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ふとした隙に これが現実だと崩れ去るのは
トランプの ....
お天気がよいから
ぼんやりと
窓の外を眺めていたら
あれが伊豆の大島だと
若い人が
....
くねる影まで あたたかい空気にもたれるので
削りきれない岩のとがりも 無力だと思うことはある
天 ....
こいをしらないかたつむりのおんなは
あいすることをしっていたかのじょを
ただひとつわからないとお ....
日常の規則正しい生活や
心が乱れて疲れてしまった時
詩の泉を求めて
旅に出る
詩の泉は
....
駅前で兄を探していたら
母と会った
隣に父がいた
移動の最中だった
兄の居場所を尋ね ....
世代の昂奮は去った。ランベルト正積方位図法のなかでわたしは感覚する。
とうとう『楽章』ま ....
自己満足の
偽善に過ぎず
自分の喜びの為に
人を利用する
夜を泣き明かし
誰もいないこ ....
カメオ細工の月
地平に凍てつく時
追って
捜して
ススキの陰に
今宵月 ....
とても広い湖の
至るところにブイが浮かび
竹を編んだ丸いものが
そっと押されて岸を離れる
竹 ....
街の灯りよりも
明るい月の夜
かぐや姫さえ、驚くほどに光る月
私は泣き言はいわない。
私は、泣き言のかわりに、食べる。眠る。働く。
それで、満足してしまう私の ....
淡い彗星到来
さわりぞら
沖網に掛かる
幾千の廃絶が決心を垂らす
鉱石の連鎖
....
波動 生命をふりまいたのさ
閃光 闇崩し輝いたのさ
泥棒 罪と罰を与えたのさ
瞬間 永 ....
とめどなく流れる涙
痛む手首
私は混乱していた
何も分からない
い ....
やわらかな枝を手折る途中で
雨雲をみた
止まり木をなくしてしまえば
よけいなうたを ....
温度 もう冷たくはならないよ
情熱 ずっと愛していたんだよ
水色 あの日の海を思ったよ
....
ようやく咲いた雲も
やけににぎやかな空に
こころもち
埋まってしまって
夏の面子からは
す ....
僕は
あの木のてっぺんに上りたい、と
あこがれてみただけだよ
幹にふれて
枝をみあげて
....
そしてオレは
其処から脱け出すために
時間をかけて 翼を造ったのだ
羽毛のかわりに ....
ベットの端と端に座って背を向け合う、
そんな10月の朝もある。
裸のままで、頭にバカでかいヘ ....
少し深い森を抜けると小屋が一つある
表札は流れた月日を感じさせる
窓枠から屋根に向かい草木の蔓が ....
ディープ・グリーンの森の木々が、葉むらが、
初秋の風にさざめいて、
柔らかな波形の流れに乗って
....
嵐の去ったその森は
かろうじて残った者たちが起き上がり
皆で互いを確認しあい
それぞれがその生 ....
増大する人の世の悪徳に疲弊している私の
両翼は とうに抜け落ち
背中は
巨大な浮腫によ ....
さみしいと
寄り添うくせがあるので
いつも
ポケットにウサギ
鼻先を
ちょこんと出して ....
ポツポツと 屋根に落つるる 雨の音 癒しの旋律 奏でたりける
雨音に 恋のメロディー 乗せてみ ....
心の中で呟いてみる
それは音にならない
透明な言葉
だのに君は振り向いて
どうしたのと聞いた
僕 ....
何も見えない闇の中
手さぐりで 愛のカケラ探す
もう 形取ることのない 破片
....
職場の先輩が
強気な部下のOLに牙を向かれ
いじけてた
この日、日誌の僕は
書類 ....
笹薮の中の
一輪の百合よ
かぐはしくも
夢幻のやうにともつてゐる
白い灯よ ....
あの娘は苺
毒苺
あの娘の母も
毒苺
あの娘の娘も
毒苺
毒はどんどん強くな ....
貴方が愛されて
泣いてしまう夜を
時々知っている
涙を落とす
貴方たちよ
....
インドの大公のように
象に乗り、虎を狩りにゆこう
長い槍と弓矢を持ち
従者たちをひきつれて
....
くすむ孤児院の支柱誰かである時間
鉄吹雪やんでくれ動悸がとまらない
かんむり授かる牙 ま ....
+
雨のような音がしていた
始終ずっと
雨のような音がしていた
よくよく考え ....
願いをかけてみる
ほんの少しの祈りをこめて
届かなくていい
気付かなくていい
ただ笑ってくれ ....
目覚まし時計の電池を抜いて
針を止めてはみたものの
時間が止まるわけでは無くて
時間が戻 ....
あの頃あたしは
モンパルナスの小さなアパートで
クローディアと一緒に暮らしていた。
暮 ....
今宵十五夜の月を
楽しみにしておりましたのに
朝から硝子窓を濡らす雨は
一向に止む気配を ....
空の上からぽっかりと
僕達を見下ろす月がある
夜の宴か満月か
地上に湧き立つ生命の ....
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夢なんて なくてもいい
だから終わりを失わないで
....
お昼休憩中に/雑記
折れ曲がったストローを直 ....
夜の信号
青緑
一台も通らない国道
やがて
赤に変わり
青になり
また赤にな ....
恐れは詩、死、しかも刺、思。
屍骸
エシュロン
乖離
黙示録
a: 肉体的な関係
....
君を愛することに理由なんて要るの?
僕が君を誰よりも好きってことで十分じゃない
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