あの娘は世界を見つけた
そこには世界が広がっていた
周りをどれだけ見渡せど
世界だけが広 ....
私の心を哀しくさせる
温かく強い光は天高く遠のき
私は切ない気分になる
....
カステラたべたい
ロールケエキを
うちでは
ばあちゃんが
カステラとよんでいたので
い ....
(それは罰でしょうか
それともただの汚辱でしょうか・・・・・・)
樹 ....
悪夢に魘され 目を覚ます
暗闇に 君をさがしても 見つかるわけもなくて
僕はイヤな汗を背中に ....
細胞すべてが気づいてしまって
指の先から砂になる
寒さの合間で魚を逃がすと
私 ....
窪んだ目と
掠れた声で
それでも
微笑んでくれた
あなたは
そうやっていつも
きっと ....
冬のすじ雲に
数羽の鳥が列をなし
横切ってゆく
あの空は海
冬の枯れ野に
数羽の雀が群 ....
いつも眠たいだけの目が
パッと開くような
あなたが放つ言葉
矢のような
熱い
冷たい
言 ....
前しか見てねえ 上しか見てねえ
12月であろうが何月であろうが
詩人は走らなければならんのだ
....
つい さっきまで
おかねを かぞえていた
手で
詩を かぞえてみたら
にそくさんもん だった ....
【第一幕】
あたしは不出来なお人形。求められるモノは貴方への絶対の従服と忠誠、そしてこのカ ....
ねぇ、どうして海が碧いのか知ってる??
それはね、空の蒼が映っているからだよ。
じゃぁ、 ....
海の音は巻貝の中に閉じ込められた夢の残滓である
それは耳の奥で息を潜める
息を
息を潜める渦巻 ....
風紋をつまみ
風紋になり
つままれ もどり
風紋に満ち
{ルビ真沙羅=ま ....
雲だらけの
空
住居 見知らぬ
住居だらけの
風景が切れて
河だった
対岸が見えない ....
「お前はヒーローじゃないんだよ。」
会社の上司によく言われる。
芋焼酎の甘美な ....
まだ、くすみのない白い記憶
断片的に刻まれるのは
何色の季節?
自分の器
お前 ....
たとえば 空に思う様 線を引くように
臭う 修正液で
東京の地図を買い込み線を引く
川崎の地図 ....
しっぽまで
あんこの詰まったたい焼きを
頭から食べると
おしりから ....
生きるのは/疲れましたと祖母が言う/空に刺さった冬の三日月
死にたいと/言えてしまう程わたしは ....
中途半端な気持ちに乾杯
緊張してお腹痛くて
5時に目が覚め
投げやりになれない
伝えたけ ....
{引用=
聞きたい声を
花束のさやぎに求め
逢いたい影を
揺れる水面にさ ....
もしもわたしが秋ならば
都会のビルや街路樹ごしに
優しくあなたに
オレンジ色の陽だまりを届けよ ....
ほらこんな風に
指と指で窓をつくる
その空間に映し出されるのは
きっといつか見た事のある
冷 ....
はじめまして。
何度も何度も推敲し
やっとのことで投稿する
嗚呼この人。
どんな ....
*
あなたには
この愛が伝わりません
ミノフスキー粒子が濃いのです
....
何だかなって空を見上げたら
雲がゆっくり流れてるだけ
僕って小さな生き物が
1人で悩んで眠れな ....
日頃からの賜物なのか
目を開けると世界が歪んでいた
待合室は込み合い
エチルの香りが
そ ....
作家、平野啓一郎氏ブログより。言葉に対する感性について、考えさせられます。
>言葉というのは ....
ある日のこと。
38歳独身である我が先輩は堂々と勇ましく宣言した。
先輩Tさん:『 ....
君の鼻と
僕の鼻が
....
生れ落ちた極東で
流れ流され漂って
辿り着ゐたは大東京
華乃都之大東京
金銀泥絵乃電飾之下
....
正午を過ぎ、 電車に乗った。
静かな その車内で、腰かけていると、
ときに、いろんな ....
殺してくれ俺を
殺してくれこの曖昧な存在
殺してくれ俺を
殺してくれこの曖昧な生き物
何がし ....
青空に鉄塔高くそびえたり
ワイン色の暁の空に酔いしれて
虹の橋渡って会いに行きた ....
午前四時のバックシート
湾岸線を下ってゆく
両親に会話はなくて
タイヤが高架の継ぎ ....
君を想っている
君を感じている
君は僕が生まれてきた時
どこかに落としてきてしまった
....
繰り返される季節の
永遠を想う冬の朝
一面の土が白く広がる大地は
きららきららと光から音を奏で ....
ジム君流悪魔の辞典「自民党」
日本において
真の自由と民主主義の大儀を国民が本当に理 ....
白光の
南中から 射し込む
瑠璃の
響きなお 幻惑の色彩 立ち込め
天空に瑠璃の宮
そ ....
雪が天命を授く様に
空よりの言の葉を乗せ落ちる
拾い集める結晶の断片を
つなぎ合わせて見 ....
空吠えはするが一向に牙を立てない闘犬
前足を上げるだけで慎ましやかな老後を保障された象
....
嘔吐感はしる
千里の
おやすみなさい
矢の雨の
尖った星の角
小さい女
納屋
....
(Peek"824545201": High-Collar-Acid to 13 ....
右から左へ
鐘の音
茶を啜って
饅頭を食う
机の硯
壁の穴
軒下の猿に
犬が飛びつ ....
バイバイさようなら
空に浮かぶそれは見えなくなっていたよ
少し前の自分
何か ....
例えば僕がね、もしかしたら明日死んじゃうかもしれない
そんな事言わないで下さいよ
....
いちご畑 いたずら
三叉フォークの先の林檎
哀しげなスキタイの羊
うずまき腸の迷路を抜けて ....
見ろ
出たぞ
教条主義者だ
犬にお手を教えたら
ぶっ殺される時代が来た
血管詰まっ ....
あなた、ずいぶん変な格好をしてるのね
色のついたメガネを
外してよ
....
男の人って何で女心がわからないの?
むしろ女の人は男心を理解しようと努力するのに
何で男の人は努 ....
あ って思ったときには
みんなそろってるのに
あ って思った途端に
みんな居なくなってたり ....
天使の子供が羽を織る
世の中天使があぶれすぎ
予備の羽も足りなくなった
トンテントンテン ....
あるいはそれは、偶然だったのかもしれない。
あるいはそれは、必然だったのかもしれない。
あるいは ....
夜空
風を蹴り
雲を渡る
星を薙いで
時を越え
思い出を抱いて
届けた先に
何 ....
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