混じり合う
紫越しに
薄煙を見て
つま先で
水を弾くように 
駆け出した
風切る頬を
 ....
その時 目を細めて わたしを見た
鋭い欲望と鈍い光を発する目
どうしてそんな目でみるの?
今ま ....
やわらかくて
あたたかくて
ちょっぴり
かなしくなる

 

それをひとは
(あい) ....
僕のちっぽけな呟きで
ひとつの世界が死んだ
 
なんにも、してないよ
 
 
言い訳にす ....
焼かれた瞼
太陽の中に
見える 砂
砂を咬む足 
地に落ちて
光の拡がり
あの同心円の天 ....
何時だろう 目が覚めた  
風子は ふと 秀也の顔を覗きこむ
「ふふ 凍ってる かわいぃ」
秀 ....
私がいなくても
何かが生きている気配
熱量のないぬくもり
それは香りで感じる

嫌いな言葉 ....
些細なコトが嬉しくて
飾りたがる涙が
イタズラに濡らす頬

滲むライトに照れ笑いをはためかせ ....
日曜日の朝には
ふたりで散歩に出かけた

草花を摘んだり
空を見上げたりした

原っぱに ....
彼は学校が嫌いだ
学校に行っても
何をしているのか
何をしたいのか
何一つとして理解できない ....
五月雨からながれて
からげてもう八月の空
入道雲

うつむくきみのこころはとけない
あいす ....
山手線に揺られていく
扉が開き
紺と白の艶やかな浴衣のひとが現れる
今時珍しい黒檀の髪がゆるや ....
ひとつの 荒野のおわりに
名前もしらない 月の花が
ほそながい 清潔な
首を さしだしていた
 ....
{引用=
***

ラ. ラメント

風、蕭々と吹くばかり/か
泣いているのかと思えば ....
セピアいろした靄のなかでは
柄物を照り返す鬼火は見えない
(ふやけたエナージーが衰退したからか) ....
薄いベールに包まれた
幻想を破って
わたしまでたどり着いたら
存在の重さに
音を上げるだろう ....
いつまでたっても治らない
あきらめて期待してを繰り返し
いつのまにか悲しみさえもいつものことにな ....
僕が2年間弱住んでいたのはアメリカの田舎町で、娯楽と言えばバーへ行って酒を飲むことくらいしかなく、車 .... 生き物は、息物です
生きるは、息るです

動物は、導仏です
動くは、侑ごくです

会話は、解和です
 ....
蚊をたたく
てのひらためらう
夕暮れ時
夕餉時までの
薄昏のとき
夕と夜の
とけあうあわい

小鳥たちよ
おやすみ

また
明日の朝
その鳴き声で
やさしい目覚めを
雨上がりの庭に 光は柔らかに落ちて
ひとつの 足跡を照らす
くっきりと
けれども静かな 陰影で ....
最悪と最高が互いに主張し合って
あたしの心をとらえて離さなくなる
このまま何処までも行ってしまい ....






ツミヲとおちんちんは、
いつも電車に乗ってやって来る。
ツミヲの ....

枯れた朝顔に巻き取られてゆく昨日

遅い昼寝から目覚めたくない

風鈴が溶かす熱

 ....
世の中って恋愛話が多いですよ、ねー。
あれですよね、恋愛というのは、合法ドラッグ・・・恋愛中という ....



短く撓んだ橋があり
歩いても歩いても
向こう側につかない
ひとつの巨きな魚の影が
 ....
共鳴する旋律、。

の奥に
ある恍惚を。



響きあう、絡みあう、

交 ....
八月が終わらなければいいと
願っていた

そのときわたしは
小学五年生で
朝顔を上手に育て ....
泉質は含塩化土類食塩泉湧出温度は摂氏45度
溶存物質はナトリウムイオンを主成分に
ストロンチウム ....




沈む地と{ルビ曲輪=くるわ}を
音は巡る
尽きぬかげろう
止まぬ流れ


 ....
それは朝陽を煌々と浴びる
蜜のような栗毛だったろうか
それとも夜のように流れる黒いたてがみ
そ ....
ぼくたちが童貞だったころ
汗で肌に張り付いた
女の子たちの制服の白いブラウスは
未踏の大陸の地 ....
抜けるような青空

蒼から白のグラデーション



見上げる僕の心も

快晴

 ....
季節のかくれんぼ
がはじまって
夏が秋をみつけた

あなたがわたしを
みつけられないまま
 ....
窓辺でセレナーデ
星が願いを叶えてくれるかな
ギターをかき鳴らし
月夜の晩に密会

一緒に ....

さらさらと
指の間からこぼれてく
砂は密かに熱を持ってた


(風があなたをさらってし ....
おとなしい人
でも親友の前ではよくしゃべる人

嫌われる人
でも好かれる事もある人

天 ....
どうして
約束を
結ぶと言うのだろう

つないだ手は
結び目のよう
雨に濡れると
もっ ....


僕らはバッティングセンターで
叫び合った
バットを持ち替えながら
グリップを握り ....
空も高くて
青いから
遠くまで出かけようと
二歩歩くと
三歩目を降ろすところに蟻がいて
踏 ....
ごめんね
許してもらうつもりはないけど
殺したくなんかなかったんだ



君は僕だから
 ....
雨が降っている
ぱあっと晴れた 海が見たかったのに

なんとなく 落ちてゆきそな
そんな心に ....
真夏の光の飛沫を避けて
ふたり木陰に逃げこんだ

あのひとの
はにかんだ笑顔

ふたりで ....


雨のなかに
すむさかなを
優しいひとくちでは
描けない
まだ


飲み干したは ....
羽根が抜けたの。と、
円形脱毛症になって言う。
髪の毛の束がハラリ落ちて。

彼女との約束は ....



いつか 夏を 見たので 夏のことを ものがたり

旅を したので 旅のことを ものが ....
真夜中。わたしはシンクの前に立つ。わたしの右手にはナイフ。左手には、先輩からいただいた、いかにも高級 ....
  抱きしめても

  ちからまかせに握っても

  それはまるで砂のように

   ....
見上げれば星屑が眩ゆすぎて
さすらえば闇が深すぎて
若いぼくらは歓喜で眠れなくて
そんな国があ ....
もういいかい
まあだだよ

目かくし鬼が
心の中で
かなしい十つを数えてる

もういい ....
 {取消=移民シーンです}。言葉狩り? 及び、愛されない?
 午後八時のニュースです。更に、昨日の ....
                  070810



意味無し芳一の日記を読んで
日記を ....


誰もいないハートの中で、
(少しずつ加速をつづける鼓動、)
世界は広いのだと、思い知らさ ....
窓を開け放し深呼吸
外は生憎の曇り空
それでも太陽が消えたわけじゃない

難しい言葉はいらな ....
揺れるものが
すきだ

ぶらんこ
はっぱ
おっぱい
おしり
ぷりん
せ ....
  若うして死をいそぎたまへる
  母上の霊前に
  本書を供へまつる

          ....
おれは行き止まりでウロウロする犬「わをん」だった
おれは花の上の辺りに三つの点々とした傷がほしかっ ....
うめくような寝言に目が覚めた
眠い目をこすりながら立ち上がって覗き込むと 奇妙な姿勢の君がいた
 ....
其の音楽は開かれたまゝ放置され
本がはばたかす羽も鉄の壁に遮られ
隣の部屋より袋の流れくる
鳥 ....
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2007年8月10日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
レモネード及川三貴自由詩607-8-10 23:53
瞳の抵抗渡 ひろこ自由詩6*07-8-10 23:50
らぶアラモード自由詩107-8-10 23:46
君のいない朝が来た理由青井 茜自由詩3*07-8-10 23:44
八月の砂及川三貴自由詩1*07-8-10 23:41
博士たちの受難池中茉莉花自由詩0*07-8-10 23:36
祭りの夜だというのに街灯はたりぽん(大...自由詩6*07-8-10 23:35
ありがとう見崎 光自由詩3*07-8-10 23:28
陽だまり北野つづみ自由詩2*07-8-10 22:46
学校に行きたくないぽえむ君自由詩0*07-8-10 22:46
とどかない夏なきむし自由詩407-8-10 21:34
朝顔市暗闇れもん自由詩007-8-10 21:17
そろもん(テントの話)みつべえ自由詩607-8-10 20:37
ラ行のラ音mizu K自由詩507-8-10 20:34
眠っていたい信天翁自由詩307-8-10 20:24
音を上げるyangja...自由詩307-8-10 20:14
母を追いかける暗闇れもん自由詩207-8-10 20:10
帰国して思ったことtibet未詩・独白107-8-10 19:36
想撮空間 「有人論」緋月 衣瑠香携帯写真+...6*07-8-10 19:34
蚊をたたく風音短歌1+*07-8-10 19:17
夕宵携帯写真+...3*07-8-10 18:56
足跡北野つづみ自由詩2*07-8-10 18:01
歌姫かのこ未詩・独白107-8-10 16:40
「 おちんちん電車。 」PULL.自由詩8*07-8-10 16:33
八月三十二日衿野果歩自由詩3*07-8-10 16:17
恋愛しにくいふるる散文(批評...7+*07-8-10 16:04
ノート(橋)木立 悟未詩・独白4+07-8-10 16:04
cold prayやまぐちふぢ...自由詩107-8-10 15:51
えいえんの夏吉田ぐんじょ...自由詩2707-8-10 15:23
温泉入浴法山田せばすち...自由詩0+07-8-10 15:05
熱とゆらぎ木立 悟自由詩307-8-10 14:52
淋しい馬石瀬琳々自由詩7*07-8-10 14:01
ぼくたちが童貞だったころ大覚アキラ自由詩807-8-10 13:23
8月10日、晴れ由希自由詩007-8-10 13:02
かくれんぼ小川 葉自由詩2+07-8-10 13:01
いとしい貴方ペポパンプ自由詩3*07-8-10 12:45
創書日和「砂」ゆうと短歌1*07-8-10 12:14
二条 敬未詩・独白007-8-10 12:11
約束ふるる自由詩15*07-8-10 12:09
■■■   白いスカート on 白い自転車   ■■■じゃんじゃっ...自由詩307-8-10 11:12
このような世界水町綜助自由詩707-8-10 10:20
僕と作り上げた僕唏羅自由詩007-8-10 9:47
函館の朝池中茉莉花自由詩3*07-8-10 9:26
木陰風音携帯写真+...107-8-10 9:18
夏しずく千波 一也自由詩12*07-8-10 8:52
グッバイマイワールド。菊池ナントカ自由詩007-8-10 7:32
かげろうと檜の木笠モーヌ。自由詩13*07-8-10 7:22
白桃uminek...自由詩3*07-8-10 7:00
創書日和「砂」  それはまるで砂のように逢坂桜自由詩3*07-8-10 6:42
きみの国を探しているyo-yo自由詩12*07-8-10 6:14
かくれんぼuminek...自由詩3*07-8-10 5:47
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日記帳あおば自由詩6*07-8-10 5:38
八月の憂鬱哀詩自由詩0*07-8-10 4:56
たとえばこんな朝がある快晴自由詩2*07-8-10 4:49
ゆれるshu自由詩1307-8-10 2:56
『草木塔』序文A-29未詩・独白1*07-8-10 1:19
ゼロの射程狩心自由詩3*07-8-10 0:29
シグマの夢楠木理沙自由詩307-8-10 0:18
幽閉蘆琴自由詩107-8-10 0:09

加筆訂正:
灼熱の盆帰り/atsuchan69[19:40]
或いは、神秘を巡って果てしなくつづく妄想と→或いは、神秘を巡って果てしなくつづく幻影と
60rows, 1.03sec.