生きている実感が薄かった時
「なぜ」ばかり追い求めていた
全力で愛する事を覚えて ....
僕ら
爪先を立てて
指先を逸らして
精一杯に恋を繋いだ
それは
今
....
雪ん子舞い散る故郷から
童子たちのまぶしい笑顔が消えた
あの頃の笑い声は
顧みることを忘れた古 ....
遺書には?と書かれている。青い線で。大きく。
遺書とはなにか自分の人生をまとめるものだったは ....
こんなに寒い夜だというのに
星空はどこか温かい
立ち止まって眺めれば
点と点は線になる
....
あなたに出逢ってから
私は雪原となっていきます
本当の私は
もうどこかに埋もれてしまって
....
古いモルタルの
アパートの二階へ続く階段を
普段どおりに駆け上がる
足音はある意味合図だろう
....
難しい。あたしは今、自分の気持ちに名前をつけられない。
「センチメンタル」、とか?まさか。そん ....
バイトしてきました
一緒に働いていたあの人が
初めは仲良くしてくれたのに
急に冷たくなりま ....
疲れた顔したあなたの前に
一杯のお茶を置く
( そこにいてほしい
( くつろいでほし ....
{引用=*四行連詩作法(木島始氏による)
1.先行四行詩の第三行目の語か句をとり、その同義語(同義 ....
きっと僕は一生このままで
きっといろんな事に手を出しては
きっといつも中途半端で
きっと飽きち ....
1
明日あたりに世界は終わるんじゃないかな、と友人が訝しげに呟く。その呟き方がいかにも生真 ....
好きですってね
ためしに言ってみたんだよ
それだのに君はさ
ありがとうって言ってさ
僕は困っ ....
なんでもかんでもわたしのてのなかに還ってこない、
立ち遅れている、最初から遠くにいるのだから、 ....
ところで きみたちは
母国語を 愛しているだろうか
もちろん わたしは
愛されているのだが
....
夜汽車に逝き遅れた
9月の憂鬱
あまたの幸せも
あり余る愛憎も
空中で結ばれ
....
舞い落ちる雪が貴女の体温を下げる
愛は儚く 掌に溶けてなくなるから
瞬く間に街を覆ったイルミ ....
善悪の徴(しるし)を見たし満月の
澄清(ちょうせい)のそら雲ひとつな ....
1.秋風の
坊主になりて
サルスベリ
1998年 ....
夏のショッピングモールは
何かの記念日のように
沢山の人で溢れかえっていた
前を歩く老 ....
丘の上で 小さく うたたね
目覚めれば
バニラ
二年前の ジャムの気持ち
きみは い ....
最近気付いたんだけど
私にはネジが一本足りないようだ
私はフツーの人が羨ましい
勉強も運動 ....
なんか、あんた
あの人と似てるね
ヤクザなのに優しい
サボテンなのに柔らかい
もしこの僕に翼があれば君の元へと飛んで行けるのに
もしこの僕に翼があれば君が悲しみにくれな ....
恋心ってフルーツににてない?
ちょっとつらくて
でも楽しい
....
投書がきた
「5時をまわっているのに
電気が点いているとは
なにごとだ」
....
第4巻 701ページ
『diamant de la nuit de clair de lune ....
銀河,m鉄道に乗った。地へ着く足は切り(E?)捨てた。
さ,r-タンと(愛te)召スMum、a. ....
チェーレ
君の長い睫毛から
真珠がこぼれる
チェーレ
あまりに無垢すぎて
僕はひとつもこぼ ....
鉛色の空には黄疸の冬陽が宙吊りになっている
丘のうえには十階建ての団地が陣どって ....
{引用=
一、この手
誰かと比べてみたならば
大きい小さいは
あるかも知れないけれど ....
死にたいとか
殺したいとか
バイバイ
全部
クダラネー
疲れたよ
考えるの
疲れたよ
....
祈っている
在天の父や 慈悲の仏に
頭が痛くなるほど
体が浮いてしまうほど
祈っている
....
メモ#1:音の分解による言語イメージ
(と或る人物へのメールより)
母音[a,i,u,e ....
{引用=街}
街は
灰色にかじかんで
遠くを見る
{引用=鳥}
丹念に編み込まれた ....
朝の新しい風が
粉雪を連れて
大地に白を吹きかけて
ささやかなあいさつをする
冬の風に蒔 ....
赤いポストをめがけて行って、
ふと視線を右にそらすとあなたがいた。
二車線の道路をはさんで、
....
俺がダライラマに会う日
澄み切った空の向こうから遠鳴りが聞こえる
ビリヤード状に突かれた宇宙天体 ....
気をつけてね。
強く、抱きしめるよ。
離すとき、とっても辛いけど。
頑張って耐えて ....
走って
走って
逃げてほしい
辛いことを耐え続けるのが
本当の勇気じゃない
....
私の側で
一緒に笑って欲しい
私を抱き締めて
やさしくキスしてほしい
でもね夢の中だ ....
あたいは
いずれ其処にうずくまってうんこする
きばりつつ
横断歩道のむこう側を見て
たち尽く ....
雨、戸、窓、
目の、瑪瑙、脳の、舌、他、多々、下、祟る、したたる、
吐、屠、窓、啼く、咎め、泣く ....
与えるべき安心感を子に与えなかった親の罪
親の責任とは何かを教えずに育ててしまった親の親の罪
....
*風*
風がどっちから吹くのかなんて
知った事じゃないよ
知った事じゃないけど
どっちか ....
いい加減にしてくれ
ロクデナシの因数分解
歯軋りを響かせる
乳化しまくった
保健室の年号 ....
笑わせるなと
悲しませるなが
神経症の文学、
白い粉で作った音楽が
三分の一の体積を
レシ ....
朝は恐ろしく
奴隷の太陽が
静寂な闇を
喰い尽くす
照らす必要も無いものまで
....
遠く 見晴らす 草原
凍える手に 情熱にほだされた 息かけ
圧倒的な 旭日は希望と共に 昇り
....
君の手が
とても冷たかったので
重ねて
すごいですね
ゆたぽんみたい
ゆたぽん?
は ....
サラサラ
サラサラ
時の流れて行く音が聞こえた
ドクドク
....
マンションの鍵を開ける
左手にぶら下げた金魚
学校の友達と
お祭りに行ったんだ
金魚すくいで ....
降水確率が
七十パーセントだとか
予報された空から
雨は得意げにやってくる
ビルとビルの隙間 ....
愛と
憎しみ
つながり
云われているほど
いまいち
ピンと こない
オレらはファミコン世代だが
それでも主流はカン蹴りだった
今じゃガキが三人寄れば
おっ始ま ....
ここから最終行までを いっきに
ロープで吊るし、
よし ブランコだ
....
勤労感謝の日の昼下がり
今年も晴れているから
散歩に行かなくてはならない
木枯らしの吹く前 ....
怒り持ち
軋む
圧されるように
極にて
歪む
締められるように
痛む
入社して三年 ....
もうすぐ狼がやってくる
山羊なんかを食う
羊羹なんかを歯の間に挟んで
山羊なんかを食う
めえ ....
何を見ようか。
何を話そうか。
キスしようか。
「修行」という言葉が胸をしめつける
もうなんにもいらない
人間としての幸福がほしい
薄皮一枚とか、よく言う(かつて言った?)が、私は愛と憎しみ無しには生きて
いく自信が無い。その境界 ....
地球には様々な花がある
すぐに散ってしまう花
すぐに枯れてしまう花
....
あたしのいちばんでいたい
けどそれはわがままだから
そう言ったキミ・
わが ....
なぁお前は
いつもさ
脅えるふりして
狡猾に狙ってる
何を
餌
多分
寝床
そし ....
かかえこまれて
光線から隠れて
鼓動の深さに滲む
羅列
虹のような破線
こ ....
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