閉じたまぶ ....
骨と脳の間を
細く
傷つけて
線を引いていくような
砂粒を
一粒ずつさらって
ためつ
 ....
埃がとれない
枠組の窓は青色のオレンジ
壁紙を伝って
薄目をあけてなぞると
手のひらに体温が ....
差し上げる

貴方の好きに したらいい

貪ったって 構わないから
恋人なんだから手を繋ごうよ
恥ずかしがる必要はないでしょう?

恋人なんだからキスしようよ ....
すべているスパゲッティをすべている
わたしは
マッシュルームをすくいすくえすくう
わたしは
 ....





まさか

あいつに「愛してる」なんて 言ってないよね

もし そんなこと ....

新しい彼女できたら 目の前に

 見せつけにくる

  死ねばいいのに

ちょいとアンタ

一体如何したって謂うんだい?

アタシをこんなにしておいて・・・

今 ....



つきあたりの家
つきあたりの家
風腫らす路
つきあたりの家


音のない日の ....
改札で切符を受け取る駅員。
雪崩れ込む乗客たちの数は10数名程度だった。一時の激しさが、その後の駅 ....
今日偶然見たの
大好きだったあの人を。

もしかしたら、
ただの見間違いだったのかもしれない ....
暗闇
夜の間に
泣いた?

朝露になって
きらきら光る涙は

もうすぐ
こぼれ落ちそ ....
あのひとの
気持ちみたい

乾いてるとこ
濡れてるとこ

陽の光で
輝きで
よく見えないけど
雨水よ
天からの涙よ

集まって
どこへ向かうの?

わたしたち
人間よ

集まって
どこへ向かうの ....
あの人に嫌われたあたしの涙は
どこに捨てればいいのかしら
何も見えない表通り
あたしを包み降り ....
指揮棒が乱舞して
演奏が走りだす

息は上がり
弦ははち切れ
それでも止まらない  ....
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2007年10月20日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
センチメンタル・ソーダ衿野果歩自由詩107-10-20 23:56
screw drive自由詩107-10-20 23:52
タイムマシンがあったなら短角牛自由詩107-10-20 23:21
最後の夜森下 流華自由詩2*07-10-20 22:53
秋、くちすい恋月 ぴの自由詩26*07-10-20 22:35
心中・焦輪橋 秀綺自由詩0*07-10-20 22:28
貼り紙の唄 服部 剛自由詩2*07-10-20 22:03
スピカ黒山羊自由詩107-10-20 21:59
Soft Moon三州生桑自由詩3*07-10-20 20:27
言葉にすればamor自由詩007-10-20 20:23
プロポーズ快晴短歌707-10-20 20:20
暖かい黒水晶蒸発王自由詩3*07-10-20 19:52
「大きくなったらお兄ちゃんのお嫁さんになる!」吉岡孝次自由詩207-10-20 19:49
脈絡のないトリオめぐちみ自由詩207-10-20 19:10
川内川A-29自由詩1*07-10-20 18:49
螢のように、そしてたりぽん(大...自由詩10*07-10-20 18:13
お婆さんの飴玉服部 剛自由詩6*07-10-20 17:55
ごらんよ、呆れかえるぐらいあざやかな朝じゃないかホロウ・シカ...自由詩16*07-10-20 17:37
砂粒水町綜助自由詩407-10-20 17:18
夏に見立てたいつかの終わり自由詩607-10-20 17:11
心臓だってくれてやるみへき渉短歌307-10-20 16:34
アンダンテ1486 1...自由詩1*07-10-20 16:34
スパゲッティ肉食のすずめ自由詩107-10-20 13:49
No Kidding北大路京介自由詩5*07-10-20 12:57
あだると 05短歌2*07-10-20 12:23
手練手管ライチ自由詩2*07-10-20 11:45
蒼と路木立 悟自由詩107-10-20 11:44
音の鳴る、風の吹くブライアン自由詩0*07-10-20 11:39
いっぱいamor自由詩007-10-20 10:40
夜の間に風音携帯写真+...4*07-10-20 10:14
雨上がりのアスファルト携帯写真+...3*07-10-20 10:04
流れの果ては携帯写真+...2*07-10-20 7:42
牡丹雪板谷みきょう自由詩0*07-10-20 3:41
アレグロ1486 1...自由詩2*07-10-20 2:52

加筆訂正:
/ブライアン[11:45]
一部訂正
34rows, 1.04sec.