灰皿のタバコは
同じカッコで折れている
曇り空は見上げたりもするけれど
雨空を見上げないの ....
俺はコーナーを曲がりきれない
俺はコーナーを曲がりきれないでいる
第三コーナーから第四コ ....
へへ
今日も来ちゃいました
れもんさん
もう 朝からチャックが閉まらなくて へへ
どかよろし ....
とおく 君のもとへと
とおく ちかく とどかない 声
とおく とおく
彼方から の 光は
鈍 ....
わびしい丘はひだのはずれから
パノラマもなくプロムナードを伸ばしています
....
雨が降り続く秋の中で
公園のベンチは
誰も腰かけないまま
しっとりと濡れてゆく
何もない無の ....
ギャーと言えば
ギャー
ギャーと言え
ギャー
ギャーギャー
うるさい蛙の声に
....
きみはキリン
別に首が長いわけでもないけどさ
肩甲骨の辺りがキリン
きみはキリン
....
赤橙
赤橙黄
....
先日深夜のテレビでロックフェスのLIVEを観た
したら何かみんな長髪でグラサンかけて皮のパンツはい ....
風が吹いたら草が笑った
草が笑って悲しくなった
今日来た手紙の文字がぼやけて見えたのは
....
人生ばら色の花を
咲かせましょう
咳を一つしましょう
人の気持ちを感じましょう
ほとばし ....
雨上がり
{ルビ水溜=みずたま}りには
哀しい顔が浮かんでる
ひょい と飛び越え
....
水輪くるくる廻す
小春のきまぐれ
金粉は乱射を
泳ぎきり
ヒバリの墜落に
透明を繋 ....
僕の恋人は
怠け者で自由奔放
色白で柔らかくて
瞳が蒼いんだ
笑うと目を細め ....
私のなにもかもをお見通しという顔をする君
でも
私の一体なにを知っているの?
君が ....
その平行線は
すでに交わっているかのようで
お昼のあまい空気も
ゆっくり笑って降りてるようで
....
雨の日は車走らせ
竹崎の港近くに
暮らす人に
会いに行きたい
有明の海の色が
変わる岬 ....
さようならみぎては君の奴隷でした繋いだはずの手錠は無くても
さようなら僕のちゅうしんに君がいて ....
薄曇りの空は
上から私を見つめるが何も語らぬ
道端の花は
小さくひそやかに咲いている
緑は影 ....
夕暮れの町をポストに向かって歩いてく
人気ない目抜き通りへの道
工場の白い壁も
道路の白線も
....
今日、わたしはお腹がすきました
いつもよりも、少し早い時間に
前のときは、いつまでも食べる ....
銀色の風が
大地を鳴らしながら
通り過ぎてゆく
その音は
眠っていた自分の何かを
覚ま ....
2人で どこか遠くへ行こう
誰にも言わずに
2人で どこか遠くへ行こう
誰にも知られ ....
僕の隣りは空いてます。
振り返った道には、
風と、
空と、
時間が、
流れていた。
(はやく耳をふさいで。あれは死人の戯れ唄―。)
寒々しい空は、睨むごと暗さを増して、
空 ....
寝つきはひどくいい。
睡魔がやってきて、まだおきていたい私を
むりやりひきずりたおしにくるみたい ....
僕はどこにも行けずここにいる
別に鉄格子があるとか高い壁があるとか
そういうへんてこりんな状況下 ....
料理をするとき君は
良く歌を歌っているね
とんとんと小刻みに聞こえる包丁
ぐつぐつと煮えて ....
真夜中
雨の音で目覚めた
まだ家にはカーテンがないから
部屋の中は
....
深く透き通るマリンブルー
淋しいとき 悲しいとき
涙はどこへ行くのでしょうか
海の奥底に沈んで ....
わたしたちの
夜の
「わたしたちは
夜のアスファルトに
アルコールの溜息 ....
毬栗が黄緑色に膨らんで
山の稜線を彩つてゐる
棘の一本一本は張りつめても
....
幾億の刃の葬列
それが彼の命を略奪した
彼に縋らん ....
電気をつける前に、浴槽にはカメがいた
あおじろい水、むっとする匂い
消しましたが、
....
この世界 沢山の人の中から
あたしを見つけてくれて
ほんとうに ありがとう
それまで知らな ....
何にも悲しくないよ
そりゃこんだけ生きてりゃ
つらいことなんてたくさんあるし
毎日に疲 ....
秋の日のひかりあかるき白肌の若木のごとき人のわらへり
街灯ともる裏通りを一人で歩けば
時折窓越しに明かりが灯る部屋がある
それぞれの生き様 ....
時は来たれり
椅子に縛らるる義務から
時は至れり
放たるる その時へと
見るが良い
若 ....
貴方は私を羨ましいと言う
けれど、私は本当に空っぽの人間
普通に成らない様にするのではなく、 ....
どんなときでも
泣きませんでした
そうしたら
涙はどんどん凝固して
とても立ち上がれないほど ....
きらきらと
最後の光を放ち
優しい太陽が
落ちていく
にこにこ
にこにこ
笑顔の人々を映 ....
この雨で
なにかが流れてしまえばいいと思う
あと4時間眠った後に
嘘のように晴れないかなと ....
もうすぐ 雨が降るよ
雲の香りがする
風が未来を運んできてくれる
先のことなんて ....
なまえもしらない
ちいさな
むらさきいろのはな
あしをとめて
そっとてをのばしてみる
....
ごめんネ
単純きわまりないんです。
一瞬にして世界を変えるのは
核兵器よりも
弾道ミサイ ....
汚れた言葉
かき集めて
この夜空に
放てば
汚れた言葉
よく噛んで
....
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