きたないワタシ
きたないアナタ
きたないニンゲン
キレイなせかい
腕を組んで歩こう,あなたと
腕を組んで歩きたいのだ,あなたと
明日は,この体を銃弾が通り抜けるか ....
未来の自分に会いたいか?
それとも
過去の自分に会いたいか?
とにかく
徒に考えを消費するよ ....
コトバを
おく
とりさる
あおじろい竹ざさが
はこばれてくる
ワタシは
問う ....
{引用=明け透けな 夜の温度を 手ではかり}
*
{引用=
きょねんのわたしが
さく ....
久しぶりに良く晴れた朝
緩やかなカーブを描く坂道をゆく
気がつけば
坂の中腹あたりだろうか ....
飛砂を焼こうと
たどり着く海岸で
瞼を閉じたときに
ひらく{ルビ瞳=アイリス}
あ ....
月残る空 捨てられない孤高の魂
泳ぎきれないと溺れて沈むだけだ
....
一握の砂が手から溢れ、砂塵となり空を駆ける
遥か遠く、アジアの何処かで沈んでいた砂が風に乗り日 ....
光
影
2つの要素
闇は消えず、光もまた消えず
人は闇を無くす為に一生を注ぎ ....
また
おちた
おちていった
無数の鐙骨、仏の門
歯抜けたおと
悔い改めようにも
祈る ....
ちわちわ
きみの髪は
自由な方角に
くるくる跳ねていて
すべての
春の出来事を
指差 ....
たべかけのくっきいに
ゆうひのはがた
これは いったいぜんたい
こんせいきさいだいの ....
知り合いに
有り得ないほど美人でスタイル抜群の
そして
有り得ないほど詩が下手な女性がいて
....
私は円周率のような人間でありたい
3.141592653589793238462…って
キリがな ....
15の春に殺意、ですか。。どうだかなあ。
ボクらが思うよりずっとずっと。10代の世界はすすんでい ....
夕焼けに
うす紫に染まった
ほほにひとすじ
熱いものが流れて
小さな手のひらで顔をおおう
....
尻は大抵割れているが
割れなかった尻は星になる
ホワイトホールとかブラックホールと呼ばれるものは ....
ぼくは詩人
なぴく風も風
吹き荒れる風もまた風
今日もまた
朝の散歩をしていると ....
午後の視界を横切る
さざ波にもよく似た面影の人
もうすっかり冷めて
固くなってしまった時間 ....
このバケツにはなぁ、宇宙が詰まっているんだ
なんて突然
途方もないことを言い出した父
何故 ....
穏やかで風もやさしい日曜の午後
予定もなくて
気持ちも安らか
まだ開かぬ未来へ ....
せかいはつまらないと
きみは言うけれど よく考えてみて
せかいはなぞだらけなんだ
たとえば ....
社長さんの隣に座って
可愛がってもらった
高学歴の善人と
お花見パーティーをした
....
今日のアサ
ボクは
コドクを食べて
ヒトリを飲んだ
ブラウン管に映る
キョウキを目にしなが ....
遠くで雷鳴の音
携帯電話の非通知記録
夜来の雨
不確かな不穏
不 ....
そこにひとつの「o」が
存在する時
輝く不在が
痛みとなって主張し始める
通過されない「o」 ....
絶叫する空
描かれている発光する夕暮れの子宮の瞬き。
手を振る少女は、
鮮血の銀河を潤すために ....
女はいさましかった。
細身の体に、いつも小さなきいろのピアスをしていた。
花がとても好きだった。 ....
言葉の中にいろいろと隠すのが得意だった僕を
何かとおそれていたあの人の まなざし
少しだ ....
夜が静かに震えて
雨が残した雫の音を
途切れ途切れに数えていた
置いてきたものとか
残し ....
触りたかった
風景を
朧に
格納した
ひとつ風鈴がなる
ベイビー
俺の右腕の曲線は
夜中の海より気持ちいい
そうくっつくな
急かすなよ
さっきハン ....
そこは空き地だった
人影もない
空気の抜けたタイヤが積まれていた
交差点の信号機の
....
雨の降る夜は凶暴になる
叫びは声を失くしていき身体は揺れる
昔からそうだった ....
あたたかさは痛み
つめたさは痛み
肉のためではなく
風のためだけに用意さ ....
1/∞(無限大分の1)は零ではない。脳から食道を見下ろしている奴が、いつもそんなわ ....
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