紫の薔薇が咲いている

私の手の中で

薄い花弁は紙で

雨に濡れたら

萎れてしま ....
「かえして、ねえかえしてよ、あたしの世界。」
ばらばらになったのは、
あの日、
窓から自分の身 ....


歌をうたう

今の僕を歌う



今出来る限りの

全ての力で歌う


 ....
何故?と
問える事

その日
生まれてくる
いのちのために
地球は
美しい嘘を吐き続ける
口吸えば愛は永久にと君は言ひ嘘の眼差し思ひつく間に


タバコ消し苛つく仕草あざとくて値踏みさ ....
覚えていること
今日覚えていること

財布の整理をしたこと
アロエの葉っぱの伸びように驚いた ....

 ぎたあたりのガードレールに腰を下ろした。
  クルックー クルックー
 コンビニ。ラーメ ....

水 水

溢れすぎるから

あかんべー

誰もがみな
道の途中だった
そして誰もがみな
人に気づかれることなく歩いていた
人に見られて ....
クジを引いて、中をみたとき消えるもの
花が咲いて、そのとき消えるもの
求めて求めてやっと辿り着い ....
■最初の千文字 Enduring

当時、吉園省では煙草師がまだ数人生存していた。
煙草を吸う ....
「密室か」
「ドアノブが壊されていてびくともしない」
「窓は?」
「ひとつも。ドアの覗き窓から ....
「凶器は?」
「ない」
「ふーん、目撃者は?」
「一人もいない」
「ちっ、死因は?」
「仏 ....
波の音が静かな夜 浜辺で
一人の男が死に絶えた
穏やかな顔をしたきれいな女が 
ゆっくりナイフ ....


あじさいの花の名前を教えてもらい

それから漢字では紫陽花と書くのだとまるでせかい ....
あなたに未だほんの少し

慈しむ、心があるなら

どうかその指で

私を手折って

 ....
背中あわせに立って あるきはじめた 
ふりむきざまに 撃ちあうこともなく
ふたたびは相まみえるは ....
放課後
自転車置き場の
あのトタン屋根のしたで
さち子は
昨日のことをふり払うように
歌っ ....
「これあげるよ」
図書館の庭で偶然出会った少年
名前は最後までわからなかった
夏休みはほぼ毎日 ....
無地のワンピースを着て
濃いめのカルピスを作った午後
汗の珠を額につくり
夏のにおいを、すこし ....
体をくねくねさせて遊ぼう
専門家はそれをダンスだという
或いはそれはダンスではないという
 ....
そうだ。あの空々しい夜明けの日
あのひとがわたしを呼んだ
わたしはかのこだった。

今ここに ....
もう、君には触れられない・・・
僕の手は穢れてしまったから。

辛くて、苦しくて、逃げたくても ....
告白はしきれない!
言葉に焦がれる。
書いても書いても書ききれないし
読んでも読んでも追いつけ ....
本棚のくもの巣が光った。
午後の朝焼けはきれいだ。
いつまでも沈まない湖畔はきれいだ。
台所の ....
それはそうと、それは相当 或いはまたは
答えを求めるなんて容易い
多分ね

煙草を吸いかけて ....
ほほ、
雨上りの風が、
ほほをなぜてゆく
にわか雨の詩人は、
詩を吐いてまっかっか
死んじ ....
いつもいつもいつもいつも

いつも

犯した過ちの記憶を愛でて

断罪の刻を待ち焦がれな ....

愛されるということは

やはり気持ちのいいことで

だからあなたが私のことを

愛し ....
赤き発疹の星座が
麗しき額にきらめく
まだ若き神は
近所の中学校の陸上競技の選手で
夕暮れ
 ....
穴のあいたナイキをつっかけて
オンボロの自転車にまたがって
BGMは耳元を通り過ぎる風の音
駅 ....
私は怖い
おまえを失うのが怖い
なによりも大切なおまえを失うのが怖い
おまえを失うことを想像し ....
神様が創ったからくり時計
人間を鋼索しこさえた鎖と
プレスされた平たく硬い歯車が動力

地球 ....
デート
お天気良好
あなたに会いたかったはずなのに
それは思い込みだったかな
わたしはご機嫌 ....

お昼時の込んだ食堂で
ヒロシ君、と呼べば
3人は振り返る


ヒロシ君はクラスの中に2 ....
チリン

チリンリン

チチリン

チリンリン ラン

ラランラン

チリンランウタウタウ

男はふと時計を見た
まじまじと時計を見たことはなかったが
見れば見るほど
時計は自分に似て ....

 不確かな世界で死んだ振りの上手な彼女
 笑い転げた青い日々の残骸
 抱き寄せた透明な腕がひ ....

ゆうらんせん に
ぼろぼろ つめあわされた

ちの かたまった
けあな が すっているの ....

壁の向こう側を
幻視する

真夜中の花火

身体は溶け出して
分解される

空中 ....

先日気づいたのですが僕にはクチバシがありません。
羽も少々不足です。
今にして思えば生ま ....
懐かしむおもいは空を仰ぐのに似ていて
「どうしようもないこと」の
「どうしようもなさ」の強力さに ....
手をのばしかけてやめた
あの日の、すこし歪んだ夕方を
ねんどをこねるようにまるめて
食べた
 ....
ある日
自動ドアの前に立ったら

開かなかった

押しても引いても
やっぱり開かなかった ....
君が見つめてくれたその言葉。

僕が君に捧げる君だけへの言葉。

互いを互いが認識するためだ ....
耳の中が何も聞こえなくなった
其れは空が落ちてくるようで
雲を越えたようだった

ポロメリア ....
「なぁ、萩原、そんなに落ち込むことないって
他人なんか気にするな。お前のこと分かってないんだよ
 ....


石がコロコロ

転がり落ちた

落ちた所はもちろん地面




もちろん? ....
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2005年7月6日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
紫の薔薇蒼木りん未詩・独白205-7-6 23:34
こころみるか自由詩16*05-7-6 23:33
【う】・・『うた』toto自由詩005-7-6 23:26
贅沢043BLU...自由詩005-7-6 23:15
角田寿星自由詩605-7-6 23:14
新宿 (愛の街角) 第ニ章恋月 ぴの短歌2*05-7-6 23:11
祈り石川和広自由詩10*05-7-6 22:38
ジジhayasa...自由詩305-7-6 21:48
水 水汰介未詩・独白105-7-6 21:31
道の途中岡部淳太郎自由詩11*05-7-6 21:31
半分消えるヤギ自由詩9*05-7-6 21:26
不連続小説 『煙道 1』クリ散文(批評...2*05-7-6 20:52
寓話 密室殺人散文(批評...3*05-7-6 20:42
寓話 完全犯罪散文(批評...4*05-7-6 20:41
シ———————。ヒビノナコナ自由詩2*05-7-6 20:18
印旛沼サイレンス馬野ミキ自由詩905-7-6 20:09
ガランドウシギ自由詩105-7-6 20:03
そろもん(試練の話)みつべえ自由詩605-7-6 19:43
さち子、痛いのかなりや自由詩3*05-7-6 19:23
オレンジジュースチアーヌ自由詩305-7-6 19:05
プレシャスかのこ自由詩405-7-6 18:59
くねくね馬野ミキ散文(批評...705-7-6 18:54
「かのこ」とアイデンティティかのこ自由詩205-7-6 18:23
罪と罰 兎乃 しずる自由詩105-7-6 17:45
言葉に焦がれる。かのこ未詩・独白105-7-6 17:39
世界中の今時刻チャオ自由詩2*05-7-6 17:23
拉致ランチ無知アコ自由詩1*05-7-6 15:29
黙葬の誕生日(もくそうのたんじょうび)こしごえ自由詩11*05-7-6 15:09
『懺悔』しろいぬ自由詩2*05-7-6 14:50
理由も そうじゃなくても蜜 花自由詩3*05-7-6 14:33
夜ごと穢される神The Bo...自由詩1*05-7-6 14:02
風になる大覚アキラ自由詩205-7-6 12:08
からっぽの世界自由詩105-7-6 12:07
地球の動力kw自由詩305-7-6 10:13
切り捨て御免チアーヌ自由詩905-7-6 9:56
ヒロシ君大西 チハル自由詩14*05-7-6 9:42
風鈴こしごえ携帯写真+...2*05-7-6 8:54
七人の男(時計を見る男)たもつ自由詩1405-7-6 8:37
恋愛シミュレーションりぃ自由詩105-7-6 7:53
ちにく砂木自由詩9*05-7-6 7:20
追憶佐藤伊織自由詩2*05-7-6 4:40
どうやらやなし未詩・独白105-7-6 4:05
道をゆく八月のさかな自由詩205-7-6 3:43
おもいでは、いつも、きれいだけど自由詩905-7-6 3:31
自動ドアのことベンジャミン自由詩9*05-7-6 2:29
愛言葉flame自由詩1*05-7-6 1:23
ポロメリア*くろいうさ...自由詩205-7-6 1:00
寓話 親友クリ未詩・独白205-7-6 0:50
【い】・・『石がコロコロ』toto自由詩105-7-6 0:39

加筆訂正:
祈り/石川和広[23:36]
タイトル修正
祈り/石川和広[23:34]
タイトル修正
祈り/石川和広[23:25]
タイトル修正
祈り/石川和広[23:01]
付記
天の川に架かる橋の上で/服部 剛[01:12]
「天の川に架けられた橋の上で」途中一部書き直しました。
49rows, 1.08sec.