初めてこの道を通ったとき
小さな花が咲いていることに
気がつかなかった
初めてこの道を通っ ....
こどもの頃
よくやっていたのは
梅の枝を一本切ってきて
瓶にさして風呂場に置いた
す ....
幻の昨日
消えた時間、過ぎた過去
日はまた昇り沈んでいく
進む時、今を生きる ....
寒いと駄目なことばかり考える。
嫌だなぁ あたし冬嫌いだな
君が居ないと駄目だ なんて ....
暗闇に言及したって、いつだって答えはない。
強く息を吸ったら僅かに死臭、が
ねぇ、君。
....
勇者は旅に出た
武器も無く
力も無く
仲間も無く
勇者は旅に出た
勇者はどん ....
遠き空より舞ひ落つる
雪の光を感ずれば
やはら一ひら手に取りて
心を開く花と見む
近き川 ....
はなれたい
のたうつフナの
目に咲くスイレン
薬師堂から
落ちた恋人
仏 ....
転びました
擦りむいた傷口に
くちびるの感触
夕日は沈んだし
帰らないと
さ ....
小さい頃
自転車教えてくれました・
はしの持ち方教えてくれました・
姉ちゃんとのケンカ
....
風をぐっ、と掴んで
わたしの髪が、ふうわりとクールダウン
こころもちが静かにチルアウトする
....
徴ありせば 苦しまず
父の御許に 委ねしを
我虚ろなる 魂なれば
いよよ新に 吹き荒ぶ
遠い遠い視線の先に
キラキラと煌いている
風の瞬きが視界を掠める
正体を掴み取ろうと
近 ....
僕らはまた時を数へて
夢を抱いてくただそれだけしかないよ
気が付けばそこに合ったはず ....
ごろごろ
太鼓が鳴るよ
ごろごろ
猫が鳴るよ
のどが
渇くよ
水が
....
ここに来させていただいて、
ちょうど、今日で1ヶ月になります。
なにかにすがるような想いもあ ....
朝早く目が覚める
軽やかに起き
朝のお勤め
気合入れて
時間が経つ
ゆっくり早く
ヒ ....
ハルマゲドンこねーかなー。
37歳の先輩はそういう。
こないでしょうねえー。
僕は答え ....
どん どん しゃらら
どん しゃらら
花かんざしの 揺れる音
大路を渡 ....
同じ一つのものを
別々の名前で呼んだ咎によって ....
泣いてても
だれも気づいて
くれない
今日もニュースで
心が暗くなる情報を知った
生活保護を受けられない
男性が餓死していたと
い ....
はずしたあの日から
つけてなかった
やけ食いして
飲みまくって
ごろごろして
....
寝て食べて
ちょっと甘えて
イヤなことスグに忘れる
猫の幸せ
好きなもの
陽だまり
....
静まり返った車内
キミのすすり泣く声と
ロックミュージシャンの叫び
嗚呼・・
2 ....
なにもかも終わって空をみてるだけ胸のおくから寄せてくる波
あの日から、
耳鳴りが やまないんだ
いろんな場所が、
いろんなものが、
こわくなっ ....
強くなりたい
恋なんてしなくても 愛してくれる人がいなくても
寂しいと思わ ....
雨上がりの少しだけ雲のある空に
小鳥が二羽飛んで行きました
近くの電線にすいっと止まると
あっ ....
私は産まれる時代を間違えたんだわ
僕も産まれる時代を間違えたよ
私は少し昔に生まれるべきだったの ....
キスをした。
毎日のように、
缶コーヒーと。
あなたも、
キスしてるんでしょ ....
信号待ちで立ち止まり
見上げた空に
君が名づけた雲が
浮かんでいる
小さくて
今に ....
まどろみの中で
薄れてゆく意識と
わずかに残る自覚とが
交差する
微かな論理が
無我と ....
どこまで行けば
あの頃の
私に辿り着けるのか
走っても走っても
曲がり角は見つからず
ただ真っ直ぐ ....
いつか救われますように
それまでは
闇を喰う
魔物であり続けますように
思考は止まる
必ずや止まる
故に
動く
動く
動く
思考は巡る
いつ ....
昨日の夜はカレーを作って
玉ねぎをとてもたくさんみじん切りにしたから
左手が玉ねぎくさいんだ
....
人を殺した先輩から
手紙がきた
最近流行っているそうだ
便箋には大きく
「戦車」
とだけ書 ....
シダ、acid、時計塔
福音のベルが鳴り、陽光柔らかく
私は幸福で、空腹で
ゴシック調の、威大 ....
屋上で
待ってるから
おもいっきり抱きしめて
血が出るほどくちづけて
からだじゅうを触り ....
モノクロームの記憶
あなたを待った 冬の陽だまり
夜の都市が浮かび上がるまで 何をあんなに話して ....
今地平線の向こうから
金色の髪をたなびかせた
美しい日の神が来る
虹色のベールが静かに開き
....
空が青く見えました
当たり前でしょうか?
もし空が黄色かったら・・・
もし空が虹色だっ ....
基地外扱いされた日々の歌を歌いましょう
Still基地外Untill死ぬ日
基地外ドットコム
....
一歩外に出ると眩い光に照らされる
太陽の明るい日差し
おはようの声が響きあい
人々 ....
仮想現実を飛び回る
もう一人のわたし
無機質な世界に
優しさすら感じてしまうの
....
会えないことを嘆いたとしても、
逢えたことは歎くまい
さぁ、起きて
いつまで眠るつもりなの?
孤独の海 私はひとり夜明けを待つ
....
きっと、知らない町なんだと思う
不器用に建ち並ぶ、高層マンションに隠れている
ありふれた日常だと ....
冬なのに雨が降っている
憂鬱な重さの朝には
傘を差しても跳ね返り
裾を汚して
靴に沁みる飛沫 ....
人知れず佇む冬の逃避行
都会を離れ熱冷ます
湯気のかかったおでんを肴に
焼酎水割り ....
一歩先しか見えない道を歩きながら
ぼんやりとした不安を抱えながら
後退りも出来ずに
一歩、一歩 ....
わたしのようなものならば
独りの夜は 寂しさもまた友のようなものだ
しかし何の悪戯か ....
「キスしてよ」というからした、キスのあとに
「キスしてよ」というカノジョ
まったく
今 ....
フリースタイルで
リラックスしながらラブをつぶやくとか
なんつーか、
無理
ちんこちぎれ ....
コンビニへと向かう無花果の坂道は
街灯の灯りがほとんど無いから
月の光が際立って見える
....
わたしはまだ眠ってはいなかった。それとも今 目覚めたところなのか。抗い難く眠い。こうして眠気に耐え ....
おなかがすきました
ごほうびをください
一等がんばったわたしに
ごほうびをください
あれ ....
君がはじめて家に来た日を覚えているよ。
車で迎えに行くときすごく楽しみだった
姉弟に負けて母犬の ....
本当に。本当に。…少しでいいから
あなたが抱えているその 大きな大きな ものを
あたしにも ....
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